9月30日(金)「ちいさな魔法の種たち & 秋の花満開」

9月30日のなのはな

 お茶碗によそわれたご飯の上に、ぱらぱらとひとつまみ。それだけで幸せな気持ちになる、ちいさな魔法。
 そんな、エゴマの収穫を行いました!

 夕の子畑で育っていたエゴマは、開花した後、熟して、種子が作られていきました。
 この種子が、わたしたちの、大切な宝物です。さあ、いよいよ刈り取りです。

 午前中の時間、5人での作業ということで、みんなで作戦会議をしてから臨みました。
 畑にひしめき合うエゴマたちを、草刈り機で刈り取る役割を、まちちゃん。
 刈り取られたエゴマを軽トラックに乗せて、古吉野に運搬する役割を、やよいちゃんとせいこちゃんペア。
 古吉野で待機し、運搬されたエゴマを干す役割を、まなかちゃんとわたしが担当しました。

 

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 古吉野の体育館の納屋下に、エゴマの干し場を作っていきます。
 端と端を持って、大きなブルーシートを広げていると、なんだか運動会や遠足の場所取りを始めるみたいで、わくわくしました。
 どれくらいエゴマがやってくるんだろう? もしかしたら干しきれないかも……?
 ということで、体育館の階段にも、干し場を作りました。階段に広げたブルーシートは、ウォータースライダーのようでした。

 

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 ブウウン…
 軽トラックの音がする! 校庭に、山盛りのエゴマを乗せた軽トラックがやって来ました。
 エゴマの束を抱えてみると、ずっしりとして、なんとも大きい! 草丈は120センチほどあるように見えました。
 そして、あのエゴマ特有の香りが、ふわっと漂いました。 香ばしくもあり、爽やかでもあり……
 ああ、エゴマだあ、と感じて、その香りがうれしかったです。

 

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 前日の作戦会議通り、作業が進んでいきます。次から次へとやってくる、やよいちゃんとせいこちゃんのエゴマ便! 急いで、ブルーシートでつくられた壁に、エゴマを立てて干していきました。
 おっと! エゴマの種子が落ちないように……。すでにカサカサとして、殻が黒く乾いたエゴマもあり、慎重に行いました。
 頭上に架けた竹にも、エゴマを横たわらせて干していきました。
 ぎっしりと並べていくと、たくさんのドライフラワーを吊しているような光景へと変わりました。なんだかおしゃれだなあ、と感じました。

 

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 今日で、夕の子畑の半分の面積の収穫を終えることができた、とやよいちゃんが教えてくれました。
 早急に刈り入れる必要があった、熟して乾いたエゴマは収穫を終え、すべて干し場に干しきれたことが、とてもうれしかったです。

 作業を終えたあと、体育館の周りには、エゴマの香りが漂っていました。そしてそこを離れても、自分の服にはエゴマの香りが残っていました。

 これも、エゴマのちいさな魔法です。みんなで選別をして、また、食卓で魔法にかけられる日が、とても楽しみです。

(みつき)

 

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「コ」い緑色、カルシウムが野菜の中で、最も多く含まれている。
「マ」あるい葉っぱに、シャキシャキな茎。
「ツ」ぶつぶ小さな、可愛い種。
「ナ」のはな的な葉物野菜。

 そんな魅力をたくさん持ったコマツナ。
 どうして、なのはな的なのかというと、必ずと言ってよいくらい、コマツナの種をまいたら、発芽率は100パーセント。

 種をまいてから約50日で収穫ができるコマツナは、手入れもしやすく、食べてもおいしく、私の中では葉物野菜の代表選手です。

 

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 今季はなのはなにある畑の中でも面積の広い梅見畑全面で、コマツナとミズナを育てます。

 記念すべき、コマツナ1段の種まき。
 直径が1ミリ程度の小さなコマツナの種は、青くコーティングされて、太陽の光にキラキラ輝いていました。

 

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 発芽率100パーセントを目指して、種まき開始。
 水はけがよいようにできるだけ高く畝を立て、コマツナが発芽しやすいように、畝の表面を綺麗にならして、種をまいたら、培土と籾殻で覆土。

 遠くから見たら何も見えないのですが、畝を見つめると、転々と青い粒が光っていて、まるで、畝に星が浮かんでいるかのようでした。

 この時期は、秋冬野菜に向けて、葉物・根菜と何種類もの野菜の種をまく、始まりの季節です。
 9月中旬に種をまいたニンジンも、本葉が出始めました。

 

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〈ニンジンの芽〉

 

 なのはなのお父さんはコスモスと同様、ニンジンの葉の繊細なところが好きなのですが、私も畝の上にふさふさとはを伸ばそうと背伸びしているニンジンは、何時間でも見ていられそうなくらい、愛おしく思います。

 また、ダイコン、カブ、タマネギも発芽率100パーセントと言ってよい順調さで、畑に行くたびに私まで満たされた気持ちになるくらい、芽が出そろっています。

 ウィンターコンサートの練習と同時進行で進む、秋冬野菜。そのスタートダッシュである、種まきは一番緊張する作業でもあるけれど、一番希望を感じる作業でもあります。

 どうか、コマツナさん。芽を出してくださいね。

(ななほ)

 

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〈太ネギの手入れや、白菜の草取り、ピーマンの水やり、桃畑の草刈りなど、みんなで協力して行いました。一方室内では、ウィンターコンサートへ向けた『ザ・マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン』のダンス練習も進みました〉

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【秋の花が景色を彩っています】

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〈吉畑ハウスの周囲では群生したコスモスが大きく咲いています〉
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〈鮮やかなピンクの間をヒョウモンチョウが飛び回ります〉
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〈古吉野なのはなの玄関や中庭を、キンモクセイの穏やかな香りが包むようになりました〉
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〈ツリガネニンジンの花も見つけました〉
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〈園芸部は、春の準備。矢車草やパンジーの発芽が始まっています。写真は、矢車草の芽です〉

 

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〈台所には、境港の仲屋食品さんから、体長50センチほどのスルメイカがたくさん届き、夕食にはイカの煮付けをみんなで頂きました〉