「どんな運命になっても」 えみ

12月22日

 コンサートが終わり、穏やかな日常の空気が戻ってきて、今は何だか不思議な感じがします。でも、同じ日常でも心の中にずっと暖かい気持ちが残っているというか、みんなの中にいられることが、本当に幸せだなと思う気持ちで満たされているのを感じます。
 
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 最近、毎日午後の初めにハウスミーティングがあって、30分みんなと話せる時間がありがたくて嬉しいです。この時間を通して、単に人とオープンに話をできるようになるというのもあるけれど、自分のできていないところや課題に思っているところなど、今の自分の現状を言葉にしてみんなに聞いてもらうことで、自分の中で感じていることが自然と整理されていくなと感じていて、今の自分にとって、すごく大切な時間だなと思います。

 今までは自分の出来ていないところを人に知られるのが怖い気持ちがどこかあって、自分のことを話すことに抵抗があったけれど、実際話してみると周りのみんなも共感してくれたり、他の子の話も共感できるものが多くて、安心したり、自分のことをより客観的に見られるなとも思います。
  
 週に1回夕方の時間には、今までのようにお父さんに質問の答えを聞かせてもらえる時間もあって、この間も、しばらく自分の中でもやもやしていたことを、お父さんに質問させていただいたことで心がすっと楽になりました。
 コンサートも終わり、試験の日が日に日に近づいてきている今、今年受かっても受からなくてもどちらでも大丈夫、その前提はいつもあっても、どうしても、すぐ後ろにある、ぽっかりとした大きな不安があって、それにどう向き合ったらいいのかということを質問させてもらいました。その時に、お父さんは、「運命は、最初から決まっているから、ただ、それに従うだけなんだよ」と話してくださりました。だから、受かるべき時には受かるし、そうでない時には受からない。それ以上も以下もないんだ。

 それを聞いて、ほっと救われるような気持ちになって、色んな雑念が取れていくのを感じました。今はとにかく目の前のことに集中して、どんな運命になっても、それを信じて、喜んで受け取りたいし、先を見て焦り過ぎず、でも自分に甘えずに、これからの毎日を過ごしていきたいです。

 短いですが提出します。
 読んでくださりありがとうございました。