10月17日(月)「コンサートへ新たに踏み出した日 ● フラミンゴと虹のスクーリングハウス」

10月17日のなのはな

 お父さんのお誕生日会は終わってしまったけれど、ここからが始まりです。
 わたしたちは、本格的に、ウィンターコンサートへと進んでいきます。

 今日は、『Beautiful People』のフラダンスを、ゆりかちゃんから教えてもらいました。

 

IMG_5962

 

 ゆりかちゃんが、歌詞の和訳や振り付けの意味を、1つひとつ教えてくれました。
『Beautiful People』では、初めて見るフラダンスのハンドモーションが、たくさん出てきました。

 ロサンゼルスのパーティーを想像させる歌詞ですが、その部分を、手をパーの形にしてきらきらと振ってみたり、手でシャンパンのグラスの形を作って、表現します。
「でも、僕たちは、ここには馴染めそうにないよ」
 という歌詞の部分では、首を横に振り、わたしたちは拒否する、という意志を表現します。

 

IMG_5989

 

 また、曲の2番では、やよいちゃんとのんちゃんが、ペアダンスをする場面もありました。
「君の瞳の中に、星を見たんだ」
 という歌詞そのもの、ふたりが、まるで切り絵のように、お互いを見つめて踊っている姿が、とても可愛らしくて、綺麗だなあと感じました。
 そして、大勢のみんなが、そのふたりの周りを囲むように踊ります。そのなかのひとりとして踊っていると、心がぽかぽかしました。

 

IMG_6046

 

 わたしは、『Beautiful People』を初めて聴いたとき、ただ、現代的なダンスミュージック、というイメージがありました。
 でも、歌詞の意味や、ゆりかちゃんとのフラダンスを通して、そのイメージが覆りました。

「そんなパーティからは抜け出そうよ、僕たちは美しいわけじゃないんだから」
 派手な暮らし、裕福なステータスなんて必要ない。そういった『美しさ』は必要ない。

 この曲が伝えたいことは、なのはなでいつも教えてもらう、「泥臭く、一生懸命に生きることが美しい」。そのことと、同じなのではないかと思いました。
 そう気が付いたとき、この曲が、だいすきになりました。

 

IMG_5955

 

 なのはなのみんなとだからできる、やわらかい優しさ、あたたかさを持つ、フラダンス。
 そこに、この曲が持っている強さ、本当の『Beautiful People』の姿を伝えられるよう、ここからみんなと、練習を頑張っていきたいです。

(みつき)

 

***

 

 みんなと走り出した、新たな始まりの1日。
 待ちに待った、ビッグバンド演奏『DRUMLINE』の練習も動き出しました。

 初めにパート編成の発表があり、新しく楽器を持つ子は担当の楽器が呼ばれました。各パートに分かれて集まると、新鮮な顔ぶれに嬉しさが広がりました。
 フルートパートには、みつきちゃんとりかちゃんが新メンバーとして加わってくれることになりました。

 ちょうど2か月後に迫るウィンターコンサートに向かって、フルートパート6人で音と気持ちを揃えていけるように頑張りたいです。

 

IMG_6057
〈各パートで部屋に分かれ、楽器の扱い方や基礎を確かめ、曲の練習を進めていきました〉

IMG_6058

 

 演奏する『DRUMLINE』という曲は、名前にあるようにドラムのリズムがやみつきになるようなアップテンポの、勇ましさや疾走感のある曲です。そのドラム隊を支えるように、金管楽器がメロディを奏でます。
 今回は演奏に加えて、マーチングも加わることになり、新しいビッグバンド演奏をみんなと作っていくことになります。

 真新しいフルートのケースを開くと、宝箱を開いたように、光りに反射したフルートの輝きが目に飛び込んできました。新しいフルートを手にして、2人は初めて触れる楽器に緊張した面持ちもあったけれど、とても嬉しそうにも見えました。

