11月15日
昨日のお昼の集合で、お父さんが、「飯の食える人になる」というお話をしてくれました。
学歴や資格があったとしても、実質的な意味で食べていけるということとは別問題で、どんな職業であったとしても、食べていく力をつけることが、一番ということを教えてもらいました。
お話の中で、卒業生のもえちゃんが、たい焼き屋さんに弟子入りしたことも聞かせてもらって、嬉しかったです。
その日のハウスミーティングで、「飯の食える人」はどういう力がある人なのか、ということを詳しく聞かせてもらいました。
なのはなでは、自立できる人は、“人から好かれる人、信頼される人”だと教えてもらいました。
能力は関係なしに、いかに日々の生活の中で、その人が好かれているか、信頼されているか、ということが大切になってくるということでした。
京セラを立ち上げた稲盛和夫さんも、会社を立ち上げる前はサラリーマンだったけれど、そのころから、稲盛さんの人柄を信じて、協力してくれる人がたくさんいたことを話してもらいました。
その話を聞いて、能力はあってもなくても、人から好かれるような、誠実で利他的な人柄であれば、どこへ行っても、人との輪の中で、濃い信頼関係のある、充実した生活、人生にすることができるのだと思いました。
そういう人柄を作っていくことが、一番大切だと、改めて気づかされて嬉しかったです。
私は、まだ不安定なところがあって、いつでも人に好かれる人柄には、なれていないと思いました。
もっと、なのはなでいることに安心して――ひいては、今自分がいる場所を、いつも都と思って、喜んで力を尽くしながら生きていく心を育てて、ちゃんと根を下ろして、ここでいい人間関係を作っていきたいです。
ウィンターコンサートがだんだんと近づいてきていることも、緊張するけれど、みんなに気持ちを添わせて日々、できることに向かっていけば、必ず良い結果になることを信じて、落ち着いた心持ちでいたいです。
毎日、少しずつできることが増えたり、進歩していくことが嬉しいし、みんなの流れの中でいられることが、本当にありがたいことだと思います。練習も佳境に入った今、濃い時間を楽しんで頑張っていきたいです。