12月24日
(朝食前)
朝起きて、居室から出ると、外が真っ白で眩しいくらいの雪でいっぱいで、ホワイトクリスマスイブに、お餅つきにと、今日はなんて贅沢な1日なんだと、早く1日が始まらないかなとワクワクしています。
昨日は、永禮さんとやよいちゃんたちと一緒に落ち葉集めに行かせてもらって、その時間がとてもあっという間で充実していました。
わたしは、雪の積もった落ち葉を集めるのではないかと、ドキドキしていたのですが、大井が丘は雪も降っておらず、走って動いていると寒くもないければ暑くもない、落ち葉集めには最適な気温で、みんなと無心で落ち葉をかき集められました。
最初に向かった大井が丘のとある場所では、毎年なのはなが落ち葉集めに来ることを知って、地域の方が、ダンプの荷台が半分以上にもなる落ち葉の山を、あらかじめ作ってくださっていました。とてもありがたかったし、わたしたちの落ち葉集めに対する気合も、パワーアップしました。
宝の山をダンプに積み終えて、今度は永禮さんがダンプをゆっくり走らせて下さって、移動しながら道の端や側溝に溜まった落ち葉を集めていきました。
竹ぼうきとじょれんと熊手を持つ人、ダンプの荷台に乗ってテミを受け取る人がそれぞれ一人ずつと、そのほか4人はテミで落ち葉を集めるという役割分担で進めていき、わたしは主にテミを相方に動いていたのですが、ダンプの荷台でテミを受け取ってくれるみんなが、いつも、それが誰になっても「はい」「はい」と笑顔で受け取ってくれて、それがとっても嬉しかったなと思います。
みんなと落ち葉を集めながら進んでいくと、気が付けばもう残り15分。ダンプの中に9割ほど落ち葉が詰まっています。さぁ、ダンプ満タンに落ち葉を集めて帰るぞ! とラストスパートで、永禮さんも運転席を離れて、熊手とテミで参戦してくださいました。
そしてタイムリミット! ダンプの荷台を見ると、あおり板の上に落ち葉の山の頂点が見えます。
目標達成に、みんなの笑顔がキラキラ輝いていて、わたしもとっても嬉しかったし、わたしはカメラマンをしていたのですが、いつ、どこを撮ってもみんながいきいきしていてとっても楽しそうで、みんなの表情がとっても良くて、やっぱり、なのはなは永禮さんが言う通り、楽園、ユートピアだなと思いました。
さきちゃんとまりのちゃんが車を取りに戻っている間、やよいちゃんとみんなと一緒に、その少し先の道も歩いて、待っている間、寒くならないように、散歩をしました。
その時に、
「ダンプより先に進んで落ち葉を集めていたら、永禮さんがダンプを移動させて、テミを受け取りに来てくださって、なんだかお嬢様になってしまったみたいだね」
と話していて、でも、お嬢様だけど、集めているのも持っているのも、ほしいものも落ち葉なんだよなぁと思うと、どこまでもなのはなで、和やかで、柔らかくて、本当に、人工的なビューティフルを目指す必要も憧れる必要もないんだなと改めて感じて、今いる場所が幸せに思えたなと思います。
今度行くときもまた、しっかり綺麗にしてきます。それと、とっても素敵なアイデアが思いついたので、まだ誰にも内緒ですが、誰か誘って、一緒に計画実行したいなと思います。