
11月7日のなのはな
文化祭や脚本の読み合わせ、音楽練習に打ち込んだ週末が明けて、気分一転、今日は家族揃ってサツマイモ掘りを行いました。
良く晴れた日が続き、畑の土も乾いて、芋ほりにはうってつけの日和。サツマイモ掘りは畑の一大行事で、この日をとても楽しみにしていました。
今朝から、芋を干すためのグラウンドをきれいに整備し、道具の準備もして、1日を通してサツマイモ掘りモードに入っていました。

午前は大人数で、下町川下畑のサツマイモを掘りました。
私は、あんなちゃん、ゆりかちゃんとトリオになり、スコップで掘る人、手で引き抜く人の役割を回しながら掘り進めていきました。
普段は桃の手入れなどで、一緒に畑作業をする機会が少ない2人とも、芋掘りを一緒にすることができて、すごく嬉しかったです。
週末は音楽練習が中心だったので、せーの、と掛け声をして3人の息をあわせながら、力を入れて土を掘っていく感覚が少し新鮮で、気持ちが良かったです。土の中から、濃い紅色のサツマイモが出てくると、嬉しさが湧いてきました。
下町川下の畑は、土がサラサラとしていて、サクッとスコップが畝に入り、とても掘りやすかったです。サツマイモの実入りも良くて、一つの株に良く太った芋がぎっしりとついていたし、中には大根のように長くて立派な芋もありました。
いい芋が掘れると、「満たされた気持ちになるね」と言いあって、家族みんなで存分に、綺麗なサツマイモを掘れることが、本当に幸せなことだな、と感じました。
芋掘りと回収を終えると、一度畔に避けていたサツマイモの蔓を、みんなで協力して、畑へと戻しました。
サツマイモの蔓が腐食すると、たくさんの栄養が土に染みて、ミミズが寄って来て、さらにはモグラがやってくる。畔の土手がモグラに荒らされないように、畔には草や蔓を置きっぱなしにしないことを、お父さんが教えてくれました。
栄養豊富なサツマイモの蔓は、また桃畑に敷いて、桃の木の栄養にするということでした。重量感のある蔓ですが、桃の良質な堆肥として、有効活用できることが嬉しいです。
午前中の締めくくりに、お父さんが、来年、よりいい芋を作るために、高畝をしっかりと作ることや、1節から芋がぎっしりとついていたことから、苗は3節程度にすることを教えてもらいました。
掘っていても、畝の僅かな高さの違いでも、必ず高畝のほうが実入りがいいことが、確かに感じられました。来年は高畝にして、苗も潔く3節にする、ということを覚えておいて、実践したいなと思いました。
午後には、コミュニティ畑の芋堀ろも進めました。
この畑は蔓回収やマルチ回収をするところから始めて、芋ほり自体は、半分強を進めることができました。
蔓回収は、蔓を直接エルフに積んで、あんなちゃんやまえちゃんが、すぐに桃畑まで誇んでくれました。サツマイモの蔓は、長く、絡まり合っていて、運ぶことも大変だけれど、みんなで協力しながら引っ張って運んでいき、大きな塊を運べると、とても爽快でした。
クレーンゲームのように腕を使って、がっしりと蔓を抱えて運ぶことが、だんだん楽しくなってきました。
コミュニティ畑は、下町川下畑に比べて、土質はかなり粘土質でした。スコップは入れにくかったけれど、畝は高畝にしてあったので、平均して、大きな芋がよく入っていて、豊作でした。
土の色が少し変わるところまで、芋が垂直に伸びているものもたくさんありました。芋を傷つけないように掘るのは、慎重さが必要で難しかったけれど、その難しさに見合ったいい芋が掘れました。
午後からは、あゆみちゃんやたけちゃん、たいちゃんも来てくれて、たけちゃんは小さいながらも、一生懸命、芋掘りや蔓回収を手伝ってくれました。
お茶休憩のとき、たけちゃんがみんなの名前を呼びながら、「どーぞ」と、言って梅サワーを配ってくれたことが、本当にかわいらしかったです。冷たくて甘酸っぱい梅サワーを飲むと、頭がすっとして元気が出ました。
ラストスパートで、残り半分弱の蔓回収とマルチ回収をして、また後日、すぐにでも芋掘りが進められる畑の状態にすることができました。
午前午後と、掘った芋は、古吉野のグラウンドに広げました。プラスチックのすのこ、という、以前、倉庫から出てきた新アイテムを使うこともできました。すのこを使うと、広げた芋を簡単に移動させられるし、乾きも早いということで、とても便利でした。
グラウンド一面に、今回収穫した芋が並ぶと、豊かな気持ちでいっぱいになりました。今後晴れが続く予報なので、1週間程度、天日干しをして、甘くなってくれたらいいな、と思います。
今日は1日、思い切りサツマイモ掘りを楽しむことができました。
また、コンサート練習に向かいながら、飛び切り美味しいなのはなの焼き芋や、サツマイモ料理が食べられることも、楽しみです。
(りんね)