「自分が自分でなくてもいい」 りんね

10月30日

〇2回目の音楽合宿

 週末、2回目の音楽合宿が終わりました。

 音楽合宿前の金曜日、あゆちゃんにスカイフォールのダンス練習を見てもらいました。
 そこで、「一番に、周りの人と一体化していること、触手を伸ばして、繋がっている感覚を持っていないと、なのはなの演奏じゃないよ」ということを教えてもらいました。

 あなたが私で、私があなた。全員が、自分。
 今までにも、コンサートに向かう過程で何度も教えてもらったことだったけれど、そのとき、すごくしっくりと自分の中に、それが何よりも大切であり、それを体現することが、何よりも尊いこととして、入ってきたように感じました。

 自分が自分でなくてもいい、ということを受け入れることは、私にとって非常に勇気のいることでした。けれど、利他心とはそういうことで、利己的な考えによって苦しんだ私たちが本当に摂食障害から回復し、前向きに生きていくには、今まで持っていた自分の価値観を全て捨てるという覚悟がいる。
 自分をゼロにして、みんなが自分だと思うと、涙が出てくるような、勇気が湧いてくるような感覚になりました。
 今までは、失敗することが怖かったけれど、あゆちゃんの言葉を機に心持を変えてから、自分が全体の中のパーツでしかなくなったとき、失敗する怖さも、無くなったと思います。
 周りに常にそろえる意識、全員の表現が成功すること、一番見せたいものに気持ちを向けること、なのはなファミリーという団体の、哲学を表現することは、これからも一番に念頭に置きたいと思いました。

 合宿1日目にも、『ドラムライン』の合わせ練習で、100頭の馬が、草原を疾駆しているというイメージを教えてもらいました。
 それは、1頭にフォーカスされていたとしても、常に周りの99頭が同じ蹄の音で、駆け続けているということ。自分が音を出していないときも、メロディラインを頭の中で歌って、一緒に走り続けることが必要でした。

 かにちゃんのスネアドラムを中心にして、みんなの演奏は、本当にかっこよかったです。その中で、私も走れるようにならなくてはと思いました。
 私はまだ、ようやっと暗譜ができたばかりで、まだ指使いもままならないので、個人練習もして、ちゃんとメロディを歌いながら、演奏できるようにしていきたいです。

 2日目、待望の脚本の読み合わせがありました。
 最初に、インパクトのあるすごい悪役が出てきて、スプリングコンサートからのみんなが出てきて、人体の中へ入っていく。
 脚本の中に、今までミーティングや、集合のお話で聞かせてもらってきていた、大切なことが凝縮されていました。人体と、心の関係性が、ユーモアたっぷりの魅力的なキャラクターたちの掛け合いや、ハラハラするような展開と共に、分かりやすく伝わってきました。
 もっともっと続きが聞きたい。もっと、おさらば3人組や、博士、ナナポンと一緒に、人体の奥深くへ入っていきたい。
 そんな気持ちになって、今できている全部を聞いた後も、まだまだ、倍くらい聞きたいようでもありました。

 改めて、この脚本の中に、私たちが回復してくための全てが詰まっていると思いました。コンサートを通じて、誰よりも私たちが、この脚本の理解を深めることが、本当に大切だと感じました。
 その上で、コンサートを見に来たお客さんに、伝えられるように、ダンスや楽器、コーラス、自分に出来ることを頑張りたいと思いました。

 今回の脚本、まだまだ変わっていくと聞いていますが、初めて聞いたときから、大好きになりました。
 ちゃんと自分の中に落とし込んでいけるように、気持ちを開いて、コンサートに向かっていきたいです。