11月14日(月)「ダンスとともにコーラスを & ソプラノサックスとトロンボーンの小さなコンサート」

11月14日のなのはな

 抜き手、差し手、忍び手!? 慎重に慎重に……何をしたかというと、タマネギの草取りです。病気になってしまいやすいタマネギ。守らなければ!
 みんなできれいに草をとっていきます。長い畝が2本。畝の片側へ等間隔に並んで、ひろこちゃんのタイムコールとともに進んでいきます。

 

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 私は初め、いつもの草取りのようにスピード重視で取っていけると思って、草に勢いよく手を伸ばしました。が、が、が、手に急ブレーキ! タマネギの苗が所狭しと並んでいます。勢いよくやったら間違えてしまう、抜いてしまう。考え、やり方変更。忍者のようにそっと、葉と葉の列の間に手を入れ、雑草だけを掴んで、またそっと手を抜いて取って行くことに。

 こんなにも緊張しながらした草取りは初めて、ジェットコースターに乗っているかのようなスリル満点で手汗をかいてしまいそうなぐらいでしたが、取ったあとを見ると、とてもきれいになっていました。ひろこちゃんのタイムコールとともに順調に進み、1時間半できれいにすることができ、達成感を感じて嬉しかったです。

 

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〈タマネギの根元が、かすかに膨らんできていました〉

 

 緊張から解放され、次はコーラス練習? いいえ、ちょっと違います。小豆の莢出しです。1か月ほど前からグラウンド一面に干していた小豆を、残りの1時間半で、できる限り莢出しをしました。

 莢から出すために、小豆の上に円になってマーチング。まなかちゃんの作ってくれた、『莢出しの歌』に乗ってみんなで、「いち、にっ、さん! いち、にっ、さん!」と元気よく回ります。
 可愛く明るい歌と掛け声とともに歩いていると心も身体もポカポカとしてきました。みんなの顔にも自然と温かい笑顔が。すると、そこにマツリ(猫)が登場! そばで作業を見ていてくれました。

 

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 踏み終わったら、莢と小豆を分けます。ブルーシートの上に座って分けたのですが、みんなの口から歌が止まりません。コンサートで歌う曲をみんなで歌い、コンサートの歌が一息ついたと思ったら、次は、それぞれの好きだった童謡、なつかしの童謡を発表。「それ、知ってる!」「可愛い」童謡を歌うと、その場の空気が和やかに……すると、たいちゃん登場!(編注:たいちくんはスタッフのあゆみちゃんの子供で、生後11か月です)

 マツリにたいちゃん、小さくて可愛い2人も莢出しに参加してくれて、しかも心地よい風とともにみんなで歌いながらワイワイとした空気はまるで遠足のようで、楽しかったし、心も身体も癒されたことを感じました。

 

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 メインの莢出しは順調に進み、1時間半という短い時間でしたが、広げたブルーシート2枚分を終わらせることができました。
 慎重に丁寧に草をきれいにとった後には、温かな幸せな空気の中での莢出し。幸せで、あっという間の午前中でした。

(ももか)

 

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 次の、コンサートの通し練習では、大人数ダンスで、踊りながらコーラスを歌えるように。

 今週は、大人数ダンスとコーラスを合わせてできることを目標にして、練習をしていきます。初日の今日は、『ザ・シード』の音入れから始まりました。

 『ザ・シード』は、自分たちが意志を持った植物のようになって踊ります。太陽を求めて、空気を求めて、一度は朽ちてしまう場面でも、「また必ず蘇る」という生命の強さを持つように、最後まで視線を粘り、ラストのサビでは荒れ狂う自然になります。
 そんな異色な世界観の曲で、せいこちゃんに音入れしてもらったコーラスも、植物の世界により引き込まれていくような、素敵なコーラスでした。

 

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 さとみちゃんが作ってくれた楽譜には、8分の6拍子の記号があり、あまり見かけない拍子に、最初は戸惑いました。
 この曲は、ダンス練習をしていても、カウントを取ることが難しかったのですが、4拍子ではなく、8分の6拍子だったから、と分かって、みんなで、そうだったのか……と少し肩を落としつつも、納得してしまいました。

 音入れをしながら、せいこちゃんが、「123,123」と数えることを教えてくれて、せいこちゃんの取ってくれるカウントを聞きながら、少しずつ8分の6拍子の拍の取り方が、分かってきました。
 この拍子が、独特な曲の雰囲気に繋がっているんだな、とも思いました。

