12月22日(木)「冬本番。白菜を守る! & たいち君のバースデー」

12月22日のなのはな

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 冬野菜の王道、白菜。この冬は山畑の一面で全4弾に分けて、約1600玉の白菜を育てています。9月終盤に植え付けた、第1弾の白菜はすでに収穫が始まっていて、寒い冬には嬉しい、熱々のお鍋などで食卓でも大活躍です。

 今年の冬は、特に12月に入ってからの寒さが例年になく厳しいように感じます。
 ここ毎朝も、起きると窓の外が白い世界に包まれています。
 第2弾の白菜の収穫時期がそろそろ迫っているなか、ここまで何度も霜が降りていたら、低温だと、白菜たちも寒いかなと思いました。生育も少し緩やかに感じます。
「白菜縛りをしよう」
 担当者の子と話し合って、白菜縛りを試みることにしました。

 

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 白菜を縛るには、2つの目的があります。
 1つは、寒さ対策。外葉で内側の葉を覆うことで、細胞内の水が凍ったり溶けたりして葉が枯れてしまうことを防ぎます。外葉を利用して、内側の玉を守ってあげるのです。
 2つ目は、葉が締まった白菜にすること。内側から成長しようとする白菜を押さえ込むように縛ることで、内へ内へと葉が締まって、中身がぎゅっと締まった白菜になります。
 主には、寒さ対策が1番の目的です。

 少し久しぶりの作業だったので、事前に白菜農家さんの動画をみて、イメージを膨らませてから作業に取りかかりました。
 広がる外葉をかき集めて、軽く膝も使って押さえながら、白菜のなるべく上部を縛っていきました。縛りが緩くなってしまったら、せっかく覆った葉が広がり、結球部分に霜が降りてしまい縛った意味がなくなってしまいます。外葉は収穫時にむくので、なるべくギュッと強く縛ることを心がけました。
 縛られた白菜は、それまで葉が広がっていた状態から、見た目がまん丸になって、それが畝一列にコロンと並んでいると可愛らしく感じました。1玉1玉にコートを着せてあげているような気持ちで、白菜が可愛いなと思いました。

 

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 この日はここ最近の中では気温が高くて、天気もよく、空の青と白菜の緑のコントラストが美しく、写真を撮っていると、何枚をシャッターを押してしまいたくなるような景色が畑に広がっていました。

 3,4弾は生育が順調で、大玉になりそうな予感がしています。心配なのが、今日、白菜縛りをした第2弾。どうか白菜縛りの効果で、この寒さに負けずに頑張ってほしいなと思います。白菜縛りの効果を、この先の生育経過をよく観察していき、必要であれば第3,4弾も白菜縛りをしたいと思っています。

(るりこ)

 

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 大きな瞳に、丸い頬。可愛らしいけれどどこか勝ち気そうな笑顔。古吉野なのはなの長い廊下も、たくさんの部屋も、今やどこへでも歩いていく姿。
 今日は、たいち君の1歳の誕生日でした。たいち君は、スタッフのあゆみちゃんの子供で、たけちゃん(たけひろ君)の弟です。

 食堂の黒板には、前日のうちに朝食当番さんたちが描いてくれたお祝いの絵がにぎやかに広がっており、昼食のときには、みんなでハッピーバースデーの歌を歌いました。
 歌を聞きながら、たいち君はきょとんとしていました。

 たいち君が生まれて間もないころ、私は、あゆみちゃんの家へ泊まって、たいち君のミルクやおしめの世話をしながら一晩を過ごさせてもらったことがありました。そのときはまだ、たいち君が哺乳瓶をくわえると、顔の3分の2が口になってしまったし、足なども細く、あまりに繊細でした。

 こんな小さな存在を、一晩、ちゃんと生きて越えさせてあげられるだろうか? と不安になり、何度も起きては、かすかなかすかな寝息が、しっかり続いているか、確かめました。そして、そんな夜を、日々をいくつも越えてきた、あゆみちゃんや、旦那さんのひでゆきさんのことを思いました。

 そんなたいち君は、立つのも歩くのも早くて、たった1年で、ずいぶん大きくなり、大胆なことが大好きで、逞しいです。

 

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「たけひろやたいちと過ごして、目まぐるしい月日だけれど、私自身を育て直してもらっていると感じる毎日です」
「利他心でいっぱいの人に育つように、これからも、力を貸してください」
 たくさん言いたいことは考えていたけれど、嬉しくて忘れちゃった、と言いながら話してくれた、あゆみちゃんの言葉の一部です。

 たけちゃんも、たいち君も、私たちにとって本当に大切な存在です。
 2人と過ごしながら、自分は子供のときにどういう気持ちが欲しかったのだろうか、どういうことが嬉しくて、どういうことに安心したのだろうか、ということが、日々、いくつもいくつも心のなかに積み重なっていきます。

 2人に対して、なのはなのお母さんやお父さんが接する姿。お母さんが思い切り遊んでくれて、本当に嬉しそうにそれを受け取り、笑っている2人。お父さんが2人を大切にして、遊ぶときは全身で遊んで、いけないことや危ないことがあれば、きっぱりと教えてくれる声。

 なのはなで育っていくたけちゃんが、みんなをいつも優しく気遣って、いつどこへ行こうとも、そのときみんなが大切にしていることを感じ取る聡明な姿。好きな音楽や好きなことを思う存分に楽しむ姿。
 たいち君の温かい体温や、笑顔や、冒険心・好奇心の旺盛なところ。

 誰が誰の子供なのかわからないくらい、みんなで子供を育て合うことが、理想であり、あるべき形なのだと、いつも、お父さんとお母さんが話してくれます。
 なのはなで、大勢のみんなの中で育っていく2人の姿に希望を感じます。

 

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 たけちゃんとたいち君がこれからどんなふうに成長していくかということに、私たちも、毎日、深く深く関わっています。

 先日のウィンターコンサートにあった、「本当に優しく正しい躾とは、利他心をきちんとインプットすること」ということを思い出します。

 人は人を喜ばせることが嬉しい、ということ。家族がお互いを大切にして協力し合うこと。自分が大好きになってもらっている、大事にされている、認めてもらっていると信じられること。2人の「愛情の思い出ファイル」に、そんな気持ちや体験をいっぱいにしたいです。そう願い、自分ももっと成長していきます。

 改めて、たいち君、お誕生日おめでとうございます。

(かに)