「明かりがともるような」 りんね

10月16日

〇お父さんのお誕生日会

 今日は、お父さんのお誕生日会当日でした。
 金時祭りが終わってからの1週間、短い間でしたが、金時祭りが遠い昔に思えるほど、誕生日会へ向けて、濃い準備期間を過ごしてきました。

 今回のお誕生日会では、ウィンターコンサートに繋がるように、“人体と宇宙”がテーマになっていました。ダンスメインのチーム、衣装メインのチームがあり、どのチームも、役者オーディションを兼ねた寸劇を行いました。

 全7チーム、それぞれの曲目や、メンバーにあった空気感や演出があり、次から次へと、雰囲気の違う新しいステージを見られて、とてもワクワクして、面白かったです。
 けれど、様々な人体の器官などをテーマにした寸劇や、演出の中で、全てのチームが根っこの部分で伝えたいことが同じだと感じました。

 毎日の集合で、お父さんやお母さんから人体に関すること、そこから繋がっていくなのはなの利他心の考えについてのお話を、みんなで聞かせてもらっています。それがみんなの考えの基盤になり、同じ基盤からウィンターコンサートに向けて作り上げたからだと、思いました。

 これだけたくさんの人がいて、色の濃いチームが集まっているのに、根っこが利他心に繋がっているから、どのチームを見ても、共感できて、素敵だなと感じて、一人ひとりの表情を見て、大好きだと思えること。それが、本当に奇跡的な、かけがえのないことだと思いました。

 私は“エンジェルズ”のかにちゃんチームで、ステージを作る一人になりました。
 このチームはダンスをメインに考えるチームでした。
 あけみちゃんと私で、参考になる動画を解読しながら、大枠の振付を作りました。そこから、ウィンターコンサートに実際的に繋げられるように、本当にいいものを作りたい、という気持ちで、さやねちゃんを中心に、本番の前日に、サビを大幅に考案しなおして、全体の構成も、その日に決まりました。
 私は、さやねちゃんとずっと一緒に、悩み、考えながら時間を過ごしました。さやねちゃんの、エンジェルズの曲に合った、あるべき表現を求めて、妥協しない思いを傍で感じ続けました。

 エンジェルズは、1週間前に初めて聴いたときから、大好きになりました。幸せな思いが胸に込み上げてくるような、優しくて心に響く曲だと思いました。
 だから、さやねちゃんと同じ思いでダンスの考案に向かっていけたことが、とても嬉しかったです。

 土曜日の午後は、本番が刻々と迫る中、初めて全員が揃い、新しい振りを伝える側も、受け取る側も、頭がいっぱいいっぱいで、楽しく明るい空気というより、険しく重い空気になる場面もありました。こんなに、時間が限られた練習は初めてというくらい、スリリングでした。
 本当に形になるだろうか、いいステージを作れるだろうか、と、思うと、苦しくなってしまいます。けれど、中心でボーカルをするまなかちゃんが、「(ダンサーの)みんなが周りで回っていると、オキシトシンが溢れているような、すごく幸せな気持ちになる」と教えてくれました。

 私たちのチームのテーマは、“オキシトシン”。視床下部で生まれ、血流にのって体内の様々な臓器の受容体と結びつく、幸福ホルモンです。オキシトシンの幸福は、目に見える成功や報酬が得られた時の快感ではなく、ほんのりと明かりがともるような、長続きする幸福感。それは、利他的な幸せの感じ方だと思いました。

 まなかちゃんの言葉を聞いて、ああ、そうだったのか、と思いました。例えうまくダンスを踊れなくても、あまりきれいなフォーメーション移動ができなくても、私たちがオキシトシンになって、中心のまなかちゃんを包み、まなかちゃんが輝いたら、それでいいんだ、ということに気づきました。
 そう思って前日の夜に眠ると、安心してぐっすりと眠れて、とてもさわやかな気持ちで目覚めました。

 寸劇も、せいこちゃんやかにちゃんが考えてくれて、エンジェルズの曲や、まなかちゃんのイメージにぴったりと合った、温かい脚本で演じることができました。
 みんなが、温かく笑ってくれたり、オキシトシンのことを興味深く思ってくれたりしたことが伝わって、とても嬉しかったです。
 ダンスも、今の私たちで、一番いいものができたのではないかな、と思います。

 お父さん、いつもありがとうございます。
 なのはなの仲間と、お父さんのお誕生日会を作る、細胞の一つになれたことが本当に嬉しかったです。
 これからウィンターコンサートの練習が、さらに本格化すると思います。緊張もするけれど、また自分を少しでも高めて、成長していけるように、粘り強く向かっていきたいです。