10月16日(日)「お父さんへ贈る、人体の旅! お誕生日会、そしてコンサートへ」

10月16日のなのはな

 今週の月曜日から始まった、お父さんに送る誕生日会の準備。
 16日の今日、いよいよ本番のときがやってきました。
 どのチームも当日の午前中まで、パフォーマンスをよりよくしようと練習したり工夫を凝らしたりして、過ごしました。

 ウィンターコンサートコンサートに向けて、今回のお誕生日会のテーマは、「人体」。そして人体と宇宙との繋がりです。
 14時に会が始まり、お父さんを席に案内するときも、みんなでくねくねしたアーチを作って「腸」のトンネル!?

「お誕生日おめでとう!」「お父さん、大好き!」と、たくさんの細胞たちの声のなかを通ってもらいました。

 

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 会のスタートは、スプリングコンサートのラストシーン、「愛の世界へ行く!」というセリフから始まりました。
 とうこさん、たかおさん、てつおさんが辿り着いたのは、なんと人体の中。
 博士も時空と空間を超え、3人と一緒に、身体の中、つまり「愛の世界」を案内してくれました。
 これからたくさんのチームに分かれてお父さんの誕生日会を彩る、私たち細胞のみんなのどきどき感も高まります。

 

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 今回は、ウィンターコンサートで演奏する予定の曲ごとに分かれてチームを組みました。
 その中で、ダンスを主とするチーム、衣装を首都するチームと、チームごとに特化するものが分かれています。
 そのうえ役者オーディションも兼ねて、どの人も台詞を言って表現します。
 コンサートの脚本に役立ちそうな、人体のことを、どのチームも掘り下げて調べて劇に盛り込んでいます。

 

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 お父さんに少しでもいいニュースがありますように! と、家族みんなからのプレゼントです。
 盛りだくさんのお誕生日会がいよいよ始まります!

 1チームめ、トップバッターは『Angels』。私はこのチームで出演をしました。

 私たちがお父さんに紹介したかったのは「オキシトシン」という幸福ホルモン。
 心に灯る明かりのように、温かく優しい気持ちにしてくれる、この利他心から生まれるオキシトシンは、身体にたくさんのいい作用をもたらしてくれます。

 身体の中に、この小さな天使たちをたくさん感じられる世界を、なのはなのみんなと作っていくんだ、と思うと、台詞や劇をしている中でも、私の中を幸せな気持ちが満たしていきました。

 

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 『Angels』はダンスを主とするチームです。
 あけみちゃん、さやねちゃん、りんねちゃんたちが作ってくれたダンスは、まるで天使たちがふわふわと遊んでいるよう。あゆちゃんが和訳してくれた歌詞に添うように、私たちの心を癒してくれるような振付けを考えました。

 私はその中で、マイクを持って歌わせてもらいました。
 みんなに囲まれながら歌っていると緊張がだんだんとほどけて、力強くて自信が湧いてくるような気持ちになりました。
 本当にたくさんのオキシトシンが出ていると感じます。
 みんなの中で歌わせてもらって、みんなと1つの形を表現できたことが嬉しかったです。

 

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 歌詞の中で、
「私は雨の中でも踊ってくれる人たちを探していた」「探していたものをやっと見つけた」
「あなたが一緒にいてくれるとき、天使が見守ってくれているような気分になる」
「天使たちを見たことはないけれど、でも確かにそこに居てくれると感じる」
 と歌っています。
 なのはなファミリーから、自分のためでなく人のために生きられる優しい気持ちが溢れていくんだと思うと、私もそう生きたいと、改めてこのチームにいさせてもらって思いました。

 

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 さて、次のチームは、『Overpass Graffiti』です。
 ちょっとレトロな70年代風の鮮やかな衣装が爽やかで、とっても可愛い! 風船で作られた、まみちゃんのスカートも華やかでした。
 劇もおっちょこちょいな「マスト細胞」の働きを表現したもので、アレルギー物質に立ち向かうみんなを、つい応援したくなるような劇でした。

 

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 このチームもダンスを作り出したチーム。
 軽やかなステップが特徴的で、ブレイクダンスまで取り入れた振りが、クールでかっこよかったです。

 曲の終盤には、ぴかぴかとタイヤが光るローラーブレードも登場。
 やよいちゃんとみつきちゃんが気持ちよさそうに滑る姿に目を奪われました。

 

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 前半ラストのチームは『The Seed』です。
 腸内フローラでの細菌の働きについて、コミカルな劇にしてくれました。

