10月6日
今、版画教室が終わったところです。
コンサートと同じく「宇宙と人体」をテーマに作品を作っていくと、改めてテーマの壮大さに驚き、苦戦もしているのですが、それと同じくらい面白くて、興味深いです。
短い時間ですが、少しだけ日記を書きます。
昨日のことになるのですが、金時祭りに向けての演奏をあゆちゃん、お父さんに見ていただけたことが嬉しかったです。
あゆちゃんが、
「出はけも表情を作るのも、踊るのも1人ひとりがどう見せたいか、お客さんにこの曲を通して何を伝えたいか、なのはなファミリーとしてこの曲をどう表現したいかというプランを持つことが必要だよ。そうすることで、お客さんもどう見たらいいのかが分かるし、プランを持ってステージに出ることがお客さんにとって優しいことなんだよ」
と話してくれました。
なのはなファミリーではよく、プランを立てて行動するという言葉を聞くのですが、改めてプランを持つことが、その作業や踊りがやりやすくなる、効率良く進むだけではなく、誰かのために優しいこと、に繋がるのだと思い嬉しかったです。
私はそういう面で、表情は作れても、ダンスは踊れても、曲のイメージや空気は纏えても、曖昧なプランしか持っていなかったなと思いました。
特に『オテア・ルミア』の表情を作るのに、自分がこの曲で何を表現したいのかが分かっていなくて、いつも踊りは入ったけれど、いまいち気持ちが乗りにくいなと感じていました。
この曲はイプやプイリなどハワイの楽器を使ったりして、民族としての誇り、仲間としての誇りを持って踊ります。
でも、私はどこかでその役を演じている人になっていて、その役に入り切れていなかったことに気がつきました。
あゆちゃんが、
「タヒチアンダンサーはその島の代表として、その島を肩にしょって誇り高く、自信を持って踊っている。みんなは、その島がなのはなでも良いんだよ」
と話してくれて、とても嬉しかったです。
なのはなで生まれて、なのはなで育って、なのはなで踊る私は、『オテア・ルミア』を自信を持って踊れます。
あゆちゃんは、自分がどんな顔立ちをしているかなんて本当はどうでもよくて、その気持ちが大切なんだと話してくれたように、私は自分がこう見せたい、こう表現したいと思う表情、自分がこうだろうと思った表情や気持ちに自信を持って踊り、表現したら良いのだと思いました。
本当になりきってしまったら、全体の空気も凜としたことを感じました。
あゆちゃんが話してくれる言葉の1つひとつから、改めて私たちがダンスを踊ったり、表現する意味を感じたし、ただダンスを踊るというのではなく、気持ちで踊り、プランを持って踊り、お客さんをその曲の世界に引き込んでいくんだと思うと気持ちが高まりました。
こんな風に気持ちを揃えていけるなのはなファミリーが大好きで、私はそんななのはなファミリーを作る1人でありたいです。
もう消灯の時間ですが、夜のお父さんとお母さんの話も改めて、心に響きました。私も自分に思い当たるところがあるので、自分から逃げずにちゃんと向き合って、1つひとつ解決していきたいなと思ったし、私は自分でも困るくらい、0か100になってしまうことが多いので、それをよい意味にとらえて、常に高いレベル、高い質、高い人生を目指して、自分を磨きます。