11月13日(日)「物語の仲間たちと再び、旅へ ―― ウィンターコンサート第1回通し練習」

11月13日のなのはな

 演劇練習が本格的にはじまり、曲も一歩ずつ完成へ近づき、なのはなファミリーの古吉野では、終日、練習の音が聞こえてきます。
 夜の時間も、ダンスや演劇、コーラスと、いつも誰かが体育館で練習しています。

 1週間前、あゆちゃんから、「週末に通し練習をする」と聞いたときは、思わず目を見開き驚きました。いや、考えてみるとホール入りまでは、もう1か月とない……。

 練習しているうちに、あっという間に本番がきてしまう。そう思う前に、これは猛練習しなければ。そう思ったのが1週間前でした。

 

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 それから、役者たちは夜はずっと体育館でシーンの練習をしました。ときには1日中、脚本とにらめっこしながら、何度もセリフを追って必死に暗記してきました。
 こんなときこそ、頑張らなくちゃと思えるし、できていなかったところも、覚えられるようになったと思います。

 通しをする前日、ステージに立つときも、出はけのときも、意志を持って表現することがいかに大切かということをお父さんに教えてもらいました。

 その言葉を聞いて、たとえそれが、どんな完成度であっても、堂々と自信を持ち、ステージに立つからには意志を持って今できるベストを尽くそう、そう思いました。

 

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 こうして迎えた今日の通しでは、全体の流れがスムーズかどうか、全体像をつかんで次につなげていく、そんな通しでした。

 主要役者でも、初めて演じるシーンもあるくらいで、どのシーンもまだ不慣れだったけど、いざ劇が始まると、そうは言っていられません。

 幕が開いたときから、もう劇が始まっていて、そこにはスプリングコンサートで旅をした、市ヶ谷博士、とうこ、たかお、ナナポンがいました。
 博士もおさらば三人組も、それぞれが進化しています。

 

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 まず前半を通して、前半は割とコミカルなシーンが多く、演じていても楽しかったです。
 ただ、お父さんが言われていたように動きをつけるともっと見やすくなるし、変化があって面白みも増すと思いました。

 後半からは、どんどん真に迫ったシーンで、展開が次々に変わっていきます。
 博士とたかおたちと、旅をしていく中で、どんどん心が浄化させていくような気がしました。きっと本番の日が近くなればなるほど、その感覚もより深くなると思います。

 スプリングコンサートで演じた役で再び演じると、「ああ、この仲間たちと旅をしてきたんだな」と思って、また再会できたことがうれしかったです。

 

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 この脚本は、まだ最終形ではなくて、変わっていくし、自分たちでも変えていくことになります。しかし、1回1回の通しが本番でもいいという気持ちで臨まなければ、本番でお客さんに伝えることはできないんだと、しみじみ感じました。
 前半と後半、続けて通して約3時間ありましたが、不思議なくらいに時間が経つのは早いです。これも、新相対性理論でしょうか。

 

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 通しが終わって、昼食の席に着くと、台所さんが美味しい食事を用意してくれていて、脳とお腹が休まって、とても嬉しかったです。前後半の通しをすると、1日終わったような気分になって、今まだ昼なんだと思うと、濃い半日だったと感じます。

 脚本が完成してから間もなく急ピッチで臨んだ、初めての通し。
 最初は、できるかな? という不安もありながらも、みんなでステージを回して魅せる空気を作っている、お互いの気持ちが、よく伝わってきて一気にコンサートへの気持ちが高まりました。

 

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 この通しは、曲と劇とのつながりや、セリフの間合い、立ち位置、ではけの都合など、課題を見つけるよい機会となりました。またみんなの中でも、その課題を共有して、「じゃあ、ここは私が道具をはけるね」というふうに、お互いがスムーズにできるようにと話し合うこともできました。

 次回、通しをするときには、できなかったところをできるようにし、且つブラッシュアップして、もっとよくしていけるよう、練習して本番に向かいたいです。

(さき)