
10月3日のなのはな
秋冬野菜の担当が決まって、私にとって今秋初めての、担当野菜の手入れの時間。今日は午後からブロッコリー第1弾とカリフラワーの草取りと追肥・土寄せの作業を行いました。
先日、秋冬野菜の担当が決まり、私はブロッコリーとカリフラワーの担当をすることになりました。担当が決まるまでは、なかなか見回りに行けていなかったのですが、数日前にようやく見回りに行くことができ、元気そうなブロッコリーとカリフラワーの姿を見られたことが、とても嬉しかったです。
そのときに草取りが必要なことと、もうすぐ2回目の追肥と土寄せのタイミングだなあと感じ、今日はたくさんの人が畑に来てくれて、みんなで手入れをすることになりました。
畑に着いて、まずは草取りから始めました。畝の上全体に草が生えてしまっていたのですが、その草がとても抜きやすくて、気持ちが良いほどに手で抜けていきました。1スパンに2人で入って、10分で終わらせる目標で進めていくと、そのペースが丁度良くて、どのペアも大体10分前後で1スパンの草取りが終わっていきます。
「終わるか終わらないくらいか」の目標時間で草取りなどを進めると、(よーし、やるぞ!)とやる気がメラメラと湧いてきて、夢中になって草取りしている時間がとても楽しかったです。15時半までに草取りを終わらせようとみんなで頑張っていたら、ほぼ目標時間ピッタリに草取りを終わらせることができました。
草取りをして畝が綺麗になったあとは、追肥と土寄せをしました。今回、肥料は鶏糞を追肥することになり、作業前に、農業全般を担当しているやよいちゃんに、どのくらい鶏糞を持って行こうか相談をさせてもらって、約軽トラ1杯弱の鶏糞を持って行くことにしました。そうすると、持って行った鶏糞でぴったり追肥することができ、さすがやよいちゃん、予想がズバリ的中でした。
ここまではとってもスムーズに作業が進んでいたのですが、ここでちょっとしたハプニングが。今、ブロッコリーとカリフラワーの生育に差があり、手で土寄せをするか、それともクワで土寄せをするか、その効果と効率について、また、防虫ネットを外すか外さないかなどで、迷ってしまいました。
そのときに、ちょうどニンニクの植え付けが終わったやよいちゃんたちが駆けつけてくれて、やよいちゃんにそのことを伝えると、
「ネットは必要な所だけかけて、株が大きくなって必要のない畝は開けたままにしましょう。土寄せもくわで株周りに寄せるようにしてやったら良いと思います」
と話してくれました。
やよいちゃんのアドバイスのおかげで方針が決まり、みんなで気持ち良く土寄せができたことが本当に嬉しかったです。
それに、やよいちゃんが、「みんなで土寄せ選手権をしよう!」と言ってくれて、大人数のみんなでワイワイと活気のある空気感で土寄せをすることができ、自分もこんなふうにみんなが楽しく作業できるようにリーダーを勤めたいなと思いました。
予定よりも30分以上早く作業が終わったので、明日に定植する予定のブロッコリー第2弾の畝立ても、残り時間で5畝ほど進めることができ、みんなのおかげでたくさんの手入れができて本当にありがたかったです。
追肥が効いて、ブロッコリーとカリフラワーが、これからもすくすくと育っていったら良いなと思います。
(よしみ)
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今夜の集合は、体育館へ!
中に入ると、カラフルな三角コーンが5つ。
その先に並ぶのは、5台の机とピコピコハンマー!!
・・・・・・???
なんと、スペシャルなリレー&クイズ大会が開催です!
5つの畑チーム対抗のリレー大会。
畑のチームワークを発揮する場に、わたしもチームメンバーも十分やる気が上がりました。
今夜スペシャルのリレー&クイズ大会のルール説明はと言うと……。
まず6種目のリレーがあります。
1種目は手押し車リレー。
2種目目はピンポンリレー。こちらは卓球のラケットから球を落とさないように走るリレーです。
3つ目はおしり歩き&スキップリレー。
4つ目は馬跳びリレー。
5つ目と6つ目は、現在、ウィンターコンサートに向けて練習している、大人数ダンスの『リカバリー』と『ブラック・クイーン』の振り付けに出てくるステップをしながら走るリレー対決です。
そして今回のリレー大会の勝負どころは、ゴールしたあとに出題されるクイズに答えたら得点が入る、ということです。
どんなにリレーが速くても、クイズに正解しないと得点がもらえない。
つまり運動神経よりも、頭脳や記憶力が試される、リレー&クイズ大会なのです!
これで机の上に置かれた、ピコピコハンマーの謎が解決。
それも5台の机に2つしかピコピコハンマーは置かれていないので、より速くピコピコハンマーをゲットして机を叩き、クイズに答えられるかというルールに、みんなの負けず嫌い精神と闘争心が燃え上がるのを感じました。
もちろん、わたしの心も同じです。普段は隠しているつもりの闘争心が、メラメラと沸き立ちました。
それでは、第1走者のリレー対決が開幕!
