11月25日(金)「梅の剪定、受け取った知恵を胸に & 籾摺り小屋のビニール張り」

11月25日のなのはな

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 梅の剪定を進めています。
 以前、盛男おじいちゃんが、梅の剪定は11月が適期だということを教えてくださいました。この時期になると、そのことを思い出して、盛男おじいちゃんの顔が心に浮かびます。
 この剪定時期について、
「梅は他の木々よりも花を早く咲かせるから、年明けに剪定だと、切られてすぐに花を咲かせることになってきついんじゃないか」
 ということをお父さんが話してくれて、梅の身になればそうだろうなと思いました。

 去年は剪定をしていなかったこともあってか、枝が込み入って日当たりが悪くなっている樹が多い印象です。樹の内側にまんべんなく光が差すような、すり鉢型を意識して、枝を整理しています。
 梅林には現在、14本の梅の樹があり、13本はかなり老木で、1本は4年目くらいの若木です。同じ老木でも、樹によっては、弱っている様子の樹や、元気だけど枝が乱立していたり交差したりして暴れている樹があります。
 1本1本の状態は違いますが、その樹に対してベストと思われる剪定がしたいと思っています。

 

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 主に私が枝を落としていき、りなちゃんが、枝をまとめたり、保護剤を切り口に塗ったり、太めの枝や細かい枯れ枝を切ってくれたり、役割分担をして進めました。
 枝には花芽が多くついていて、枝を落とすと花芽も多く落としてしまうのですが、お父さんが、「かまわず落としてしまっていいよ」と言ってくださって、安心しました。

 作業をしていると時間が経つのがあっという間です。
 この日は、大きくて勢いのよい枝が暴れてしまっている「大物」を手がけたので、進みは2本半でしたが、着実に進められてよかったです。
 枝を整理すると、すっきりして、枝に光がきちんと当たって、良いふうに充実して、実をたくさんつけてくれたらいいなと思います。

 

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「そういえば、収穫のとき、徒長枝がこんもりして日当たりが悪い樹は、葉はふさふさしているのに、実が少なかった」
 帰り道、りなちゃんが話してくれて、そういえばそうだったなと思いました。
「そういう樹は、本当は収穫が終わったあとに夏剪定をするといいんだよ」
 と話しながら、7月に剪定をしていた、水戸のおばあちゃんの顔が心に浮かびました。
 穏やかな夕日の情景の中、りなちゃんと、来シーズンの梅のことを思う時間が、嬉しかったです。

(あんな)

 

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〈午後から永禮さんが来てくださり、今日ですべての白大豆の脱粒をすることができました!〉

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 ウィンターコンサートの舞台背景の制作に向けて、籾摺り機小屋にビニールの壁を張りました。制作をするとき、暖かい場所でできるようにと須原さんが考えてくださり、11月15日頃から、ビニールの下地として、桟木で格子を作っていきました。

 まず、木材を固定するための金具をコンクリート壁に取り付け、その金具に、桟木をビスでとめました。
 上側の桟木は、鉄骨に、鉄骨用のピアスビスでとめました。
 間柱は900ミリのピッチで立てました。天井近くと床近くに渡した桟木の間に、3本の桟木を横に入れました。

 

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 舞台背景の制作物で、一番大きいものは、バンドが乗るフレームに取り付けるパネルです。幅1間のパネルも出し入れできるよう、ドアの縦幅を2メートルにしました。
 南側は太陽の光が射し込むようにビニールを張り、東側はブルーシートを張りました。

 ビニールは崖崩れハウスの修繕のときに取り外したビニールを使いました。ほとんど穴あきもない綺麗なもので、嬉しかったです。

 

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 タッカーで仮止めをして、下地の格子と薄い木材でビニールを挟むようにして、ビニールをピンと張りながら固定していきました。ステープルだと、ビニールをとめているのは針の1、2ミリだけになって、ビニールが風などでパタパタすると、ビニールが破れて取れてしまいます。須原さんが教えてくださり、木材で挟むようにビニールをとめて、破れないように仕立てることができました。

 屋根に近い、ビニールを張ることが難しい部分は、ベニヤ板を鉄骨用のビスを打ち、張りました。
 あとは、ドアが2か所ついたら完成になります。

 

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 昨日は、みんなで体育館に舞台背景のパネルを運びこみました。舞台背景の制作に向けて、お父さん、お母さん、まえちゃんがデザインを考えてくれていたり、材料集めもしています。
 本番まで23日、良いものができるように、みんなと協力して作っていきたいです。

(さくら)

 

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 他にも今日は、エゴマの莢出しやアスパラ菜の防除をしたり、ネキリムシの被害に遭ってしまった小松菜をたすけるため、みんなで草敷きに出動したりと、作業を進めました。

 午前や夜の時間には、ウィンターコンサートへ向けた練習も進めました。
 日々、少しずつ変わっていく脚本の中で、より生き生きと登場人物が動き出し、各場面に工夫が加わってわかりやすくなったりしていくことを感じます。
 役者用マイクのセッティングや打ち合わせも行いました。明日には、劇の後半部分を通す練習を行う予定です。

 

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〈吉畑に咲いている野花です〉