「使命」 りんね

11月18日

 

 今日は午後に、新しい脚本を読み込む時間がありました。

 新しい脚本は、お父さんがお話してくれたように、“博士の一行”、“ギブソン一味”、“ルカ”という3つの要素の物語が並行して進んでいました。
 新たに、ギブソン邸やルカのシーンが増えたことで、より、物語に惹きつけられていくことを感じました。そして、とうこさんの気持ちが自分たちに通じていることも感じられました。

 とうこさんが、利他心を持って生きなければならないと思っていたけれど、どうしても自分の中に、狡かったり、利己的な気持ちが出てきてしまって、自分は生まれつき利己的な人間なんじゃないかと思ってしまったという台詞がありました。
 私も、なのはなに来てからも、そういった気持ちとずっと戦っていました。それは、私だけではなく、なのはなの多くの人が戦っていて、そうとは周りに気づかせないように毎日、気丈に生活しているのだと、気づかされました。
 とうこさんは、なのはなで今まさに回復しようとしている私たちの代表のような存在で、私たちの迷いも、願いも、代弁をしてくれているのだと思いました。

 

 私は、なのはなに来るまで、あまりにも苦しいことが日常的になっていたことで、普通の精神状態から、混とんとした精神状態になってしまっていました。

 なのはなに来てからも、それは長く尾を引いていて、正直今でもその片鱗が残っています。けれど、最近は自分の人格が変わったな、と感じるくらい、自分の中の奢り高ぶった気持ちや、歪んだ認識が、収まって、少しずつ、本来の人間味を取り戻してきているように思います。

 社会性も、人間味も、何もかも無くしてしまった私が、なのはなで、回復に向かって歩を進めているということは、奇跡的なことです。ここまで歩いてこられたのは、私にもルカのような存在が傍で守ってくれていて、「使命」を果たすために生まれてきたから、だと思いました。

 

 私たちは、今苦しんでいる誰かの希望になることでしか、回復できないとお父さんやお母さんが教えてくれます。
 私の使命も、今、私と同じくらい、人間味を失ってしまうくらい、辛い状況にいて、それでも人間らしく生きたいと願っている人の、希望になることだと思いました。たった一人でもいいから、誰かの希望になることは、大きく、尊い、果たすべき使命だと思いました。

 だから、どんなに未熟でも、まだまだ間違うことばかりでも、回復することを決して諦めず、頑張っていきたいです。

 脚本も、できるだけもっと読み込んで、自分に入れていきたいと思います。なのはなの豪華な役者さんたちが演じ、劇としてより立体的になって、これから見て、感じていけることも、とても楽しみです。