12月12日(月)「ホール入り1日目、成功体験に」

12月12日のなのはな

 ホール入り初日。ホールに入って一番初めに行うことは、照明の吊り込みです。
 照明の仕込み図は、照明部リーダーのかにちゃんが今年のコンサートのために、今年の特色をふまえ、より明るくて綺麗な照明をと、作ってくれたものでした。
 前日の夜、照明チームで集まり、ホールでの動き方、役割決めなどの作戦会議を行いました。かにちゃんはじめ、チームで心臓の鼓動が早まる緊張感を共有して、ホールへと向かいました。

 ホールには、館長の竹内さんと、照明スタッフの堀さんがいらっしゃり、かにちゃん、どれみちゃん、まりのちゃんと一緒に、朝9時から作業をさせてもらいました。

 

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 堀さんと作業をさせていただいていると、かにちゃんが、「あこがれの方なんだ」と密かに教えてくれました。
 堀さんは、照明に熟練されている女性で、目にも留まらぬ速さで吊りこみ、配線をされていく姿が、本当にかっこよかったです。
 堀さんから、落下防止のためにきつく締めるネジ、調整のために少し余裕を持たせておくネジの違い、灯体のコンセントの引き回しなど、基本的なところから丁寧に教えていただきました。さっぱりとした人柄だけれど、照明に慣れていない私たちに、気を遣ってくださったり、ユーモアも交えて、懐深く接してくださったり、とても素敵な方で、目がハートマークになってしまったな、と思います。

 竹内さんも、堀さんも、ホールの方は平静でありながら緊張感が常にあって、ホール独特の、洗練された空気感に、気持ちが引き締まるな、と思いました。
 コンサートの照明に責任を持ち、美意識を張りつめさせて、全体を見て、吊りこみをした灯体の微調整などを行う、かにちゃんの集中した気配や佇まいも、とても綺麗でした。

 

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 堀さんたちと吊り込みを進めると、あっという間に、1時間ほどで全てのサスペンションバトンの吊り込みを終えることができました。サスバトンの吊り込みができると、舞台背景の吊り込みを進めることができるので、予定していたよりも早く、順調に行けたことが、嬉しかったです。

 舞台背景の設置と並行して、ホリゾントライトなど、床周りの灯体の設置も行いました。これも、竹内さんや堀さんが次々に指示をしてくださり、とてもスムーズに進めることができて、ありがたかったです。

 

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 最後には、シュート作業も行いました。かにちゃんが全体を見て、堀さんがシュート棒を使ってライトを調整してくださり、竹内さんもバトンの上げ下げなど、見ていてくださり、私は、調光卓の操作をさせてもらいました。
 私は、調光卓の操作は今回が初めてで、とても緊張しました。
 かにちゃんの、「1サスの地明かりください」という風な合図で、その番号のフェーダを上げて、照明を確認していきます。96の数がふられたフェーダと、舞台の照明が繋がっていました。

 中央の、海馬を模した吊りものを輝かせる光。舞台の床を幻想的に染める青い光。緊張感のある真っ赤な光。調光卓の操作によって、スッと舞台の照明が変化することが、壮大な機械仕掛けの一部になったようで、ドキドキした気持ちになりました。
 かにちゃんが、神経を研ぎ澄ませて美しい照明を追求し、堀さんや竹内さんも、それに気持ちを添わせて最善の形へと照明を作ってくださる空気感が、嬉しかったです。

 

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 私は、照明に携わらせてもらうのは、春のコンサートから2回目でした。
 調光卓でシュート作業に携わっていると、前回はよく分かっていなかった、一つひとつの照明の持つ効果も、理解できるようになりました。
 まだまだ、分かっていないことも多いと思うけれど、かにちゃんやホールの方々が行っていることの意味が分かって、自分の中に入れていけることが、嬉しいです。

