10月31日(月)「クマチャレンジ! 小豆の収穫 & 桃の肥料やり最終段階、管理機での耕耘へ」

10月31日のなのはな

 小豆の収穫の2巡目を回りました。

「今日は5枚の畑、全部を回りたいです!」
 作業の始まり、リーダーのやよいちゃんが意気込んで言いました。
 小豆の畑は全部で5枚ありますが、どの畑も面積が広い上、株数が多く、1枚の畑を丁寧に見ると、1時間は容易にかかってしまいます。でもどの畑も熟れが進み、このままでは殻からはじけてしまいそうです。そこでやよいちゃんが、少し強行突破ですが、半日の3時間半で5枚の畑を回る、小豆ツアーを計画してくれました。

 やよいちゃんが初めにタイムスケジュールを発表してくれました。それは今から回る5枚の畑に滞在する時間が事前に設定されていて、20分~40分の間で各畑の小豆の収穫をするというものでした。
 時間が分刻みで組まれていて、例えば、「11時04分から、11時34分まで収穫」というように、1分も無駄にできません。
「できたら終わらせたい」
 やよいちゃんの燃える気持ちに、集まったメンバーの心も燃え上がって、すぐに車に乗り込んで、1枚目の諏訪神社奥畑に向かって出発しました。

 畑に着くと、早速、米袋をもって、1人1畝で入っていきました。
「1畝7分目標でいきます!」
 畝の先を見ると、少し距離があります。7分は長そうで、とっても短いです。でも諏訪神社奥畑の滞在時間は20分と決められています。

 

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 そこで登場した、わたしたちの大作戦は、その名も、『クマチャレンジ』!
 何でクマ? と思うかもしれませんが、これは先日、お母さんと大人数のみんなが小豆の収穫をしたときに発案された、ゲーム感覚の小豆の収穫なのです。

 回りたい畑がたくさんある! でも丁寧に見ていたら、時間がない!
 そういう状況だったとき、お母さんが、小豆の収穫を競争方式にしてくれました。
 丁寧に見ることも大切だけれど、時と場所と人を考えて、臨機応変に対応することが大切。時には多少、手荒でも、今すぐに取らなければならないものを優先して取ってしまうという選択肢も必要。
 そういうわけで、質よりもスピード重視の収穫になりました。そのときに、のんちゃんがものすごい勢いで取っている自分の姿を、クマのようだったと言ったことから、このスピード重視の小豆の収穫が、「クマチャレンジ」という名前になったのです。

 この日も、やよいちゃんが、「クマになってやろう」と言い、みんなで5枚の畑を半日で回るべく、人間からクマに変身した気持ちで向かいました。

 

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「1分が経過です! 畝の向こう側まで、あと6分です!」
 やよいちゃんが1分ごとにタイムコールをしてくれます。畑にやよいちゃんの声が響くたび、(え~! 1分ってこんなに短かったっけ!?)と時間の経過の速さに、なのはなの小豆の畑の周りだけ、普段よりも時計の針が早く回っているのではないかと思ってしまいほどでした。

 小豆はカラカラに乾いたものがたくさんありました。それらを両手でむさぼるように掴んでは、袋に入れ……をひたすら繰り返していきました。
 1枚目の畑は20分という限られた時間の中で、みんなの『クマチャレンジ』が成功し、残り時間2分の猶予を残して、全畝を見終わることができました。
 残りの2分は見落としたものを収穫する時間になり、みつきちゃんがその時間を、「ボーナスタイムだ!」と言っていて、より一層ゲームのようになりました。

 2枚目、3枚目……と進んでいき、やよいちゃんの事前の計画通り、本当に1分のズレもなく、34分なら34分に各畑を終わらせていくことができました。
 小豆の収穫は集中力のいる作業だけれど、20~40分ごとに畑を回っていくと、周囲の景色も変わり、集中力も持続しました。
 いくつもの小豆の畑を回っていると、畑によって、若干の質の違いにも気がつくことができました。なかでも、川向こう畑の小豆は特に大粒で、葉の状態も1番にきれいでした。

 

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 4枚目の崖崩れハウス下畑に入ったとき、他の作業だった、まちちゃんとのんちゃんがヘルプに来てくれました。さらに人数が増えたことで心強さが増して、このままの勢いで5枚目までいこう! と一層、スピードが増しました。

 時刻は12時20分。予定通り、4枚目が終了して、残すは1枚だけだ! となったとき、やよいちゃんが、「みんな、集まります!」と招集をかけました。(一体何だろう?)と思うと、やよいちゃんが、「そろそろ腰も痛くなってきたと思うので、腰のストレッチをします!」と言ってくれました。

 小豆の収穫は腰を屈めて行うので、確かにそろそろ腰に鈍い痛みが広がってきたころでした。やよいちゃんの声かけに、1人2組になって、背中の伸ばし合いからやりました。

 ペアの子の背中の上で伸びをしていると、真上には高い空が広がっていて、あまりの眩しさに目が開けられないくらいでした。
 朝方は霧が濃くて、肌寒かったけれど、10時を過ぎて霧が晴れてからは、薄手のTシャツ1枚だけでも暑いくらいに気温も上がり、気持ちの良い作業日和でした。

 ストレッチの最後には、みんなで一列に並んで、肩のトントン列車をしました。
「気持ち良いですか~?」
「気持ち良いです~!」
 前後に並ぶ、各々から声が響いて、とっても心が安らぐ時間でした。

