「人魚姫のフルート」 みつき

10月18日

 雨が上がって、晴れてくれたのですが、それとともに、肌寒さが帰ってきてしまいました。
 でも、今朝はひさしぶりのオクラの収穫で、るんるんとした気持ちで畑へと出ました。
 みんなで、「朝露に警戒せよ!」と言って、カッパを着込んで、オクラの森をずんずん進んでいくのが、ああやっぱり楽しいなあ、と思いました。

 午前中に、楽器練習とダンス練習をしました。
 楽器練習では、昨日からわたしのお友達になったフルートと、じっくりじっくり向き合って、音を出す練習をしました。
「あ! 今、音が出そう!」「少しでも音が出た!」というとき、すかさず鏡を見て、唇の形や、開き方を、目に焼き付けました。まだ完全に習得できていないので、フルートを唇に当てて一発で音を出すことができないのが、くやしいです。

 でも、今日は、頭部管に手を当てていなくても、音が出せるようになりました。
 それは、いつも聴くフルートの音色に近い、高い音でした。フルートとさらに仲良くなれたようで、新しい音を聞かせてくれたことが、すごくうれしかったです。

 わたしのフルートは、深い青色のベルベッド生地に守られて、ケースのなかで休んでいました。それを見て、なんだか海の底に沈んだ宝物を集める、人魚姫の物語を想像しました。
 わたしのフルートに、「うみちゃん」という名前をつけました。また明日も会いに行きたいなと思います。

 午後は、畑に出て、みんなで追肥ツアーをしてきました。
 動くことを考えて、夏用の作業着を着て行ったのですが、大正解! でした。暑すぎず寒すぎず、じんわり汗をかいて、気持ちが良かったです。
 コンサート練習が入ってくるので、ここでたくさんの野菜に元気づけがしてあげられたのかなと思うと、ほっとしました。
 ナスやピーマンには、「まだまだ頑張ってね!」という気持ちで、太ネギや大根には、「これからよろしくね!」という気持ちで、牛肥を撒いてきました。
 時間通りに作業が終えられて、みんなで空っぽになったエルフの上で写真を撮ったのも、とてもうれしかったです。

 当たり前のことかもしれないけれど、毎日日記を書くように徹底し直してから、いろんなニュースが、頭の中でぽっぽっと生まれてきます。
 作業をしていても楽しい、書いていても楽しい、楽しいが2倍になって、しあわせです。
 誰かに伝えられると思えるから、楽しいのだと思います。
 いつも読んでくださって、ありがとうございます。おやすみなさい。