第1種目は手押し車リレーで対決です。
手押し車という、腕力が試される勝負だけあって、5つのチームからそれぞれ選抜されたメンバーの顔ぶれは誰も力が強い子ばかりです。
やよいちゃんの、「よーい、スタート!」の合図を待てない! という勢いで、5つのペアが一斉に走り出しました。
その瞬間、応援するみんなからの歓声も一斉に湧いて、体育館いっぱいがみんなの熱気と歓声で何も聞こえなくなるくらいになりました。
そしてゴールしてから出題された、今夜のリレー&クイズ大会の第1問目の問題は、
「再来週に誕生日を迎える、お父さんの年齢はいくつでしょうか?」。
なっちゃんからクイズが出題された瞬間、10人の子がピコピコハンマーを奪い合って、「はいっ! はいっ!」と机を叩きながら、出題者のやよいちゃんに猛アピール。
後ろではかにちゃんが電子ドラムで正解・不正解の効果音も付けてくれていて、よりクイズ大会という臨場感が増しているのにも、気持ちが上がっていくのが抑えられませんでした。
第1問目は、見事、わたしたちのチームのよしえちゃんが正解してくれて、いきなり得点をゲットすることができました。最高のスタートを切ることができて、チームのみんなとハイタッチ! テンションがピークへ達していきます。
第2種目目のリレーは、ピンポンリレー。
そして出された問題が、なのはな内で人気を誇る小説、『みおつくし料理帳』の第4巻のタイトルは? でした。
この問題は、回答者のみんなはかなり苦戦した様子。
そんなときには、チームから1人だけ、クイズの解答のヘルプをしてもよいという特別ルールがあります。反対側で応援していた子たちの中から、りんねちゃんがぱーっと勢いよく駆け出して、同じチームの子に答えを助言して、正解を導き出していました。
クイズを答えるのは代表の子だけど、正解を考えるのはみんなというスタイルが、チームワークを感じることができて、とても嬉しい瞬間でした。
他にも難問がいくつも出題されました。
「なのはなにある掛け時計の数は?」
「なのはなで1番広い畑はどこ?」
「お父さんの好きな食べ物を3つ挙げよ」
「古吉野ロータリーの階段の数は?」
「昨日、今日と植え付けたニンニクの株数は?」などなど……。
日常の中で見聞きしている内容ばかりだったけれど、改めて問題にされると、えーっと、何だっけ??? と思うような、もどかしい問題ばかりで、なかなか答えが導き出せないことが、見ていても、また自分が答える側でも歯がゆくて仕方なかったです。
最終走の問題は、なっちゃんとやよいちゃんから、「これは難問です」との前置きがありました。
その内容とは、「『いっちくだっちく』はO、『結論から言うと』はC、『アンパンマン』はT、では、『例えば、例えばね』は何?」という問題でした。
実はこれは、みんなの口癖です。Oはお父さん。Cはちさとちゃん。アンパンマンはたけちゃん。そして最後の台詞は、なっちゃん。だから答えは頭文字のNです。
みんなが頭を悩ます中、せいこちゃんが真っ先に、「はいっ!」を大きく手を挙げて、「N!」と叫びました。少しの間を置いて、やよいちゃんが、「正解です!!!」と言いました。
その瞬間にその場がわぁっと湧きました。せいこちゃんの頭の回転の良さと、普段、仲間1人ひとりのことをよく見たり聞いたりしているのだなと思って、本当にすごいなと思いました。
問題に負けず、各種目のリレーも名勝負が連発です。
お尻歩きリレーでは、走者の子たちが手足を思い切りばたつかせながらも、なかなか前に進まない姿には笑い声が止まなかったり、『リカバリー』や『ブラック・クイーン』のステップリレーでは、バンドメンバーでダンスには入っていない子が踊ったりしていて、リレー大会だからこそ見られる、みんなの秘められた素顔も垣間見ることもできました。
6種目のリレー対決は大盛り上がりであっという間に終わってしまったので、さらにもう1クール+4種目の10種目で、2回目のリレー&クイズ大会も行いました。
1回目とは違う種目でリレーに挑戦してみたり、チーム内で作戦を立てる時間も楽しかったです。
全力で走って、全力でピコピコハンマーをゲットして、全力で「はいっ!」と手を挙げてアピールして、全力で喜んで、全力で悔しがって、全力で応援して。
1日、ダンス練習や畑作業ですでに体力を使っていたはずなのに、自分でも驚くくらいに、身体の奥底からエネルギーが湧き溢れてきて、みんなと思い切り、力と声を出し尽くしました。
そして最後の結果発表。なんと、なんと、わたしたちのチームが1位で名前を呼ばれて、またその瞬間、チームのみんなと抱き合って喜び合いました。
思いがけない、夜のスペシャルリレー&クイズ大会は、これから冬に向かって共に野菜を見ていく畑チームのチームワークを高めることができた場でもあり、それ以上に、みんなと心も身体も解放されて、純粋に勝ち負けを分かち合って楽しめた時間が、とてもとても嬉しい時間でした。
(るりこ)