 

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 みんなでストレッチをしたことで、肩も腰も、身体全体も軽くなったようで、飛べるような身軽さで、とうとう残す1枚の交番先の小豆畑へ突入しました。
 最後の畑は畝数は5枚の畑の中で1番少ないですが、畝の長さは1番くらいに長いです。
 小豆も先日、収穫をしたばかりですが、また一段と熟れが進んでいて、収穫したい小豆もたくさんありました。ですが、ラストは1畝20分目標で、そろそろ型にはまってきたクマに完全になりきって、最後とは思えない速さで進んでいきました。

 1畝見ただけで、空だった米袋がずっしりと重たくなったのがわかりました。
 そして最後の最後はみんなで助け合って、いよいよ、全部の畝が見終わりました。
「やったーーーー!!!! 終わった~~~!!!」
 真っ先にやよいちゃんの声が畑に響きました。それに続いて、みんなも声を揃えて、「終わった~~~!!!!」と米袋を空に向かって持ち上げました。

 初めに今日の予定を聞いたときは、一瞬、耳を疑ってしまった小豆ツアーだったけれど、やよいちゃんの計画通り、1分のズレなく、みんなと5枚の畑を終わらせることができました。いつもは腰が痛くなってしまうところも、この日はその痛みも吹っ飛んでしまうくらい無心になって、ひたすら小豆のことだけを考えて、小豆だけを見て過ごした作業時間でした。

 

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 やよいちゃんとみんなと同じ目標に向かって、1分も無駄にしないで、最後まで気持ちを1つに向かえた時間がとても嬉しかったです。
 軽トラの荷台には、小豆が入った米袋の山ができあがりました。改めて、こんなにも大量の小豆を収穫できたんだなと、誇らしげな気持ちになりました。

「次は、じっくり見ようね」
 やよいちゃんの最後の一言に、また次回の小豆の収穫3巡目はどんな物語が生まれるだろうと思いました。

(るりこ)

 

***

 

 桃の肥料入れが連日、着々と進んでいます。今回は全部で10種類の肥料を、各桃の樹に追肥しています。桃の昨日までで主立った肥料はほぼ撒ききって、今日からは管理機がけに入りました。

 以前あんなちゃんが伝えていてくれたように、酸化してしまう恐れがある肥料は、管理機をかけながら同時並行で撒いていくようにするということで、今日はまず初めに2種類の肥料を撒いてから、追いかけるように管理機をかけていきました。

 粉状の肥料は、丁寧に撒かなければすぐに風に飛ばされてしまって何処かへ消えていってしまうくらい細かい粒子で、腰を思いっきりかがめながら地面スレスレに近づけて撒いていきます。1本に対しての量がかなり少量なので、足りなくならないように、均等に撒けるように注意しながら、神経を使う肥料撒きでした。これまでの、わりと大胆な肥料撒きとは打って変わって、繊細な肥料撒きは、まさに最後の仕上げ! という感じでした。
 今日は開墾26アールと開墾17アールを終え、新桃畑の半分までいくことができました。

 

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 りなちゃんと私が肥料を撒いたところから、あんなちゃんが管理機をかけてくれました。数種類の肥料が撒かれた樹の下を円状に耕されたあとは、たくさんの栄養が凝縮された贅沢なフカフカの土に桃の樹が喜んでいるようで、私も満たされた気持ちになりました。

 けれど、桃の樹の下にたくさん根を張っているクローバーがくせ者でした。管理器の刃に絡まってしまい、1本の樹が終わるごとに絡まった草を取る作業に時間がかかるようでしたが、午前中はひたすら、あんなちゃんが1人で管理機をかけ続けてくれました。

 

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 午後からは私も管理機がけに入って、2台体制で進めました。初めての管理機に緊張しましたが、あんなちゃんが1から使い方を教えてくれて、なんとか使うことができました。けれど、やはり扱いになれるまでには時間がかかります。最初の2時間ほどは管理機に翻弄されている状態で、あんなちゃんのスピーディーな管理機がけには到底追いつく訳もなく、苦戦しながらなんとか1本1本を終えていきました。

 最後の1時間ほどで開墾17アールに入り、ようやく少し慣れてきた感覚が掴めてきました。地盤が平らなこともあり、スピードアップも図ることができて、テンポよく終えていけると気持ちが良かったです。
 最後にあんなちゃんが、深く耕しすぎないように調整するにはどうしたらいいかアドバイスもくれて、次に繋げられることが楽しみにもなりました。

 

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 今日は私はあまり役に立てなかったけれど、やはり2台体制だと進みが早くなりそうです。ウィンターコンサートの練習と同時並行で進めていく作業なので、効率よく順調に進むよう、頑張ります!

(つき)

 

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〈一大イベント、サツマイモ掘りが間近! 朝や夕方の時間を使って、蔓の回収も進めました。力のいる作業ですが、明後日に芋掘りへ入れるよう、精力的に準備を進めます〉

 

 午後からは、『ドラムライン』のマーチングや、『プロフェッツ・ソング』のダンス練習、バンド練習を進めました。マーチングでは、楽器を持って演奏しながら動く練習をしました。マーチングは皆、初めて挑戦しますが、何度も繰り返したり、同じパートの人とペアを組んで、片方の人が歌い、片方の人が動く、というふうにして演奏とステップの噛み合い方を確認したりしながら、少しずつ慣れていくことができました。