【9月号⑫】「撫子柄の浴衣で勝負 ―― 気持ち華やぐセブンブリッジ大会 ―― 」りんね

  
 今夜はみんなが大和撫子になり、喜びも悲しみも、いつもより少し、おしとやかに……?

 八月七日のセブンブリッジ大会は少し気分を変えて、体育館に茣蓙を敷き、みんなで浴衣を着て、行いました。   

 前日の浴衣選びで、お母さんやあゆちゃんに選んでもらった浴衣。

 お母さんから、

「今まで着たことがなくて、セブンブリッジらしい、華やかな浴衣」

 というテーマを言ってもらって、それぞれ、特に華やかで似合う浴衣を手にしていきました。私は初めて着る水色地で、撫子の柄の、涼し気な浴衣を選んでもらいました。
 
  
 浴衣を着るというだけで、気持ちが華やいで、いつものセブンブリッジ大会も特別に感じられました。

 着付けを終えたみんなが、古吉野の廊下を歩いている姿を見ると、それぞれ、いろんな柄の浴衣がとても良く似合っていて、情緒があって、素敵だなと思いました。少し恥じらいがちに、しとやかに歩く姿も、綺麗でした。

 体育館のセブンブリッジ会場へ行くと、様々な浴衣を着たみんなが寄り集まっていて、一層、華やかで嬉しい気持ちになりました。
 
  
 今回のリーグのテーマは、“浴衣の柄”になっていました。トンボや撫子、蓮など、柄に込められた意味合いも、リーグの紙に紹介されていました。

 私は“家庭円満”という願いが込められた、つばめ柄のリーグで、お母さんやなっちゃんたちと一緒に輪になりました。

 勝央音頭が流れるとともに、実行委員さんが盆踊りの寸劇をしてくれて、いよいよセブンブリッジ大会が始まりました。

■運が開けて

 つばめリーグで、一番初めに上がったのは、よしみちゃん。よしみちゃんが連続で上がって、続いて隣のお母さんが上がり、二人の間に運気が吸い込まれるかのように、なかなか、その他のみんなは勝てませんでした。

 私も、最近のセブンブリッジでは運気が無かったため、せめて一回でも上がれたらいいなあ……と思っていました。
  
  
 前半戦も終わりに近づいてきたとき、「あっ!」と、隣にいたなっちゃんから悲鳴が起こりました。

「このカードをつけてたら、上がれたのに……」

 そうは言っても、時すでに遅し。次の順番の人が、すでにカードを引いてしまっていました。

 その回で初めて、私は上がることができました。そのあともなぜか、なっちゃんが、「あっ! 出し忘れた!」と言ったあとに、上がることができ、なっちゃんのお零れで、少し申し訳ない気持ちだったけれど、だんだんと運が開けてきました。

■一発上がり

 後半戦、配られた手札が、今まで見たこともないような手札で、心底驚きました。五枚、同じマークのカードが番号順に並び、ジョーカーが一枚、捨て札は一枚だけでした。

 ジョーカーや十以上の数字が並んでいて、負けたらとんでもないことになっていたので、ドキドキしたけれど、捨てられた札を見て、「チー!」と鳴いて、無事に一発上がりをすることができました。

 揃わないときは、まったくどのカードにも関連がないときだってあるのに、一体、どんな確率でこんなふうな手札になるのか、と思うと、とても不思議でしたが、久しぶりに千点以上で勝つことができて、少し嬉しかったです。

■アイドルになって炭坑節

 一位になったのは、おとめ座、おうし座のチームでした。先月のチーム結成以来、一位の座を揺るがさない強さです。

 中でも、先月から続いて高得点を出しているのは、つきちゃんでした。

 このチームが強いのは、実力なのか、それとも運なのか……これからのセブンブリッジ大会の結果が、楽しみだなと思います。

 最下位で負けてしまったのは、かに座、さそり座チーム。罰ゲームは、アイドルになり切って炭鉱節を踊る、という浴衣を着た夜にぴったりのものでした。
  
  
 二人、または三人で、恥ずかしさもありながら笑顔で踊る姿が、とても可愛らしかったです。

「となりの子がとても素敵でした」

「ちゃんと振りを覚えます」

■嬉しさが倍増

 踊っていた子の、はにかみながらの一言にも、会場が和みました。

 浴衣を着ていると、浴衣に見合った佇まいが自然と意識されて、全体的な空気も、いつもより少し、上品でおしとやかだったように感じられました。

 服装が違うだけで、セブンブリッジ大会もとても新鮮で、嬉しさが倍増したな、と思います。毎月、お仕事組さんがみんなを楽しませるよう、変化を持たせてセブンブリッジ大会を企画してくれていることが、ありがたいです。
   
  
 お父さんやお母さんのお話では、また、以前のギャンブル大会のような衣装を着て、セブンブリッジをするのもいいね、という話も出ていました。今後、どんなセブンブリッジ大会が行われるのか、ワクワクして、とても楽しみだな、と思います。