
12月20日のなのはな
コンサートが終わり、今日から畑作業が再開しました。
久しぶりに触れる土の感触を、うれしく感じます。雪がうっすらとつもった寒さの中でも、野菜たちはたくましく生長していました。
午後の大人数作業は、黒大豆の葉落としです。年末のこの時期に、葉落としをして豆を乾かし、脱粒するために欠かせない作業です。
「葉落とし」と聞くと、ワクワクして楽しみでしょうがなくなります。
やよいちゃんが運転してれて、畑に着くと、真っ先に黒大豆の畝に入りました。
保育園前畑は、なのはなの畑の中でも広い畑ですが、そのぶん葉落としのやりがいがあって、とても楽しかったです。
黒大豆の葉と茎はカラカラに枯れていて、絶好のチャンスです。
黒大豆の茎のソーメンが、同じ方向に垂れていて、それを茎ごと両手で鷲掴みして下からすくいあげます。この瞬間の爽快感と、達成感……。癖になります。
地面に落ちていく、ふわふわの葉を足で踏んで歩くと、温かくて満たされた気持ちになりました。
こうして、一気に株がすっきりとし、黒大豆が露わになりました。
それをなんども繰り返していくのが面白くて、破壊的で、大胆で、「葉落とし」の魅力はこれだ! と思いました。
1時間半の格闘の末、畑一面の葉が落ち、整然と並ぶ黒大豆の株が美しかったです。
そのころ、ちょうど夕日が沈もうとしている頃。最後に、みんなで腰を下ろして、おやつの焼き芋を食べました。葉落としで身体を動かした後の焼き芋に、小腸も大喜びです。
みんなで葉落としした黒大豆は、乾いたら刈り取り、脱粒します。おせち料理に使われる黒豆は、とても貴重です。まだ黒大豆畑が残っているので、残りも全力で葉落とししたいです。
(さき)
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なのはなでの生活も通常モードに戻りつつあります。
午前は、久しぶりに収穫の作業があり、大根、白菜、キャベツ、セロリ、柚子の収穫を行いました。
久しぶりに外に出て、新鮮な空気を感じながら、収穫をできた時間が、和やかで、嬉しかったです。
収穫する野菜を役割分担し、私は、やよいちゃんとみつきちゃんと、崖崩れハウスのセロリの収穫に行きました。
しばらく収穫を行っていなかったこともあり、脇芽が伸び放題、という状態になっていました。
やよいちゃんが「リセット収穫をしたいんだ」と話してくれて、脇芽を摘んでいきました。
今日は、3畝あるうちの1畝を取り切りました。
1株、1株の脇芽を摘んでいると、久しぶりに青々とした新鮮な野菜に触れ、畑の土がすぐそばにあって、その中にいると、心が癒されるな、と感じました。
脇芽を摘んでいくと、生い茂っていたセロリが、見違えるようにすっきりとしていきました。
まるで、数か月、散髪していなかった頭をすっきりと散髪させていくようでした。
午前の1時間で収穫を終えると、下町川のキャベツの追肥の作業をしてくれているみんながいたり、私もあんなちゃんとハウスの水やりを回ったりと、しばらく行えてなかった畑作業も進めることができて、野菜たちも嬉しそうで、安心した気持ちになりました。
(ほし)

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さとみちゃんと一緒に、パンジーの定植をしました。
お客様玄関のロータリーの花壇に、カラフルに植えつけていきました。
去年までは、同系色のものを同じ区画に集めて定植していたのですが、今回は、あえて、どの区画にも、いろんな色のパンジーを植えました。
軽く花壇を耕し、植え付ける穴を開けたのち、さとみちゃんが、どこにどの色のパンジーを植えるかを決めて、苗を置いていってくれました。
クリアイエロー、オレンジ、ブロンズシェード、ローズピンク、パープル、ブルー。色とりどりのパンジーが、さとみちゃんの感性でランダムに、でも美しくレイアウトされて行きます。
所々、パンジーの間にノースポールを忍ばせて、一層可愛らしい花壇になっていきました。
初めて育てたブロンズシェードという色のパンジーは、黄色味を帯びた温かみのある茶色といった感じの色で、すごくおしゃれでお気に入りです。
パンジーは、春になる前に定植し、露地で冬越しさせた方が、花持ちが良い、とのこと。定植適期よりは少し遅れてしまいましたが、寒さ対策などにも今後は気をつけて、お客様玄関周りを彩り豊かにしていきます。
(せいこ)