 可愛い細菌たちが、腸内環境を整えてくれていたり、免疫を付けるために訓練している姿はけなげでとってもキュートです。
 腸が脳にサインを送って、脳を育てているということに驚きました。

 

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 このチームは衣装コンシャスのチーム。
 センターで踊る予定のかりんちゃんに着てもらいたい衣装や、大人数でも着られるような、シンプルだけれど新しい小物の使い方が光っていました。
 ダンスの中に出てくる、クラゲの衣装も、踊っているととても幻想的に見えて、大きなものの中で私たちが生かされていることが、ダンスを見ていて伝わってくるような気持ちになりました。

 

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 『The Seed』の歌詞、何回も繰り返される、「お金を食べて生きてはいけない」という強い訴えが伝わるような劇中の台詞やダンス、衣装から伝わってきて、コンサートに向けての意欲も高まったなあと思います。

 前半だけでも本当に見ごたえがあって、後半戦に向けてもわくわくが止まりません!

 

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 素敵な衣装にダンス、寸劇を見て気持ちも高まり、おやつには、台所のみんながこの日のために用意してくれた甘ーい栗どら焼きと、栗の渋皮煮を頂いて、心もお腹も満たされたところで、後半のスタートです。

 後半1チーム目は『Skyfall』でした。
 青や白を基調とし、キラキラと光り輝く中にも、しなやかさや軽やかさがある衣装で、空の透明な空気感や、神聖な雰囲気を感じて、とても素敵だな、と思いました。

『Skyfall』では、風を切るような振りがダンスでも出てきます。
 りなちゃんや、ななほちゃんが着ている袖の白いベールが、その雰囲気を演出していたり、このチームのみんながつけている青と紫のキラキラとしている飾りが、アクセントになっていました。

 

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 ステージの奥で、白く長いスカートを身にまとっていた、あゆちゃんやあんなちゃんが、神聖な立ち振る舞いで踊り、見ていると、鳥肌が立ちました。
 みんなが踊っている姿を見ると、とても美しいな、と感じ、刺激を受け、私もコンサートに向けて『Skyfall』を踊る気持ちを、高めてもらいました。

 

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 このチームの寸劇の言葉で、
「あなたが私であってもいいし、私があなたであってもいい。誰がどんな役割になろうとも、みんなで協力して、この美しい宇宙のバランスをとっていくことに力を尽くすために生まれてきた、それに変わりはないのだから」
「すべては全体のために、全体の未来のために、今、必要な役割を全うしていくこと、そしてその一端を担うことに誇りを持つこと。それだけでいい」
 とありました。
 その言葉が、心に響きました。

 

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 私も、これまで躓いてきた「自分」という考えから離れ、自分が生きている大きな流れにかなうよう願いながら生きていたい、と思ったし、自分のことに囚われたり、拘ったりしないで、周りのみんなと協力しながら、自分の役割に誇りを持つこと、そのことが尊いことなのだと思いました。
 そんな気持ちで、毎日を過ごしていきたいし、この気持ちで、みんなと一緒にコンサートに向かっていきたい、と思いました。

 後半2チーム目は、『Believer』でした。
 その演劇は、りゅうさんが演じるボスを筆頭に、チームのメンバーが悪玉菌の役になっていて、腸内で働く悪玉菌の振る舞いが、とても面白いものでした。
 小気味よい演技のなかに盛り込まれた知識を聞くと、人体のことについて関心が増し、お父さんとみんなでコンサートを作っているということを実感し、嬉しくなりました。

 

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 黒や銀を基調とした衣装は、黒いなかにもキラキラと輝くスカートがアクセントになっていて、シンプルさの中にも美しさを感じました。曲の少しミステリアスな雰囲気や、劇の役にも合っていて、素敵でした。

 寸劇が突然終わって、つい今しがたまで悪玉菌であったまえちゃんが、「お父さん、お誕生日おめでとうございます」と生きのいい声で言い、そこからダンスに入る流れが面白く、勢いがあり、見ていて笑いが零れました。

 

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 このチームのダンスからは、とにかく目が離せませんでした。
 中央で踊る5人が、素早い手の動きも激しい動きも揃えて、タフに1曲を踊り通し、後ろで旗を回す3人の振る舞いも堂々としていて、鳥肌が立つほどに格好良く、完成度が高くて、最後には、会場中から歓声と拍手が起こりました。
 そのパフォーマンスに私も圧倒され、コンサートで『Believer』を演奏するとき、このチームのみんなと同じ気持ちの勢いで向かいたい、と思いました。

 

