12月11日(日)「ホール入り前日 古吉野なのはなでの練習に一区切り」

12月11日のなのはな

 古吉野の体育館でする、ウィンターコンサートの通し練習、ついに最後の1回となりました。
 残りの1週間は、勝央文化ホール現地での通しです。細かいところをつめていけるのは、この1回だと思い、今できるベストで臨みました。

 今日の通しのテーマは、見る人をどう楽しませるか、そして自分はどう楽しむか、プランを持って、そのプランを丁寧に着実に実行する。というテーマでした。

 ステージに立ったら、端から端まで、すべてが丸見えです。舞台裏でも、待機している私たちの姿が見えています。ちょっとした動き、表情、はけ方など、常にお客さんに見せる気持ちを持ち、どこを切り取ってもきれいに見せるという意識でいようと思いました。

 

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 どう楽しませるか、自分はどう楽しむか、そのテーマを思ったとき、1シーンごとにそのセリフに喜怒哀楽を浮かべ、このとき自分の役だったらどう感じるかを考えて演じることが大事だと思います。
 ステージで何者かを演じるときに、お父さんが、「役者は演じるのではなく、なりきるんだ」と言うように、なりきってしまえば、どんな表情、しぐさでもそれがはまっていたらいいということを感じました。

 このテーマを思いながら、迎える古吉野での最後の通し。
 もう、これが最後でもいい。途中経過でもなんでも、すべてさらけ出してやる。
 すべてさらけだして、ありのままの自分を思いっきり表現するんだ、という強い気持ちで、開演までの心の準備をしました。

 

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〈大竹さんが日々、新しく小道具を作り、進化させてくださっています。コンサート前半で登場する、とある演出についても、須原さんと大竹さんの手で、画期的な仕掛けが作られているようです〉

 

 脚本が完成し、通し練習が始まったばかりのころは、まだ間違えることも多かったし、振りが曖昧だったり、役も完全にはなりきれていない部分は、誰にもありました。

 しかし、1回ごとにお父さんとお母さんからアドバイスを受け、その都度修正していくことができ、今につながっていると思います。
 こうして、ああでもない、こうでもないと試行錯誤し、積み重ねてきたこのウインターコンサートが、完成形にどんどん近づいてくることを実感しました。

 今日の通しは、今までの過程を経ての集大成でできたと、そんなふうに思います。
 1曲目の『スカイフォール』冒頭のコーラスは全員が歌っています。その声がステージ中を包みこんで、背中を押されているような感覚になりました。それは、まるで宇宙を満たしているダークマターのようでした。

 今、どの場面にも、その世界が見え、見えない景色がそこには見えます。その人が本当に実在するかのように、なりきっている表情を見ると、このステージに立つ以上、誰もが主役で自分が主役なんだと感じます。

 古吉野での通しを終え、なんだか寂しいような気持ちにもなりました。
 明日からはホール入りです。あっという間にこの日が来てしまったけれど、楽しみでもあります。本番と同じ空間でできることを大切にし、事故、けがなく、思い切りその時間を楽しんで本番に向かいたいです。

(さき)

 

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〈夜には楽器や音響機材、大道具の積み込み準備。そしてバディでのコーラスやダンス、演劇の練習を進めました〉

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