【10月号③】「乾燥機、籾摺り機、計量器 なのはなデビューの秋」さくら

  
 盛男おじいちゃんと将郎さんから籾乾燥機、籾摺り機、玄米選別計量器をいただいて、今年から、古吉野で、もち米と紫黒米の乾燥・籾摺り・計量袋詰めをしています。

 八月下旬に、将郎さんが来てくださって、乾燥機・籾摺り機・玄米選別計量器の掃除と組み立てをしました。

 乾燥機はスーパシンプル吸引乾燥機スーパーネオNSA130という機種です。籾が最大十三石入ります。印刷した、機械の図や部品と名称が書いてあるものを見て、機械を見ていくと、少しずつ機械の仕組みが分かってきました。
  
  
 八月二十七日、将郎さんのお米を乾燥機に張り込んで、乾燥が始まりました。

 張り込んだ籾は下部スクリューで昇降機に送られて、昇降機で上に上げられます。

 そこから上部スクリューで貯蔵部に送られます。排塵機でゴミが外に出されます。貯蔵部の籾が順次、乾燥部に落ちます。乾燥部から駆動部で下に落ちて下部スクリューでまた昇降機に送られていって、機械の中を回って乾燥していきます。

 駆動部は繰出ロールという、断面から見ると太陽の形をしていて、それが回ることで乾燥部の籾を落としていく部分です。繰出ロールはずっと回っているのではなくて、一定の間をおいて動いています。

 機械の掃除・点検をしていたとき、繰出ロールを動かしている部分を見ることがありました。繰出ロールを動かす一本の駆動チェーンに二か所、アンパンマンの三つの丸いほっぺの上にさらに二つほっぺを乗せた形になっていました。

 チェーンが回ると、その二か所がときどき繰出ロールを動かすスプロケットを回しました。

 一定の間をおいて動く仕組みが、こんなふうになっているんだと知り、すごいなと思いました。

■繊細な機械
  
 籾を張り込んだ日の夜、様子を見に行くと、「E6-1」詰まりによる過負荷表示がでていて機械が止まっていました。昇降機と下部スクリューの間、昇降機の下に籾がぎっしりと詰まり、バケットが動かなくなっていました。
  
  
 詰まっている籾を取り出して、機械を動かしても、数十秒動いた後、また同じ個所にぎっしりと籾が詰まり、機械が止まりました。

 将郎さんが電話で、機械を組み立てて点検をしたときに、昇降機のベルトの張り調整ボルトを調整したけれど、実際に籾を入れてバケットに重さがのったことで、ベルトの張りが足りなくなって動かなくなったことが原因ではないか、と教えてくださいました。

 あゆちゃんが、スパナを使い、張り調整ボルトを張り、バケットベルトが昇降機の真ん中を通るように調整してくれました。

 張り調整ボルトは表裏にあり、表と裏が同じだけ張られていないと、ベルトの張りが左右で違ってしまうので、バケットベルトがまっすぐ回らなくなります。

 あゆちゃんがボルトを五ミリ調整しただけでも、手でプーリを回してバケットベルトを動かしたとき、ベルトが通る位置が変わって、機械の繊細さを感じました。
  
  
 籾摺り機はサタケのGPS350BXというもので、ロール式です。
 
 左右のロールの回転差、速度の違いで籾摺りされていきます。ロール間隙が狭すぎると、肌ズレ米といって、選別板に流れてくる玄米の表面が剥けたようになりました。広すぎると籾摺りされる籾が少なくなるので、能率が悪くなります。
 
 角度調整をした選別板の上を、玄米、玄米と籾、もみ殻が分かれて流れていくのが、見ていてすごい仕組みだなと思いました。窪みのある、傾斜をつけた揺動板(選別板)が、水平、垂直方向に同時に動くことで、比重と摩擦係数の違いで選別されるそうです。
  
    

■メンテナンス
  
 稲刈り前に池田さんが来てくださり、コンバインのメンテナンスを一緒にさせてもらいました。

 機械を開いて、掃除口を開けてエアーコンプレッサーで掃除をし、空運転をして中に残っている籾を出しました。油の差し方も勉強になりました。チェーンはチェーンのパーツ一つひとつのつなぎ目のような部分、プーリは軸に差しました。

 脱穀される部分の扱き胴を見たとき、扱き歯が大きくて、数がそんなに多くないことに驚きました。これだけの歯でほとんど全ての籾が脱穀されていくんだなと思うと、すごいなと思いました。
  
 機械を動かすとき、知らないことや誤魔化しはあってはいけないと感じます。機械の繊細さを感じると、真面目な気持ちで向かいたいと思いました。
    

ライスセンターの方と記念撮影!

  
 河原のライスセンターへ籾の入ったコンテナを持っていったとき、米袋の結び方を教えていただきました。
  
 最後の稲刈りは、光田んぼ上下の紫黒米です。袋詰めをしたときに、綺麗に米袋が結べると思うと、すごく嬉しいです。
 
 紫黒米は黒い色をしたもち米で、今年育てている品種は紫福米と言います。
 
 黒い色をしているので、前回乾燥・籾摺りをしたもち米が混ざると目立ちます。機械内の掃除を隅々まで籾が残らないようにしたいです。
 
 紫黒米は玄米のまま食べるお米で、表面が黒色、中が白色で、胴割れ米や肌ズレ米も目立つので気を付けて籾摺りをしたいです。