「たった1人の人の」 ななほ

11月17日

(朝)

 夜のダンス習慣練習の時、あゆちゃんが、
「お父さんお母さんや、ダンスのバディのリーダーさん、私も、もっとよくできるなと気がついたらそれを伝えるし、個人練習をするときも同じで、もっと綺麗に踊ろう、綺麗に表現をしようとしながら、新しい世界、今まで自分の知らなかった世界を知っていく。そのことが、良い人生を作ることにもつながっていく」
 と話してくれました。

 それを聞いたとき、お父さんの、「幅を持って考える」とうことにも繋がるように感じたし、なのはなのウィンターコンサートは、本当に私たちにとっての、成長する場であるコンサートで、たくさんの気づきを得られるコンサートで、今は分からなくても、みんなと練習する過程や、その曲に込める気持ち、思いを知り、考え、みんなと作っていくことで、少しずつ、自分の中に積み上がっていくものがあるんだなと感じます。

 ここ数日は、コーラスを歌いながら踊る練習をしているのですが、あゆちゃんとか前でダンスを見てくれてるバンドメンバーのみんなが、「これだけで、コンサートに来た価値がある、来てよかったとお客さんは思えると思うよ」「コーラスがあると、より迫力が増す」と話してくれて、嬉しかったです。

 あゆちゃんが、目の前にいるお客さんを引きこんで、横を向いた振りの時も引きつけたまま放さないようなイメージで、気持ちや眼力を出すことも話してくれて、コンサート当日、私たち1人ひとりが、たった1人の人の気持ちを掴んで、感動させることができたら、本当に私たちにとって、生きていてよかったと思えるコンサートになるだろうなと感じました。

 私はまだ心の深さや視野の広さ、幅が狭いのですが、お父さんの脚本や、コンサートを作る過程で教えてもらう気持ちを1つひとつ、自分のものにして積み上げていきたいです。

 まだ、日常生活の中でも、常に『演じる』ということを忘れずに、誰かのための自分、誰かのための身体でいたいです。

 コンサートまでの日数もだんだんと迫ってきて、練習も佳境に入ってきました。
 私は今回、ほとんど初めて、舞台で台詞を言うので本当に台詞が覚えられるだろうかとか、この台詞の意図やこの言葉に込める気持ちは合っているだろうかと不安になることもあります。

 でも、ダンスの時にあゆちゃんが、
「ダンスを1回1回本番だと思って、今までで一番よかったときのイメージをしっかり持ち、練習のための練習ではなく、これが最後でもいいと思ってやる。そうしたら、表情も気持ちも、目線や角度もみんなが精一杯でしていたら、お父さんたちも、『この子はまだ振りが入っていないのかな?』とかを考えずに、間違っていることは教えてくれるよ」
 と話してくれたように、まずは、私の思う台詞の言い方や気持ちを出し、それを精一杯で向かい、ナナポンになります。

 このコンサートを通して、私の知らなかった世界を知り、自分の物にしてきたいし、もっともっと上があり、私ももっと上を目指すことができるということを頭に入れて、ダンスやギター、サックス、演劇もそうだし、情緒や喜怒哀楽の感情も深めていきます。

(夜)

 お昼のお父さんのお話が嬉しかったです。
 この脚本に出てくるとうこさんは本当に私たち自身のことだなと感じるのですが、最後の「あなたの使命」という言葉を聞いたとき、涙が出そうになりました。

 できるできないとか、ではなく、使命を思うと、私はその使命を果たすために生まれてきたのだと思うし、それを思うと自然と利他心のほうへ導かれるのを感じます。

 この脚本をしっかりと読み込んで、ちゃんと答えを自分の中に落とし込んでいきたいです。

 短い日記ですみません。演劇練習頑張ります。