「こんな世界で生きていたい」 ななほ

10月9日

 金時祭りに出演させていただけて嬉しかったです。

 金時祭りになのはなファミリーが出演するのは3年ぶりということで、ダンスの方でも、衣装部の方でも、ただ会場を歩くというだけでも緊張していたのですが、応援組のみんながいてくれると思うだけで、なのはなの子として頑張ろうと思えました。

 私は今回、『レインボー』『テレへ』『オテア・ルミア』『サム・ナイツ』の4曲に出演させていただいたのですが、本番はお客さんの暖かい空気に包まれながら、今のベストを尽くすことができて嬉しかったです。

 また、ウィンターコンサートのチラシ配りもさせていただきました。

 演奏前はみんなが楽器の搬入やセットをしている間に、まよちゃんと2人でチラシ配りをさせていただいたのですが、初め「50枚くらい、配れたらいいね」とまよちゃんとチラシを持って行くと、あっという間に手の中にあったチラシの束がなくなってしまいました。

 私は今回、初めてチラシ配りをさせていただいて、とても緊張していたのですが、屋台に並んでいるお客さんや芝生広場に座っている家族連れの方、大人から子供まで、すれ違う人みんなに、チラシを配っていきました。
 
 たくさんのお客様がいる中で、チラシを手に1人で会場を歩くのは初めての経験で内心、心細い気持ちもしたのですが、(私はなのはなの子。なのはなの代表でチラシを配るんだ。だから、堂々と自信を持って!)と思っていたら、自然と気持ちも強くなれました。

 チラシ配りをしていると、「なのはなさん? 今日も演奏があるのね、頑張って!」と声をかけてくださる方がたくさんいたり、目が合ったときからニコニコと笑いかけてくださるご夫婦の方、とても好意的に、「ありがとうございます」と受け取ってくださる方がたくさんいて、とても嬉しくなりました。

 なのはなファミリーのことを知っている方も、知らない方もコンサートのチラシやこの、金時祭りを通してなのはなファミリーのことを知って、仲間になってくださる方がいると思うと希望を感じました。

 中学生の男の子たちにチラシを渡すと興味深そうにチラシを見て、あとで後ろから、「みて、宇宙と人体がテーマだって。すごい壮大だな」と友達同士で話している声が聞こえたり、チラシを持って小学5,6年生くらいの子たちの所へ行くと、みんなが手を出してくれて、何度も、「かわいいですね」「今から踊るの?」と声をかけてくれました。

 また、なのはなからお仕事へ勤めている子の職場の方も、「なのはなさんですね。いつもお世話になっています。応援しています」と声をかけてくださったり、なのはなファミリーという存在、そして私たちの存在がとても好意的に、地域の方に受け入れてもらって、応援してもらって、支えてもらっているのを感じました。

 結果的に、15分程度で、私達のチームでは100枚のチラシが手元からなくなり、まよちゃんと合流したとき、両手でお互いに手をふれたことが嬉しかったです。

 演奏のあとはあけみちゃんと芝生広場から、花時計、入り口、屋台などを回ってチラシを配っていたのですが、渡した人がほとんど全員というくらい、満面の笑みで迎えてくれて、「お疲れさま」「演奏、とっても素晴らしかったよ」「雨で寒いのによう頑張るな!」と声をかけてくださりました。

 中には遠くの方からずっと、後ろを振り返っては手を振ってくださるおじさんがいて、(あの方、どこかで会ったことがあるのかな? チラシ持っているかな?)と思い少し、追いかけるようにしながら、そのおじさんが歩いていく方面へチラシを配りながら向かうと、しばらくして、その方にチラシをお渡しすることができました。

 もちろん、私はその方を存じあげていなかったのですが、「いつもコンサートに行かせてもらっています。今年も絶対行きますね。応援しています」とニコニコしながら話してくださって、(ああ、本当に私たちの目指すものや表現していることは、たくさんの方々にとって嬉しいもので、私たちを応援してくださる方がたくさんいるんだな)と優しい気持ちになりました。

 気が付いたら、須原さんの姿もあったり、河上さんもまさはるさんや、娘さん、お孫さんと家族そろってきてくださっていました。

 また、チラシ配りの帰り道にあゆみちゃんとたけちゃんを見つけたのですが、私に気が付いたたけちゃんが「なな~ねえね~」と言いながら遠くから走ってきて、とてもうれしそうでした。

 私たちの演奏中も、たけちゃんはずっと、センターで笑顔で見てくれていたり、レインボーではくるくると回っていたり、オテアルミアだったかでは、もうロープのギリギリまで来ていて、とっても嬉しそうでした。

 きっと、たけちゃんはいつも一緒に過ごしているお姉ちゃんたちが、こんな風に大勢の外の人の前で演奏したり、踊ったり、誰もが衣装も着てお化粧もしてキラキラしていることが、誇らしかったんだろうなと思います。

 そう思うと、たけちゃんにとっても憧れだったり、自慢のお姉ちゃんでありたいなと思ったし、たけちゃんが誰よりも早く曲が終われば拍手をしてくれていて、たけちゃんの作ってくれる空気に、会場に来てくださったお客様もより賑やかに、暖かい空気になったのを感じました。

 本番は小さな失敗もしてしまったのですが、お母さんが話していたように、みんながお互いにフォローしてくれたり、たとえ失敗したとしても、みんなの表情や空気感、全体の質から失敗が失敗ではなくなるのを感じました。

 もちろん、これからウィンターコンサートに向かう中で早着替えの機会だとか、緊張したり、ダンスのフォーメーションを覚えたりとで小さなミスが起きないようにちゃんと、事前の準備や気持ちつくりをしていたいです。

 でも、音出しの段階からなのはなのバンドメンバーのみんながきりっとした表情で背筋を正してステージの上に立ってくれていたこともあり、ダンサーとしてステージに出たときも、お客様が、(これから、どんなダンスを見られるのだろう)と楽しみにしているような空気がありました。

 改めて、見せる意識、私たちはなのはなファミリーを、自分たちをどう見せたいのかプランをもって表現する大切さを感じたし、これがなのはなファミリーで、だから私はこんな世界で生きていたいんだなということも大きく感じました。

 なのはなファミリーをどう見せたいのか、そのために私はどう演じ、どんな表情を作り、どんな空気を纏っていたいのか。

 それを思うと自分の中に迷いも雑念もなくなって、なのはなの気持ち100パーセントでいられるような感覚がありました。

 この感覚、この気持ちを日常生活でも常に意識して持って居たいなと感じたし、私はなのはなのみんなが、真面目に優しくありたいと思い続ける気持ちがあるから生かされていて、今度は私がそんななのはなファミリーの空気を作り、広げていくんだと思うと、自分が強くなれるように感じました。

 まだ頭もまとまっていないのですが、外でのイベントを通してみんなとウィンターコンサートに向かう気持ちも高まったように感じたし、この緊張感や一体感をもっと深く、濃くしていきたいです。