「1分、1秒も」 みつき

11月13日

 夕ご飯を食べているとき、これが本当に夕ご飯なのかよくわからないような、なんだか1日がとても長かったような、短かったような……。不思議な感覚に包まれました。
 みんなと初めての通し練習をすることができて、充実した1日でした。

 昨日のあゆちゃんの言葉のように、みんなでバトンを繋いで、コンサートをつくっているんだな、ということを実感しました。
 通し練習で、主要役者のみんなの劇を観させてもらって、そのシーンごとの心情や伝えたいことなど、脚本を読むだけでは理解しきれなかったところを教えてもらえました。

「ここはどういう意味なんだろう?」と疑問に感じたところは、わたしの気持ちを代弁するように、おさらば3人組のみんなが問いかけてくれました。
 また、おさらば3人組のみんなが、「ぼくたちはこう生きたいんだ」と決意するところは、わたしもそう共感できて、頷けたし、唇をきゅっと結びました。

 何度も書いてしまうけれど、おさらば3人組のみんなも、博士もナナポンも、そのほか出てくる役者ひとりひとりが、わたしたちでした。
 いっしょに旅をすることができて、とてもうれしかったです。

「楽しもう、非日常に行こう!」と言い聞かせつつも、わたしは、やはり少し緊張してしまいました。今まで教えてもらっていた振りの改善した部分などが飛んでしまったり、台詞もまごついてしまったり、衣装の着替えに慌てたり、まだまだ直したい部分が、山積みです。

 それでも今日の時間は、この脚本、この流れ、このメンバーでできる一度きりの通し練習でした。
 そう気が付いたとき、心では最終着地点は「できてよかった」という、喜びにたどり着きました。
 今日が最後でもう戻ってこない今日も、またさらに進化できる明日も、尊いです。1日1日が、自分の命でもあって、尊いです。

 通し練習を終えてから、お父さんお母さんが改善点を教えてくださったり、みんなで上手くいかなかった部分の練習をすることができました。
 コーラスの振りや歌詞があいまいになっていた部分をもう一度確認して、本当にできなかった部分だけを取り上げる、数分刻みのスケジュールでの練習でした。
「次は確実にできるように!」とちさとちゃんが話してくれて、みんなで明るくも真剣に、時間を使えたことがうれしかったです。

『ビリーバー』では、お仕事組さんたちが考えてくれた振りのカウントに統一することになって、今までやっていたカウントよりもすごく明確で、やりやすくなりました。それがうれしくて、「これでみんなで綺麗に揃えてできる!」という良いイメージしか、浮かび上がってきませんでした。

 夕方、りさちゃんと一緒に、急いでまなかちゃんのもとへ行って、振りのカウントの変更を伝えました。衣装の片づけをしていたつきちゃんにも、伝えました。
 教えているけれど、教えているこっちの方が、楽しくて、うれしくなってしまいました。

 1日も、1分、1秒でも、無駄にしていい時間はないのだと思います。みんなと大切に過ごします。