11月17日(木)「お待ちかね、タマネギ植え付け選手権 ● サツマイモの貯蔵」

11月17日のなのはな

「1分間に何本のタマネギを植え付けることができるかを競って、タマネギ選手権、開催しま~す!」
 やよいちゃんの合図と共に始まりました。

 タマネギの植え付けといえば、欠かせないのが、この植え付け選手権。20名が集まり、みんなで約10200株のタマネギを植え付けました。

 と、その前に。まずは、畝立てと穴開けマルチシート張りから始まります。

 植え付けをしてから半年以上も畑に滞在するタマネギは、水はけのよいお家を好むため、私たちもタマネギの気持ちになって、畝立てもこだわりました。

 先日のサツマイモ掘り、里芋掘りの時にお父さんが、
「やっぱり、高畝で土がふかふかとしている畝には大きな芋がたくさんついているね。水はけは大事だね」
 と話してくれたことを頭に入れて、タマネギの畝も、高畝のかまぼこ形に仕上げました。

 

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 2人で1畝に入り畝立て開始。
 くわの最初のひと振りをしたとき、思わず「アッ!」と声が出てしまいました。

(ここは本当に夕の子畑なのか? なんだか、籾殻の山で畝立てをしているみたいだ……)
 私の中で夕の子畑は比較的粘土質なイメージがあったのですが、少し来ない間に、畑の土質が見違えるように変わっていました。

 その理由としては、半年くらい、何の作物も作らなかったこともあり4回、トラクターがけをしたこと、と話していたのですが、お父さんが、「落ち葉堆肥もたくさん入れたからね」と話してくれて、本当に有機物での土壌改良で、こんなにも、土の質が変わるのかと驚きました。

 きっと、土の中の微生物たちも喜んでるだろうなと思うし、私たちも何時間でも畝を立てていたいくらい、気持ちがよかったです。

 ふかふかの土で畝もこんもりと土が盛られ、畝ならしをしても、お正月のおせち作りで準備するかまぼこを思い出すくらい、立派なかまぼこ形に仕上がりました。

 

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 みんなで手分けをして、同時進行でマルチシートかけまでを1時間ほどで終わらせることができて、準備は万端です。

 そして、いよいよ、植え付け開始。
 私は植え付けの作業の中でも、タマネギの植え付けが特に好きなのですが、まなかちゃんやみつきちゃんたちが発酵納豆水の水やりや草取りなどの管理をして、大切に見てくれた苗は、とても綺麗でピンピンしていました。

 

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 よーいドンでの畝立て選手権。
 頭の中で、「1,2,3,4……」と数えながら、植え付けていくと1分間は飛ぶように過ぎていきます。

(ああ、もう少し植えたかったな)と思いながら、結果発表があったのですが、嬉しいことに第1回目植え付けクイーンになることができました。

 それからも何度か植え付け選手権が開催されて、私ももっと多く、もっとたくさん植えられるようにと手を動かしていき、目の前のことに集中して作業に迎える時間が本当に楽しいなと感じました。

 

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 最初は1分間に21本から始まったのですが、そのうちに24本、26本と自己ベストを更新していくことができて嬉しかったし、周りのみんなも20本以上の子が増えていき、お互いに高めよう、スピード感を持ってベストを尽くそうという空気が嬉しかったです。

 10000株以上も植え付けると聞いた時は、初め、想像もできないような数に感じていたのですが、みんなで手分けをして植え付けてくと、気がつけば全てのマルチシートの穴にタマネギが植わっていました。

 

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 最後の水やりも、ジョーロのバケツリレーをしながら、1人2杯ずつ水をやるだけで、1畝が完結していき、1人では大変に感じることも、みんなと一緒ならとっても楽しいイベントに変わることを感じました。

「終わったね-!」
 目標時間の2分前にちょうど、全ての作業が終わり、顔を合わす子と笑い合えた時間が嬉しかったです。

 

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 今は鉛筆の太さくらいしかないタマネギさん。
 この子たちが冬を越し、春が来たらまん丸とした瑞々しいタマネギに成長していると思うと、今から待ち遠しいです。

(ななほ)

 

***

 

 サツマイモ掘りから10日。収穫された芋はグラウンドに広げられており、日中は甘みののった芋にするべく、太陽の下で天日干しをし、夜間はブルーシートをかけて朝露から守るのを、毎日みんなで行ってきました。数日間、よく干したサツマイモは土が落ちて、乾いてきました。

 サツマイモの貯蔵を、プチイベントのような形で大人数で行いました。リーダーはちさとちゃん。初めにメンバーで集まって、役割分担をしてから、作業に分かれました。

 Aチームは貯蔵コンテナに敷き詰めるモミ殻を準備しにモミ殻倉庫へ、Bチームは貯蔵コンテナに新聞紙を敷くために体育館へ集まります。体育館へ入ると、朝食前に集めて持ってきたコンテナが高く積み上げられており、改めて、こんなにたくさんのコンテナを使うくらい、大量のサツマイモが収穫できたのだなと感じました。

 

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 各チームの準備が整ってからは、全員がグラウンドに集合して、早速、芋の選別から始まりました。選別基準は大きさごとに大、中、小が基本で、さらにそこから小サイズよりも小さいものは味噌汁用に、掘り上げた時点で出してしまった傷芋は別として、5つの基準で分けていきました。貯蔵の時点である程度のサイズごとに分けておくことで、調理時に使いやすくなるのです。

 1本1本、選別をしていくと、サツマイモ掘りのときに自分が知らなかった特大サイズの芋を見つけたり、なのはな自慢の焼き芋にぴったりのサイズの芋もたくさんありました。

 

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 スピード感をもって、瞬時に判別をしながら進んでいくと、どんどんと自分の後ろ側にサイズの揃った芋の列ができていって、きれいになっていくようで気持ちが良かったです。
 グラウンドに広げられた状態で俯瞰すると、そんなに多い量には見えなくて、みんなとも、「16時までに終わるかも」と思って見ていましたが、サツマイモの海の中に入って1本1本選別をしていくと、実はもっと大変であることに気がつきました。用意していたコンテナも足りなくなって、慌てて追加しました。

 

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 コンテナに詰められたものは、グラウンドの端でモミ殻専属チームのまちちゃんとよしみちゃんの元へ届けます。そこでまちちゃんたちが芋が隠れるまでモミ殻を敷き足してくれます。だんだんとサツマイモが入ったコンテナの山が積み上がっていきました。

 

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 残りのラストスパートは、桃作業や演劇練習が終わった子たちも駆けつけに来てくれて、ほぼ全員で貯蔵に取りかかりました。ついさっきまでグラウンドの中央に広く干してあったサツマイモの海が、みんなの力で気がつけば、まっさらになっていました。

 夕食後、コンテナを一定の温度管理がされてある野菜庫へ、みんなで運びました。数にすると、約150コンテナもありました。
 みんなが大好きなサツマイモ。作業中も、「焼き芋」の声があちこちで飛び交っていました。甘みが十分にのったサツマイモを長く、美味しくいただけるようにと、みんなで貯蔵ができてよかったです。

(るりこ)