11月5日(土)『コンサートまであと43日! 脚本の完成! さぁ物語の世界へ旅が始まる」

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 「ついに、ついに、ウインターコンサートの脚本が完成しました!」

 と、お父さんからのグッドニュースがあり、聞いた瞬間みんなから拍手がわきあがりました。

 そして、午後から新たな展開が盛り込まれラストシーンまで書き込まれた新脚本の読み合せをしました。
「宇宙と人体」をテーマにしたスプリングコンサート。その続編となるウインターコンサートで、この宇宙と人体をめぐるたびも、ラストを迎えます。
 今回は、前回登場した主要キャストに加え、様々なキャラクターが登場し、賑やかになっています。
  
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 脚本をみんなで読んでいるとき、同じときに笑って、同じ時に涙しました。この空間には、お父さんの書かれた脚本の世界で満ち溢れて、とても暖かかったです。ラストシーンは、まだ言えないけれど、お母さんが見せてくれた海馬の写真をイメージして作ったということで、その写真が、オーロラみたいで本当に美しかったなと思いました。

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 最後に脚本を読み終えて、お父さんとお母さんが脚本について話してくださいました。

 「僕は本当に幸せだよ。なおも、お母さんも、人体についていろいろ調べてくれて本当に参考になった。
 この脚本を読んで理解が深まったとみんなは言うけど、僕自身も、みんなのおかげで理解が深まって、
 お互い様なんだよね。」

 と、お父さんが話してくれました。

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 「この物語は、作り物ではなく、実話なの。この脚本に答えが書かれている。
 これからどう生きていったらいいのか。生き方の答えが書いてあるんだ。
 それを自分たち自身が演じるんだよ。お父さんがみんなのために書いてくれたこの脚本を、どうか忘れないで。
 覚えておいて、誰かに伝えられるように。」

 とお母さんは話してくれました。
 
 その言葉に勇気がわいて、自分たちの回復の答えがまさに書いてあって、それは私たちだけではなく、人間がちゃんと利他心を持って、道を間違えずに、いい人生を生きていく。
その答えを、演劇に込めて、ステージで伝えられる。

 という機会をもらえることは、本当に、本当に、大切でありがたいことなのだと思いました。これは、みんなのストーリーで、私のストーリー。このストーリーを、自分のものにして、回復できたら、誰かに伝えられたら、どれだけ希望になるのか…。そう思ったら、後ろを振り返っていきてなんてられないんだ!と気づかされました。そのために、自分と戦いに行く気持ちで、本気で向き合っていきたいです。

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 そして、12月18日。この日会場に来てくだる皆さんに伝えられるように。このコンサートを通して、自分たち自身の回復の道を劇で演じることで答えを自分の中に入れて、よい人生を生きていけるように。
 これからもっとこの脚本を落とし込んで、みんなで最高のウインターコンサートを作っていきたいです。

 

(さき)

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〈脚本の読み合わせの前に『ビリーバー』をバンド、ダンス、コーラスで合わせました〉

  
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 勝央町文化祭に向けて、勝央文化ホールで出はけの確認、バンドの音調整、リハーサルをしました。

 勝央文化ホールへは、毎週水曜日に金時太鼓の練習で行かせていただいているのですが、このホールで、このステージで1か月後には、ウィンターコンサートの舞台を作っているのだと思うと、背筋が正される思いがしました。

 今回は全部で3曲の演奏とダンスを披露するのですが、最期に踊る『ビューティフル・ピープル』は大人数で踊る曲ということもあり、ステージに立つのが初めての子もいる中で、私もどこか、緊張するところがありました。
  
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 なのはなの空気感。見せる意識。常に何者かを演じ続けて、自分にオンとオフのオフの状態を作らないこと。
 数日前、古吉野なのはなの体育館でリハーサルをした時、あゆちゃんが「どこを切り取られても恥ずかしくない姿や心持ちでいて、いつでも自分の夢や理想、希望を語れるようになるんだよ」と話してくれました。

 それを思うと、普段の生活の中でも自分自身に「何が一番、全体に優しい判断なのか」「自分は今、どんな役割でどんな心持ちでいたらいいのか」を問い、考えるきっかけにもなり、そうすることで、自分自身が生きやすく、前向きでいられるのを感じます。

 そして、舞台に出ているときだけではなく、舞台袖に立っているときの空気感、立ち姿、ただ歩いたり、楽器を準備したりするときも、その場にあった表情や態度、心持ちでいられるのを感じます。
  
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 リハーサルで舞台に立つと、たくさんの照明に照らされて、ホリゾント幕に照らし出される色鮮やかな光に気持ちが高まり、前回のコンサートで感じた(本当に伝わる人には伝わるんだ)という気持ちを思い出しました。
 それと同時にステージの上で表現できる自分、誰かに伝えられる表現者としての自分をいつどこでもどんなときでも作っていくということの難しさや、今の自分たちのもう一歩先のハードルも感じました。文化祭へ出演させてもらうという機会を通して今の自分たちをできる限りで鍛えて良いパフォーマンスをしたいと思いました。

 お父さんがいつも、「幸せは人と人との間にある。音楽も、演奏する側と聴く側がいて、初めて存在するんだよ」と話してくださるように、明日の本番は、私たちの醸し出す空気感、希望のある若々しい表情、気持ちで踊ります。
  
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 私たちにしかできない表現、伝わる演奏。
 私たちの笑顔の奥には、一度は、生きるか死ぬかまで自分を追い込むことになった先にある、よく生きたいという気持ち、自立をして自分の人生を作っていける一本道、利他心を軸に生きるたった1つの残された道で、志を同じくする仲間と手をつないで生きていきたいという気持ちがあります。

 明日はなのはなの演奏のあとに、なのはな金時太鼓のメンバーで、勝央金時太鼓の方々の前に『わかば』の演奏もあり、私にとっては初めての太鼓のステージでとても緊張するのですが、今できる精一杯で、深い演奏、深い表現ができるよう、気持ちを作って向かいます。

(ななほ)

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〈地域の子供たちが亥の子でなのはなファミリーに来てくれました。亥の子はこの地域でもこの時期に行われる行事であり、地域の子どもたちが地域のお家を周り、無病息災や子孫繁栄などを祈ってくれます〉

  

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〈みんなで見学を来てくれてありがとうの気持ちを込めてお見送りをしました〉