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 次のチームの曲目は、『Shivers』でした。
 このチームでは、メンバーの1人ひとりが身体の中の臓器になっていて、その臓器たちがランウェイを歩くファッションショーと寸劇の構成になっていました。
 とにかく、寸劇が面白く、衣装は華やかで見ごたえがありました。ひろちゃんが演じるキャラクターが、相方「ボーン」(人形サイズの人体骨格模型)を持っていたりと、それぞれのキャラが濃く、笑いが絶えませんでした。

 

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 衣装も、ボリューム感があって、1人ひとり、テイストも違いました。どれみちゃんのキャラクターは、目が付いたカチューシャをしていたり、あやかちゃんが演じる役は、赤や黒を基調とした部分が印象的で可愛らしいものだったりし、また、細かいディテールも細工されていることを感じました。

 劇にも身体のなかの臓器や物質のことが面白くテンポよく含まれていて、そのアイデアがすごいなあ、と思いました。私も、その演出に刺激されて、コミカルな要素を吸収していきたいな、と思いました。

 

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 ラストは、『Beautiful People』のチームです。私は今回、このチームの一員として出演しました。
 メンバーそれぞれが、脳、肝臓、心臓、膵臓、腸、腎臓、セロトニンになりきり、それぞれのイメージカラーにそって、衣装に力を入れました。

 ちさとちゃんを中心に、誰もがこのチームの一員であることの喜びや充実を感じながら、みんなと作り上げていきました。
 衣装考案では、一人ひとりの衣装をみんなで、「これがいいんじゃないか」と意見を出し合って、決定していきました。

 身体の臓器のことも、みんなで知恵を出し合って調べ、気持ちを揃えながら練習し、みんなのアイデア、力が集まって、今日の会に至りました。
 今朝、さとみちゃんの手によって新しくなった、私たちのチームの最終脚本が、メンバーの手に渡りました。『Beautiful People』の歌詞に沿った内容に、私たちの気持ちや伝えたいことが、そのまま詰められていました。

 

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 一見きらびやかに見える“幸せ”を追い求めようとしても、幸せを感じることはできなかったけれど、本当に自分たちが歩みたい利他的な生き方は、すでに身体のなかのさまざまな仕組みや器官という形で、あたたかく息づいていたんだ。
 調べ物をするなかで得た気付きを込めた台詞は、私の気持ちと同じで、周りにいるみんなの気持ちも一緒なんだ、ということを感じ、その気持ちが、とても尊く思えました。

 チームのみんなと作り上げた時間はとても濃く、その時間を思い返すと、愛しいものを感じました。終わるころには、寂しい気持ちがしたけれど、その分、幸せでした。自分が足りていない部分も、みんなの力で埋まって、私もワンオブゼムなんだと感じたし、ただみんなと一緒に何かしたり、一緒にいられる時間が幸せで、ここにしか、幸せはないのだと思いました。

 みんなとだから、これだけ、素敵なものにできるのだと思いました。私は、この時、この場所、みんなを守りたい、と思いました。

 

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 ラストには、お父さん、お母さんが弾き語りをしてくれました。
 毎回、お父さん、お母さんの弾き語りを聞くたびに、みんなで手拍子をしたり、歌ったり、身体を揺らしたりし、みんなとの心の距離がぐっと近くなって、一つになることを感じて、幸せだな、と感じます。

 

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 今日の大切な会でも、お父さん、お母さんの弾き語りの時間をみんなと一緒に過ごすことができて、心からあたたかい気持ちになりました。
 この時、周りにいる誰もが微笑んでいて、お父さん、お母さん、みんなが私の家族で仲間で、一緒に人生へ向かっていく仲間なんだな、ということを感じ、幸せだなと感じました。

 今回のみんなの劇の中では、コンサートのテーマ「人体」に沿って、「セロトニン」「オキシトシン」というホルモンの言葉がよく出てきました。
 これらは、「幸福ホルモン」と言われていますが、このとき、私の中にも、みんなの中にも、セロトニンやセロトニンが、たくさんあるんだろうなあ、と思いました。

 笑ったり、目が潤んだり、鳥肌が立ったり、体内から活性化されて、会が終わるころには、コンサートに向けて、パワーが漲っていくような、上向きな気持ちになっていました。

 

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 どのチームの演出も質が高く見ごたえがあって、みんなと一緒ならなんでもできるんだ、と思ったし、みんなのことが大好きだ、という気持ちでいっぱいになりました。
 今日の気持ちを忘れずに心に刻んで、1日、1日を大切に、この気持ちを守りながら深めていって、みんなと一緒にコンサートを作りたいと思いました。

(ほし)