 今日から、このフルートが、みつきちゃんとりかちゃんのパートナーになっていくのだと思うと、みんなと進む旅が始まっていくのを感じて、わたしまで誇らしげな気持ちになりました。
 わたしも相棒のフルートに、(今回も頑張ろうね)という思いを込めて、まずはきれいに磨きました。            

 

IMG_6066

 

 パートリーダーのちさとちゃんを中心に、まずはフルートを知ることから初め、組み立て方から丁寧に確認をしていきました。
 楽器はとても繊細です。置き方を少し間違えてしまうだけで、破損や不具合の原因になってしまうこともあります。
 早く音を出したい気持ちを抑えながら、新メンバーの2人と共に、わたしも初心に返って、基本的なことを1つひとつ思い出していきました。

 一通りの組み立て方を確認したら、いよいよ音出しです。
 フルートは頭部管、胴部管、足部官の3構造に分かれていて、頭部管だけで音を出せるようになることが、結果的に3つの部品を組み合わせたときにきれいな音を出すための最善の道です。
 わたしも初めてフルートを持たせてもらったときは、ひたすら頭部管だけで音を出す練習をしましたが、今回も新メンバーの子たちと頭部管で音が出せるようになるために練習を始めました。

 

IMG_6051

 

 口と頭部管の穴との触れ具合、唇の形、息の入れ方……。
 フルートは、音を出せるようになるまでがとても難しいと感じます。

 これまでわたしが先輩たちから教えてきてもらったことや、経験から感じることを、みつきちゃんに伝わる形で言葉にしたり、実際にやって見せたりしましたが、改めて人に伝えることや教えることは、とても難しいことだと感じました。自分自身がちゃんと理解をしていないと、できないことだと思いました。

 鏡を前にしながら、約30分間くらい、ひたすら頭部管で音出しをしました。
 初めは持ち方から迷いがあった、みつきちゃんもだんだんとポイントが掴めてきたようで、あともう少しで音が出そうだ! という段階に近づいていきました。

 そしてとうとう、「トォー」という頭部管に響く、温かい音が出たときは、その場にいたさやちゃんと思わず飛び上がって、「出た! 出た! その音だよ!」とみつきちゃんに飛びつくように興奮してしまいました。

 

IMG_6069

 

 それ以降は少し気分転換で、新しく配られた『DRUMLINE』の楽譜の譜読みを進めました。隣の教室からはトランペットパートの音が鳴り響き、『DRUMLINE』の印象的なリズムがこだましていました。

 練習の後半で、ちさとちゃんが、「良い音のイメージを持つことが大切」と話してくれて、フルート奏者の映像を見て、音のイメージを膨らませました。

「まずはフルートを好きになること。それから、良い音のイメージを持つこと。自分の中に良い音のイメージがあると、もっときれいな音を出したいという意欲になって、自分の大切なフルートの1番良い音を出したい、出してあげたいって思うんだ」
 と、ちさとちゃんが話してくれたことが心に響きました。

 みつきちゃんとりかちゃんが新しい楽器に出会ったように、わたしも今、手にする、大切なフルートの1番良い音を出せるように、自分の中に良い音のイメージをたくさん持って、これからに向かっていこうと強く感じました。

 

IMG_6080

 

 練習後、廊下ですれ違うみんなが『DRUMLINE』のメロディを口ずさんでいました。各パートにもそれぞれ新メンバーが加わり、全体に新鮮な勢いを感じます。
 また近いうちに全パートが揃って、演奏できる日も待ち遠しく思いました。

(るりこ)

 

***

 

 『DRUMLINE』のパート発表があり、練習が始まりました。
 私はパーカッションパートで、まりのちゃんと一緒にベルリラを叩くことになりました。音楽室の壁に掛けてあったけれど、演奏に使われるところを見たことがなく、初めて触る楽器に楽しみな気持ちになりました。

 

IMG_6124

 

 ベルリラは鼓笛隊やマーチングで使われる縦型の鉄琴で、左手にベルリラを持ち、右手にマレットを持って演奏します。リラ、というのは古代ギリシアの竪琴で、ハープと同じような形の弦楽器だそうです。そのリラという楽器の形の枠に鉄琴が固定してあるので、ベル・リラというそうです。ベルリラの形、黄色や赤の房飾りも綺麗だなと思いました。

