「私が探していたもの」 みつき

11月4日 

 

 

 音楽合宿2日目も、飛ぶように時間が過ぎていってしまいました。

「あれ、午前中には何をしていたんだっけ?」と思い出すのに時間がかかってしまうくらい、ずらっと並ぶスケジュールに沿って、練習や演奏などこなせたことが、すごくよかったです。

 自分だけは1日を24時間以上与えてもらったんじゃないかと思えて、うれしくなってしまうし、音楽合宿期間はちょっぴり慌ただしいけれど、慌ただしければ慌ただしいほどなんだか楽しくって、生きている!という感じがします。

 

 今日も音楽合宿は、バンドとダンスの合わせから始まりました。

『ビューティフル・ピープル』を演奏したときのことです。

 若々しさ、若々しさ、若々しさを出したい!と、ずっとみんなでイメージを共有していました。ですが、わたしは昨日の練習まで、納得のいく演奏ができていませんでした。笑う表情がうまく作れず、寂しい印象になってしまったり、なかなか声量が出せなかったり…。

 イメージはわかっているのに、と悔しい気持ちがこびりついていました。

 

 あゆちゃんが踊る前に、こう話してくれました。

「若々しさというのは、年齢が幼い若々しさじゃないんだよ」

「これから自分の手でこんな未来を作ってやる、そんな意志を持つ若々しさだよ」

 

 それは、今のわたしたちだよ、とあゆちゃんは続けました。

 あゆちゃんの声が、何度も何度もわたしのこころの中でエコーしていて、そのくらい、一瞬の衝撃を感じました。

 でも、ストンと身体に降りていきました。あゆちゃんが答えにつながっているひもを、引っ張り出してきてくれたようでした。

 

 そうか、そうだ、わたしが探していたのはそれだ!

 今のわたしたちが求める願いや目標、それをありのままに伝えれば良い、ということ。おじいちゃんが教えてくださった「青春の詩」と同じで、そういった若々しさをわたしたちは、確かに持っていたことを、忘れてしまっていました。

 気がつかせてもらって、それから演奏させてもらえたことが、本当にうれしかったです。
 曲が終わったとき、自分自身でも、やりきったような満足感がありました。「これが最終表現でも良い」と思えるような『ビューティフル・ピープル』でした。

 

 午後のアセスメント演奏でも、初めての披露だったけれど『ビューティフル・ピープル』が、とても楽しくてうれしかったです。
 本当のところで「なのはなだけの『ビューティフル・ピープル』」が作れたような気がしました。
 他の曲も、ぜんぶ「なのはなだけの」ものにできるよう、もっともっとみんなと作り込んでいけるように、頑張ります。