 今日は、予定よりも大幅にシュート作業を進めることができました。まだシーリングのシュートや、シーンの調整など、残っていることもあるので、明日も順調に進むように、かにちゃんに気持ちを添わせて頑張りたいです。

(りんね)

 

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 今日からホール入り! この1週間、勝央文化ホールをお借りして、なのはなのステージを作り込んでいけることが、本当に、本当にありがたいです。
 ホール入り初日となる今日は、照明の吊り込みや、舞台背景の吊り込みと設置、そしてバンドの演奏場所となるパイプのステージの設置などを予定していて、朝から緊張していました。

 朝から永禮さんも古吉野に来てくださり、回送車で、ホールと古吉野とを往復して、舞台背景の大道具を運んでくださいました。
 古吉野に残って、2往復目の大道具を積み込んでいた時のこと。まえちゃんの携帯に連絡がありました。
「すごい! もうホールの照明の吊り込みが終わりそうなんだって!」
 なんと、照明部のみんなが、予定より1時間も早く照明の吊り込みを完了したようです。絶好のスタートダッシュ。急いで私たちも機材を積み、車に乗り込みました。

「照明部のみんなに続いて、舞台背景もスムーズにできたらいいね」
 車の中で、まえちゃんと話し、緊張しながらもどこかワクワクする気持ちでホールへ向かいました。

 勝央文化ホールに着くと、館長の竹内さんを始め、スタッフの方が、温かく迎えてくださいました。今回もお世話になります。この1週間、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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 そして、舞台背景のサテン布の吊り込みへ。なのはなのコンサートで定番となった布の飾り。今回は、海馬をイメージした大きな円形の大道具の後ろを、ドレープを作りながら流していくデザインとなりました。
 一昨日に、まえちゃんの描いてくれた図面を見ながら、みんなで試行錯誤して仕込んだこの布飾り。みんなで力を合わせてバトンに取り付けます。
 続いて取り付けた星の吊り飾りも、前回よりも、すぐに取り付けられるように加工していて、迅速に吊ることができました。

 
 パイプの足場作りも、今回は、驚くほどにスムーズ。こちらも事前に、須原さんやさくらちゃんが、バンドが乗る天板を組んでくれていたことが、大きな時間短縮に繋がりました。

「だんだん、みんなだけで出来るようになって来たね。僕がいなくても良いんじゃないか?」
 お父さんも、冗談交じりにそう言ってくださって、本当にスムーズで綺麗な仕事がみんなでできていることを感じ、嬉しかったです。

 

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 午後からは、大道具の設置。先週1週間で怒濤のように作り込んだパネル、大道具を一つひとつ設置していきました。
 粗方設置を終えた頃、客席の方から舞台を全体を見てみると、迫力ある非日常の世界が組み上がっていました。

 上部には、海馬をイメージした煌びやかな円盤を中心に、左右にはシナプス。これはセロハンで透け感が出たデザインが魅力的です。バンドステージの足元には、DNAの二重螺旋構造をモチーフとしたパネルが並び、一番大きなパネルには、カラフルな細胞がランダムに、美しく描かれています。そして、センターには、今年のテーマ「宇宙と人体」にちなんだ大きな唇。気の根を蓄光塗料で塗装したバージョンのシナプスや、毛細血管をイメージした枝も取り付け、どこを見ても抜かりがなく、面白い質感、材料で作られたものばかりの舞台背景となりました。

 

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 来てくださったお客さんにも、一面に飾られたこの装飾を、私たちのステージと共に余すことなく楽しんで頂きたいなぁと思ったし、この舞台背景に見合った華やかなステージをみんなで作り上げていこう、とまた一段と強く思いました。
 明日からは、全員でのホール入り。大好きなみんなと、気持ちを一つに、楽しんで頑張っていきます!

(せいこ)

 

 

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〈舞台セットをしたメンバーは、ホールのロビーでお弁当を頂きました。古吉野なのはなでも、1日、ホール入りの準備や練習を進めました〉