11月14日
長らく中庭で干されていた小豆が、莢出しデビューしました。
みんなでコンサートの曲を歌いながら、ぐるぐると小豆を踏んで回りました。ちょっと香ばしいような香り、乾いてからっとした触感がなんだか懐かしくて、この時期が来た! と感じました。
タマネギの草取りが終わったみんなが合流してくれたり、たいちゃんが来てくれたり、最後には猫のまつりくんも来て、どんどん仲間が増えていくのがうれしかったです。
午後には『The Seed』のコーラスの音入れをしてもらいました。
この曲はちょっと他の曲とは異なっていて、8分の6拍子だったり、ソプラノが2つのパートに分かれていたりします。そこに苦戦したのですが、みんなの声が重なると、とても綺麗なハーモニーが広がっていました。
途中「baba」と歌うところがあって、今まで「baba」という音でコーラスをしたことはなかったのでびっくりしたけれど、まるで植物が花を咲かせたり、おしゃべりをしているような雰囲気があって、面白いなと思いました。
実際に、ダンスの振りと合わせて歌ってみると、なかなかむずかしくて、音が外れたりとか、気がついたらコーラスを歌う口が閉じてしまっていたりしてしまいました。
この素敵なコーラスからも、わたしたちの『The Seed』の世界観が伝えられるように、ダンスと両立させたいです。
夕食後に、お父さんお母さんがダンスを見てくださいました。
「プロになれとは言わないけれど、プロにはない、凄みというものが足りないよ」と話してくださいました。
「自分たちは傷ついて、どん底まで行って這い上がったんだ。そういう気持ち、強さ、目つき顔つきで伝えないと」
まだ、ダンスだからダンスしているようなところが自分にはあって、もっと意志を持って、厳しく、やさしく、表現したいです。
お父さんお母さんの言葉を忘れないで、明日からも練習に向かいます。