 かにちゃんが2種類のマレットで叩いてみてくれたとき、1つははっきりと尖って響く音、もう1つは柔らかく響いていく音で、違いが面白かったです。全体で合わせたとき、ドラムラインに合うような音が出せるものを使いたいと思いました。
 音階の動きの大きくて速いところを、鳴らしたい音だけを叩くということが難しいと思いました。マーチングをしながら正確に叩けるように、練習をしていきたいです。

 

IMG_6120

 

 パーカッションパートは音楽室で練習をさせてもらって、ドラムセットをつきちゃん、マーチング用のスネアドラムをかにちゃんが練習していました。
 あゆちゃんが振り付けをしてくれるマーチングバンドで、みんなと演奏できることが楽しみで、良いものになるように頑張りたいです。

(さくら)

 

***

 

 今日から、私達が所属している勇志国際高校のスクーリング授業が始まりました。今年もコロナの影響で、本校には足を運ばずタブレット授業になりました。少し残念ではあるけれど、非日常な1週間に出来るよう、一緒にスクーリングを受けるりんねちゃん、ななほちゃんと一緒に、勉強部屋である6年生教室を可愛く飾りつけしました。

 お母さんが、「6年生教室にテントを立てて、スクーリングの日は3人、そこで寝たらいいよ」と話してくれました。お母さんや、たくさんの家族が、スクーリングが楽しく出来るようと、心を遣ってくれていることを感じて、とても心が温かくなりました。優しい家族に囲まれながら迎えるスクーリングが、とても嬉しくて、恵まれているなあと思いました。

 

IMG_6083
〈高校生チームの3人は、授業を受けたり、ダンスや楽器練習に走ったりしながら、スクーリングの初日を過ごしました〉

 

 窓際に置かれた3人分の机を綺麗にして、窓には白いレースのような透けたカーテンを取り付けました。柱には、昨日のお父さんのお誕生日会で膨らませたカラフルな風船を付けました。りんねちゃんとななほちゃんと、今あるものでどうしたら部屋が可愛くなり、ずっと居たいなと思えるような素敵な部屋に出来るか、考えました。そうして3人で遊べる時間に、とても心が躍ったし、この部屋でスクーリングをすることがとてもワクワクした気持ちになりました。

 6年生教室を、室内に見せるのではなくて、一つのハウスのように出来たらいいな、と想像を膨らませました。ななほちゃんが、
「体育館に飾られていたフラミンゴを持ってきたらどうか」
 と話してくれました。フラミンゴと、葉の飾りを6年生教室に持ってくると、一気に部屋が明るくなって、まるで南国に来たようになりました。

 

IMG_9655

 

 緑のマットを床に敷いて、芝生広場を作りました。マットとマットの隙間に、色画用紙で作った芝生を生やして、小花を散らすと、立体的で、本物の庭のようになりました。その両隣にはフラミンゴが出迎えてくれて、テントの入り口があります。ななほちゃんとりんねちゃんと3人で知恵を振り絞っていると、たくさんの夢のあるアイデアが出てきて、想像していたよりも何倍も、素敵な部屋にすることが出来ました。

 6年生教室を通りかかったみんなが、クスッと笑ってくれたり、「可愛いね!」と笑顔で声をかけてくれると、とても嬉しい気持ちになります。ウェルカムの気持ちを込めて、入り口には虹色の傘を2つ飾りました。みんなにも部屋の中に遊びに来てほしいなあと思いました。

 

IMG_6090

 

 こうして、なのはなの家族の中で迎えるスクーリングの1週間。なのはなのみんなと同じ気持ちで、真剣に向かいたいし、スクーリングで学ぶ知恵や知識を自分の中でより深めて理解し、これからの生活や、これから出会うまだ見ぬ誰かに繋げられるようにしたいです。

(りな)

 

IMG_6086