
11月3日のなのはな
ウィンターコンサートに向けての音楽合宿。贅沢で貴重な4日間が始まりました。
初日の午前には、コンサートでの演奏曲のうち、今完成している曲のバンド、ダンス、コーラスをすべて合わせていきました。そして午後は、ビッグバンドでマーチングをしながら演奏する『ドラムライン』の振り付け完成!
前回の合宿で曲の前半は振り入れが完了していて、私は前半をブラッシュアップすることを頑張りながら、後半を教えてもらえる日をまだかまだかと待ち望んでいました。
私は、今回の合宿では、「動きながら吹けなくても、まず全部理解する」という目標を掲げました。それがあり、ドキドキ・ワクワクしながらも頑張ろう! 集中しよう! と強く思って振り入れに取り組み始めました。
早速、振り入れが開始! 後半は、スネアドラムのかにちゃんがソロで演奏する部分から始まります。格好よく演奏してくれる部分ではその音を引き立たせるため、私たちは膝をついて座り、手でリズムを叩きます。リズミカルに叩いていると、演奏開始から『ドラムライン』の爽快なリズムで心が躍っているのに、さらに弾み、楽しくなり……
しかし、頬を緩めていられるのは、ほんの一瞬。管楽器チームもリズムが難しいところの振付けに入るのですが、想像を絶する難しさ! 回る!? 跳ねる!? 前半を上回る難易度に、みんな驚きを隠せません。いざ、やってみると頭がパニック。
ですが、あゆちゃんが15分間、パートごとに確認する時間をくれました。限られた時間の中で少しでも習得しようとアドバイスをしあいながら頑張ります。すると不思議なことに、振りが少しずつ入って行きました。
そして、完成! 最初から合わせてみると、前半はみんな練習を積み重ねていたため、しっかり音を出しながら動くことができました。後半はやっぱり難しい……個人練習がまだまだ必要です。ですが、一通り通せると、完成度はまだまだでも、とても興奮したし、形になったことを感じました。これで、私たち管楽器チームの振り入れはすべて完了です。お母さんも、凄い! と喜んでくれたことが、とても嬉しかったです。
まだまだ振りを理解しただけ、これからもっとブラッシュアップしてみんなと迫力のある演奏を作り上げれるよう頑張ります!
(ももか)
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今週末に出演する勝央町文化祭に向けて、午後に、体育館でのリハーサルをしました。
文化祭の曲目は、勝央金時祭りでも演奏した、『レインボー』『ア・レヴァ』そして、ウィンターコンサートで演奏する『ビューティフル・ピープル』が、初披露となります。
『ビューティフル・ピープル』の衣装や、バンドメンバーの新しい衣装が色鮮やかで、それを見るだけで明るい気持ちになり、なのはならしい、華やかなステージにしたいと思いました。
そして、お母さんとゆりかちゃんが、前から、真剣な表情で、そして時には笑顔で、出はけなどを見てくれていて、背筋が伸びる想いでステージに立ちました。
あゆちゃんが読んでくれるMCを、心の中で自分も一緒に読んで、みんなでお客さんに伝えて表現する。
「演奏は、ステージに立つ人と客席の人の間にあり、みんなでつくるもの」
お父さんお母さんが、いつも教えてくれることに、繋がっていると感じました。
「普段の生活の中で、ONとOFFを作らず、ずっとONでいられる人。どこを切り取られても恥ずかしくない姿勢、心持ちでいること。そして、夢は何かと聞かれたら、直ぐに答えを言える人。それが大人だよ」
と、あゆちゃんが教えてくれたことが、とても心に響きました。
ステージに立った時だけ、表現者になることはできない。
常日頃から、いつも気持ちを開いて、プラスの空気を出せる人。
いつもONであり続けられる人が華のある人。あゆちゃんはそう生きていて、自分もそんな風でありたいと思い、気持ちが引き締まりました。
今回、初披露の『ビューティフル・ピープル』。
煌びやかに着飾り、ステイタスを振りかざすような美しさは、本当の美しさではなく、泥臭くても、何にも縛られずに、バイタリティー溢れる若さで、活き活きと生きている人。それが本当の美しさ。
そういうことを伝えたいし、見てくださる人が笑顔で元気になれる演奏にしたいです。
(よしえ)
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