「ほしちゃんの誠実さ」 りんね

12月9日

 今日は、ほしちゃんのお誕生日でした。

 ほしちゃんとは、10月下旬から11月、朝食前のイチジクの収穫で、毎日のように一緒に作業をしました。
 ほしちゃんが、毎朝必ず時間通りに来てくれること。伝えたことを、心を添わせて受け止めてくれたこと。決して手を抜かず、収穫基準も正確に、丁寧に収穫をしてくれること。「私、イチジクの収穫が大好き」と、ことあるごとに伝えてくれること。
 そんな、いつも変わらないほしちゃんの誠実さを感じられる時間が、私にとっても大きな癒しでした。

 イチジクの収穫は終わりましたが、今は週に1回、ハウス閉めと農産倉庫前の掃除を、ほしちゃんと一緒にすることができます。
 言葉を多く交わすわけでもないけれど、ほしちゃんと一緒に、ハウスを閉めたり、掃除したりできる時間は、安心した、今、幸せだなあ、としみじみとした気持ちになります。
 一人を慎み、小さなことにも手を抜かなかったり、時間を必ず守ったり、という、一つひとつの基本的な真面目さが、傍にいる人に安心感を与えてくれるのだと思いました。

 また、ほしちゃんからは損得で計算する気持ちが全く感じられず、いつでも自分を横に置いて、誰かのために動けることが、本当にきれいだな、と思います。
 私はまだ、損得感情が働いて、自分から離れられないということがあるのですが、ほしちゃんのように誰と比べるわけでもなく、誠実であれたなら、自分を肯定することができると思いました。

 まずは時間を守る、役割に責任を持って向かう、けじめをつける、という基本的なことを、改めて誠実に行っていきたいです。日々の小さな役割を、どう誠実に向き合っていくかが、人から信頼される人になれるかに繋がっていくと思うので、今までルーズにしてしまっていたところがある私は、初心に戻って生活しようと思います。

 夜の集合でお父さんが、日々の心持が、コンサートの本番に表れるよ、と話してくれました。
 その話を聞いて、私は以前のコンサートで、最後の最後に失敗してしまったことを思い出しました。そのときは、頭が自分のことでいっぱいで、心持が雑味だらけだったと思います。
 今でも雑味はあるけれど、これを捨てたい、利他的な方向へよくありたい、と心から願うしかありません。
 今の自分の精一杯の誠実さで、生活をして、本番へと繋げたいです。自分のためではなく、お父さんの脚本を伝えるための、一部として演じることができたら、きっといい風に動けると思います。

 お母さんが話してくれたように、今までなのはなの先輩たちが積み上げてきてくれた、なのはなへの信頼が、今回もしっかりと保たれるように、緊張感を持ってコンサートに向かいたいです。