
11月8日のなのはな
ウィンターコンサートの舞台背景の制作に向けて、体育館に3スパン分の足場を組み立てました。ボーカルが立つ、中央の高い2スパンと、それよりも1段下げた上手側の1スパンを立てました。
ビケ足場という、くさび緊結式の足場で、ハンマーがあれば組み立てができるものです。
まえちゃんが、体育館に足場を立てるための場所づくりをしてくれていました。
スプリングコンサートが終わった時に、須原さんとるりこちゃんと収納した籾摺り機倉庫の裏から、3人でパイプを出しました。
紫黒米ともち米の籾摺りをしたときに隙間から出てしまった埃がパイプについてしまっていたり、地面に直に置いていたジャッキベースが土で汚れてしまったので、次に収納するときはブルーシートで覆っておけたらいいなと思いました。
エアーコンプレッサーとブラシを使って、土や埃を落としました。
体育館まで運ぶとき、須原さんがフォークリフトを運転してくださり、一度に運ぶことができました。
体育館の床にパイプが当たって傷がつかないように、ベニヤ板を敷いたところにパイプを置きました。
足場の1スパンは奥行き・幅ともに1800ミリです。体育館の床にある木栓を目印にして、通りを合わせました。
柱のパイプは、客席側から見て奥が長い3720ミリのパイプ、手前が2番目に長い2820ミリのパイプです。L字型に3本の柱を立て、手摺りパイプで繋いで自立させて、そこからは1本ずつ柱を増やして、手摺りパイプで繋いで建てていきました。真ん中のスパンは柱が背景の邪魔にならないように、3600ミリのトラスを入れました。
アンチ(床)を取り付けていきました。
柱パイプには、手摺りパイプを取り付けるための穴があって、90度回転させると、高い低いを変えることができます。
前回まではアンチを低い側の手摺りパイプに取り付けて、渡す木材は高い側の手摺りパイプに渡していたので、木材とアンチの間に45ミリの隙間ができて、その隙間に木材を入れて床が揺れないようにしていました。
しかし、ホール入りをしてからは1分1秒の時間が貴重です。こうした足場の組み立てや、舞台のセッティングをスムーズにできればできるほど、練習やコンサートの仕上げに時間を掛けることができます。
そこで、高い手摺りパイプにアンチをかけて、アンチと木材がピタッとつくようになったら良いのではないか、と須原さんが話してくださいました。
そうしたら隙間もなくなって、パイプの上にくる木材とベニヤ板の設置がやりやすくなりそうで、とても嬉しかったです。
補強の筋交いと、足場の上を歩いても危なくないように手摺りを取り付けました。
スプリングコンサートのときは、2階床面のベニヤ板の取り付けに時間がかかってしまいました。ベニヤ板と木材を加工してからホールに搬入して、設置がすぐにできるように須原さんが見てくださっていて、そのセットを作れる時間がとても楽しみです。
朝食のとき、まえちゃんが、お母さんが話してくださった舞台背景のイメージを話してくれました。立体的な面白い仕組みもあって、これからまえちゃんや須原さんたちと作っていけることが楽しみで、できることを頑張りたいと思いました。
(さくら)
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『オーバーパス・グラフィティ』のダンスの振り入れをしました。
振り付けは、のんちゃんが考えてくれて、今日で振り入れが最後までおわり、ダンスが完成しました。
このダンスでは、リボンを使用するため、リボンのための振り付けも、のんちゃんが考えてくれました。
フォーメーションもくるくると変わったり、リボンが宙を舞っていると、ステージがユートピアのように感じます。
この曲の1番はブレイクダンスがあったり、ステップで6人のダンサーが踊ったりします。2番からは、リボンを持った3人が登場し、見所がたくさんあるステージを、みんなと振りを揃えて踊れるように頑張りたいです。
しなやかに舞うポーズがあったり、格好いいステップで踊るところがあったり、素敵な振りを踊らせてもらえることが嬉しいです。
ステップが難しい振り付けは、身体に振りが入るまで何回も練習しました。最初はできなかったところを、できるようになると信じて、何回も練習していくうちに、踊れるようになってきました。
最後のサビでは、全員でリボンを持って踊ります。
今日の振り入れの時間は、ずっとみんなの笑顔がありました。ウィンターコンサートに向かう過程のなかで、みんなとの今の時間を楽しんで、今の幸せを感じながら、みんなのなかの1パーツとして、練習を全力で頑張りたいです。
(ふみ)

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草刈りから始まった桃の元肥入れの作業も、クライマックスへ向かっています。
今日からは、肥料を混ぜこむために管理機をかけた畝を綺麗に饅頭型に成形する「土寄せ」作業を行いました。
しかし、管理機がけをした後も畝のかたちは綺麗なままで、今回の土寄せは、管理機がけで出来てしまった溝や凹凸を均すような作業で、水がたまったりしないように、6人で1本の桃の樹に取り付いて、1本1本を全員で終わらせていきました。
均しの作業のミソは、綺麗に均すけれど、土をあちこちから引っ張って、肥料が一部分に偏ったりしないようにすることだなと感じました。
わたしは、(綺麗に均したいけれど、肥料を偏らせてはいけない……!)と思うと、とっても難しく感じてしまい、しかし、あんなちゃんは手際よく、上手に均していて、もっとあんなちゃんがどう考えて、どう作業をしているのか、よく観察して、わたしも要領よく、桃の樹に優しい作業ができるように、進化していきたいなと思いました。
均しをしていると、肥料撒きで撒いた粒状の肥料が、土やほかの肥料とよく混ざっている様子が見えて、この肥料が、来年の夏、甘くておいしい、幸せな気持ちになる桃を生らす1つの栄養となるのだと思うと、肥料が上手に効いてくれたらいいなと思うし、どんな桃ができるのか、とても楽しみに思えます。
桃は実を生らすために休むことなく、次の年、次の年と生き続けていて、一つひとつの手入れが収穫に繋がっているのだと思うと、わたしも、桃の樹を思って作業を頑張っていきたいと思いました。
今日は大きな畑が2枚終わり、残るは6枚です。
質よくテンポよく進むよう、みんなと頑張ります。
(なつみ)
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