 植物が、何にも妨げられないほど、不敵に成長していくことが感じさせられるような、印象的なコーラスがあります。そこで、ソプラノの2つの旋律と、アルトに分かれます。
 段階的にハーモニーが増えていくと、音量は変わっていなくても、ぐっと膨らんで押し寄せてくるような効果がありました。

 

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 微妙な違いの旋律が多い分、それぞれが正しい音程を歌うことは、とても難しかったです。音入れの後、バディ練習の時間があり、そこでピアノを使って、正しい音程で歌う練習を繰り返しました。

 つきちゃんまりのちゃんと、私は、ソプラノの中でも違うパートでした。まずはピアノの音を聴き、それぞれ、1回ずつ歌い、3回目で合わせる、という練習を中心に行いました。
 何度も練習し、3重の旋律になる部分を、お互いにつられず、ハーモニーにして歌えたとき、すごく達成感があり、「やったー!」と言って喜びあいました。

 

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 バディでのコーラス練習の後、体育館でダンスとコーラスを合わせてできるようになるための練習を、ソプラノ、アルトに分かれて行いました。
 まずは円になって、軽く動きながら、動きとコーラスがどう噛み合うのか、確認していきました。
 動きとコーラスの関連性を、いち早く見つけてくれた子が、「音程が変わるタイミングで、この動きをする」など、みんなに共有してくれて、どんどん、ダンスとコーラスの全体像が見えてきました。
 どこで何を歌うのか、ということは、思っていたよりも分かりやすくて、ダンス、コーラスがやりやすい曲だと感じました。

 けれど、ダンス、コーラス、どちらかに気持ちを向けると、どちらかがおろそかになってしまうので、コーラスは音源の聴きこみや練習がもっと必要だし、私はダンスも、もっと確実に踊れるようにブラッシュアップする必要があることを感じました。

 課題はたくさん見えてきましたが、大人数でのコーラスをすることで、バンドの演奏にも膨らみや広がりを持たせ、もっとなのはならしい演奏になっていくと思うので、今日、『ザ・シード』のコーラスとダンスを両立する練習ができて、とても嬉しかったです。
 本番にはかりんちゃんを中心にして、誇り高い植物の世界を表現できるように、これからも練習していきたいです。

(りんね)

 

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 夜のリビングに、きらびやかな金の楽器と音色。ソプラノサックスを担当しているさとみちゃんと、トロンボーン奏者のゆりかちゃんが、アンサンブル曲を披露してくれました。

 今週は、アンサンブルの強化週間です。ウィンターコンサートでは、管楽器に打楽器などを加えた混合アンサンブルが、多く登場します。しかし、それぞれ役者、演奏者、ダンサーなどを兼任しているため、なかなか全員が揃って合わせを行ったり、練習を行うことはできません。今週はアンサンブル合宿と称して、優先的に練習をしていこうと、アンサンブルリーダーのさとみちゃんを中心に、みんなで曲の練習に向かいます。

 そして、そんな1週間に臨む私達へ向けて、ゆりかちゃんとさとみちゃんが、アンサンブルで演奏する曲から1曲ずつ選び、自分の担当しているパートをソロで演奏してくれました。
 1人の人の演奏に、じっと耳を傾けられる機会は、普段、なかなかありません。

 

20221114-211013

 

 ゆりかちゃんは、『フェアリー・ストーリーズ』のうち『遊び歌』という曲を。そしてさとみちゃんは、『サンバ・テンペラード』を披露してくれました。
 ゆりかちゃんのトロンボーンの、堂々として安定感のある音色と、時には主旋律を、時には他のパートのサポートを務めながら進行する演奏、そして『遊び歌』の、弾むようだけれどどこかノスタルジックで、勇ましく大人っぽいメロディ。そして、さとみちゃんの『サンバ・テンペラード』では、YAMAHAのソプラノサックスの瑞々しい音色が自由自在に流れ、たった1本の楽器でドラマを語る演奏に、心が弾みました。

 そして、夜8時半からは、『サンバ・テンペラード』『剣の舞』『ギャロップ』『怖い話』『遊び歌』を、アンサンブルメンバーで合わせる練習を行いました。

 ソロを吹いてくれた2人のように、演奏をしたい、そんな思いが胸に強く湧き上がった夜でした。