
11月18日のなのはな
今週末に予定しているウィンターコンサートの通し稽古に向けて、衣装考案を進めました。
ここ数日は、衣装部のリーダーである、つきちゃんとリビングで会っても、畑に向かう道中でも、お風呂に入っていても、「この曲の衣装はどうしようか」「どんな風に白マントを使ったらいいかな」と衣装のことを話していました。
私は衣装部としてコンサートを経験するのは今回が初めてで、まだ分からないこともたくさんあるのですが、つきちゃんを中心にお母さんとも、そのダンスにあう衣装のイメージや色合いを考えたり、日常生活の中でも、
(この素材は衣装に使えそうだな)
(この色合いは何かのダンスに使えそうだな)
と考えたりする時間は、とても楽しく、今まで見ていた世界に、また1つ、花が咲いたようです。
この日はコンサートの幕開けに予定している『スカイフォール』と物語の最後に予定している『リカバリー』をメインに衣装を考えていきました。
あゆちゃんとさとみちゃんも来てくれて、パソコン室で衣装の世界へ潜ります。
ウィンターコンサートに向かう過程では、ダンスも演劇も、そして衣装も日常の延長ではなく、非日常の世界にすっと入り込んで、考えなければいけません。
コンサートの舞台で映える衣装。その曲のイメージに合う衣装。
卒業生ののんちゃんが考えてくれたダンスが、より美しく華やかに見えるような衣装を思い、形や色合いを考える時間はとても楽しいです。
『スカイフォール』と『リカバリー』は大人数で踊るダンス曲のため、衣装の配色や数のことも考える必要があるのですが、『スカイフォール』ではチロリアンテープを今までにない形に使い、目に新しい、斬新な衣装が考案できました。
また、『リカバリー』はお父さんとお母さんが見せてくれた『海馬』の写真をイメージして青や緑、紫を基調に考えました。
次の通し練習で、みんなと衣装を着て全体でどう見えるのか、想像するだけでワクワクしました。通しでの衣装を踏まえて、お母さんにもアドバイスをいただき、もっとよい形にできるように試行錯誤していきたいです。
今回のウィンターコンサートのテーマは『人体』。
衣装考案では『オーバーパス・グラフィティ』や細胞などの衣装も考えたのですが、私も劇の中でしか会ったことも、見たこともない身体の中の生き物を衣装で表現するのは、面白いなと感じたし、私たちの中ではとても可愛い印象の衣装が生まれました。
もし、本当にこんなカラフルな衣装を着た細胞たちが私たちの身体を作っているとしたら、それだけで、心強いような、明るくなれるような衣装です。
まだ衣装考案の段階では決定とまでは行かないのですが、残りの日数もより舞台に映えて、着替えもしやすく、そのシーンにあう衣装を考えられるよう、お母さんや衣装部のみんなとベストを尽くしていきます。
さあ、ウィンターコンサート当日。どんな衣装を着たみんなが登場するのか、お楽しみに!
(ななほ)
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ウインターコンサートまで今日で残りちょうど1か月となり、午後の時間に、1時間ごとに分けてコンサート練習を進めました。
最初の1時間は、昨日お父さんが持ってきてくれた、コンサートの新しい脚本を読み込む時間でした。それぞれに、脚本をしっかりと読むことができて、とても嬉しかったです。前回の脚本をベースに、見てくださる人により伝わりやすくなるように、全体の中でも少しずつ台詞が変わっていたり、新しく加わったシーンもあって、更にパワーアップした脚本となっていました。

以前、お母さんが、
「この脚本は、一番はみんなのために、お父さんが書いているんだよ」
と話してくれました。自分自身の回復に繋げられるように、そして次は自分がこの脚本を、コンサートを見に来てくださるお客さまに伝えられるように、しっかりと脚本を読んで、自分の中に落とし込んでいきたいです。明日、明後日の音楽合宿では、新しい脚本で通しを行えることが、とても嬉しいなと思います。
その後の1時間は、ダンス・コーラスの振りの練習をみんなと一緒にしました。その時間で私は最初に、まえちゃんと一緒に『アライブ』の練習をしました。新しい脚本になって新たに『アライブ』が入ることになり、この曲は以前から見学アセスメントなどで演奏していましたが、コンサートやイベントで演奏するのは今回が初めてで、聞いたときはビックリしてドキドキしたけれど、ウインターコンサートで『アライブ』を演武できることが、とても嬉しいなと思います。
体育館では役者メンバーが演劇練習をしていたこともあり、まえちゃんが「外でやろう!!」と言ってくれて、今日はグラウンドで練習することに。室内はとても冷え込んでいたけれど、グラウンドに出ると太陽のおかげでとても暖かかったです。
最初に振りの確認をして、そのあとに2回、曲で練習をしたのですが、外で練習すると気持ちも身体も開放的になって、体育館で練習するよりも何だか伸び伸びと練習することができ、外で練習するのはとても良いアイディアだなと思いました。
何回も演奏してきた曲だけれど、コンサートまでにもっとブラシアップできるように、これからも練習を積み重ねていきたいです。
そのほかにも、図書室ではコーラスの振りの練習も行いました。私はまだコーラスの振りがきちんと入っていなかったり、音程がきちんととれていない曲があるので、みんなに教えてもらいながら練習できた時間が、とてもありがたかったです。コーラスの振り付けも、ダンスと同様にみんなでぴったりと動きが揃うようにできたらいいなあと思って、できないところは自主練習しなければと思いました。

時間を大切に使って、残り1か月、コンサートに向かって積み重ねていきます。
(よしみ)
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