「等身大の自分で」 ななほ

12月21日

 夜の集合で「今、利他心で生きると決める」という話しがとても印象的で、嬉しかったです。

 摂食障害の人の持っている怖さ、回復するときに持つ怖さには、自分の居場所がなくなってしまうことへの怖さや、自分が症状を捨てて普通の人になったとき、自分のできてなさ、未熟さを知られたくない怖さがあるとお父さんが話してくれました。

 症状があるうちは、症状を言い訳に弱い自分でいられるけれど、症状がなくなったら普通になってしまうから、症状を捨てない。

 その話を聞いたとき、私が今、どうして症状を手放して、今後も症状に負けないと信じ続けることができるのかが分かったような気がしました。

 なのはなファミリーに来るまで私はこれまで、ずっと弱い自分に逃げてきていたと思います。病気になったから勉強ができない、人間関係が取れない、症状を捨てたくても捨てられない。

 もちろん、理性でブレーキのきかないことや、症状に逃げることで命まで犠牲にすることがなかったし、あの時は症状に逃げる道か、死ぬ道しか私に残されていなかったけれど、今、なのはなファミリーで安心した私は、症状を持つ必要はありません。

 弱い自分でいる必要も、もう逃げる必要も迷う必要もなくて、回復すると決めたから回復できる自分がいます。諦めないと決めたから、諦めずに、1日1日、一瞬一瞬をよく生きたいと思える自分がいます。

 そして、なのはなファミリーの存在やお父さん、お母さんを好きになったら、迷いがなくなるというのも、本当にその通りだと思いました。

 誰かを好きになるとき、相手からどう思われるか、相手にどのくらい好かれているかは関係なしに、好きな気持ちを向けることができます。

 自分が誰かに嫌われている、自分が失敗したらもう私の生きる場所はないと思ったら迷いが出てしまうけれど、私は今、本当に安心して、なのはなファミリーで生きられています。

 そして、今回のウィンターコンサートでまた1つ、自分の壁を越えられたような気がするし、私の中にほんの少しだけ残っていたギブソン的な考えや、迷いがなくなって、「あなたの使命」という1つの言葉に、全て解決する自分がいました。

 お母さんも話してくださったように、自分のいいところも悪いところも全部知ってくれているお父さんとお母さん、仲間がいてくれて、その中で大きく受け入れてもらい、理解されてもらえるなのはなファミリーという環境が、本当にありがたく、恵まれているのを感じます。

 私はもちろん、人間として未熟な部分も多いけれど、もっと幅を持ってスケール大きく生きられるように努力したいと思えるし、直すべき所は素直に直していこう、迷いが出たら今すぐ迷いをなくし、一瞬一瞬、今を全力で、真っ正面から生きていく覚悟が持てています。

 今回、ウィンターコンサートに向かう過程の中で、ななほ要塞を自分で壊すことができました。その要塞は私がずっと手放せずに、誰かに怒られること、嫌われること、見捨てられることを怖がり、自分を守るために作りあげてきたものだけれど、壊してみた今、その要塞はもう私には必要がなかったんだなと思ったし、とても楽に自由になったのを感じます。

 私はこれまで完璧を求めてきたし、いつも誰かの期待に応えたい、裏切りたくないと自分で自分の首を縛ってきたけれど、本当は誰も私に完璧を求めていなかったことにも気がつきました。

 そして、私は背伸びする必要はなくて、等身大の自分で自分のできるベストを尽くし続けていたら、それだけでいいんだなとも感じます。

「あなたの使命」を思ったら、悩みも迷いも全て吹き飛んで、私の行くべき道が一本、照らされているのを感じたし、ななほ要塞を壊す過程は本当に大変で、波があって、それこそ諦めようと思えば諦められて、逃げようと思えば逃げられる、守ろうと思えば守れてしまうくらい、綱渡りのような状況だったのですが、コンサートが終わった今、今まで以上に絶対的な安心感や、未来に希望を感じられています。

 今まで経験したことのないような、勇敢な気持ちになれて、できてもできなくても、自分のいいところも悪いところも全てさらけ出した中で、成長していけること、盛男おじいちゃんが残してくれたサミュエル・ウルマン『青春』という詩にあるような生き方ができることが幸せです。

 そして、NHF紅白歌合戦では、自分の中の黒いところをはき出して、みんなに笑ってもらえるように頑張ります。