9月23日(金)「『オテア・ルミア』合宿 & チームで深め、皆で1つの舞台を」

9月23日のなのはな

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 「プイリ」という、竹を用いた楽器の制作を私たちは前日、成功させました。今日は丸1日、手作りのプイリを手に、新しい演出が加わる『オテア・ルミア』の本格的な振り入れを行いました。

 『オテア・ルミア』はタヒチアンダンスの楽曲です。元は3人で踊っていた曲を、この秋からは新たに6人が加わって踊ることになりました。まず全員がリビングに集合し、ゆりかちゃんが、「こんな感じで踊れたらいいな」と思っているイメージの動画、「メリー・モナーク・フェスティバル」でプイリを使ったフラダンスの動画を見せてくれました。

 その動画には、隣の人のプイリを叩いたり、時にはしゃがんで床に対してプイリを叩いたりと、今まで知らなかった、斬新で面白いプイリの叩き方が様々あって、そんな振りを、今回踊る『オテア・ルミア』の振りにも盛り込んで、ゆりかちゃんが、とっても素敵なダンスを考案してくれていました。

 

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 わたしは、りなちゃんと一緒に、ひょうたんの「イプ」という楽器を持って踊るので、プイリ隊が振り入れをしている最初の20分ほどは、必要分のプイリの制作をし、それから振り入れに合流したのですが、3人がリビングで見た動画と同じ動きでプイリをシャンシャンと鳴らしている光景は、なんだか夢が現実になったようで、須原さんとみんなと作った楽器が、ゆりかちゃんの手で命が吹き込まれたように生かされているダンスが、本当に嬉しかったなと思います。

 わたしたちイプ隊も、プイリのみんなと同じような動き、ステップを付けて踊っていたのですが、タヒチアンダンスは、またフラダンスとは違った言語で、特にファーラップという腰を斜めに前後左右に出して回す動きをしながら、歩いたり回ったりというのが本当に難しく、これは毎日コツコツと練習してできるようになっていきたいと思いました。

 

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 午前中は、主にプイリのみんなの振りがかっちりと決まり、午後からは最初の40分で、イプの叩き方を、動画を見てりなちゃんと勉強しました。

 基本的なことでは、イプを叩くとき「ウ」と「テ」のリズムがあり、「ウ」は掌の手首に近い方を使って叩く音、「テ」は逆に手を固くして、指の辺りで叩く音、というふうに、2つの音を組み合わせること、振付では、しゃがんでイプを8の字に動かし、水を汲むような動きから、イプをまっすぐ立てて音を鳴らす叩き方など、なのはなで見ても、目に新しい振りを入れることで、より『オテア・ルミア』が面白くなっていったらなあと思いながら、りなちゃんと一緒にイプを追求していきました。

 

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 いろいろなイプの叩き方を知って、また体育館に戻り、今度はプイリ隊のみんなとお揃いになるような、それでいてイプが活きる振りを、何度も踊りながら、ゆりかちゃんとりなちゃんと相談して作っていきました。

 りなちゃんが『オテア・ルミア』の曲に合わせて、綺麗に水を汲むイプの動きを再現していた時は、力強さと逞しさ、誇らしげな表情が手に取るように感じられて、この曲にぴったりで、もっともっと、より良く工夫して、イプ隊もプイリ隊に並ぶくらい、みんなが見ていて「わたしもやってみたい」と思うくらい、かっこよく、美しく、楽しく叩きたいと思いました。

 

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 午後の練習の最初ではお母さんが見に来てくれて、プイリを持ったみんなに、「音が鳴るものだから、揃えたいね」と話されていて、プイリ隊はゆりかちゃんと共に、音を揃えること、曲のリズムを覚えて振りと一致させることを大事に午後の練習をしていました。

 そうすると、最後にまた練習を見に来てくださったお母さんが、「初めと全然違う!」と、目をおっきく開けて、笑顔で驚いていて、つきちゃんは、「太鼓と通ずるところがある!」と話してくれました。

 

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 なのはなには金時太鼓を習っているみんなや、ドラム担当のかにちゃんがいて、それでいて、タヒチアンダンスを踊れるゆりかちゃんがいて、わたしはリズムをとるのも、ファーラップも難しいなと思ってしまいますが、正しい、美しいお手本となる人がいて、そのもとで練習できること、必ずできるようになると思えることが、これは『オテア・ルミア』に限らず何をするとしても言うことのできる、なのはなファミリーの強みだと思います。

 しっかり練習を積み重ねて、お客さんを魅了するタヒチの世界へ連れていけるよう、頑張っていきたいし、練習の時間も本番だと思って、表現する楽しさを深めていきたいです。

(なつみ)

 

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 毎週金曜日と日曜日の夜は、部活動の日。
 今年のウィンターコンサートの係活動が、部活動という形で、今日からスタートしました。
   それぞれの係の人が、各々、その係が担当する分野について深く学び、知識を増やし、プロフェッショナルを増やすという目的や、その係のことをみんなで共有し、誰に聞いても対応できるという目的で、あゆちゃんが考えてくれました。

 

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 昨日の夜に、部活のメンバーで顔合わせをしました。
 私は、「バンド・音響・舞台美術部」で名前を呼ばれました。
 新しい係、そして、音響や舞台美術の知識を増やせるということに、ワクワクした気持ちになりました。
 あゆちゃんやまえちゃんが、これまで積み重ねてきたものを吸収できることが、とても有り難いことだと思ったし、音響、舞台美術についての知識を深めていって、少しでも役に立てるようになりたいと思いました。

 

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〈演奏、演劇、ダンス、衣装や、受付、広報など、コンサートを作るにあたって必要な分野を、各部で担当します〉

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 今日は、それぞれの係にわかれて、活動がありました。
 私たちは、コンサートで演奏する曲の進め方や、これからの大まかなスケジュールについて話しました。
 来週は、まえちゃが、音響の配線のことや全体のことを教えてくれる予定です。
 私にとって、音響も舞台美術も、正直、得意分野ではないのですが、新しいことを学べることが、とても嬉しいし楽しみです。

 これから、コンサートまでの、金曜日と日曜日の夜が楽しみです。
 それぞれの部活動が、コンサートで繋がって、1つになる。
 そのときの達成感や喜びをイメージして、自分の役割を果たしたいです。
 そして今年も、真っ直ぐにみんなと、最高のコンサートを創っていきたいです。

(よしえ)

 

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 ウィンターコンサートに向けて、衣装部でも新メンバーをむかえて活動が始まります! 初日の今日は、衣装部の主な活動の説明、それに伴って大事なポイントや心がけなどをみんなで共有し、最後に衣装部屋を簡単に案内しました。

 衣装部での大きな活動の1つが、衣装考案です。今日あゆちゃんが配ってくれた、ウィンターコンサートまでのカレンダーで、衣装が全曲決定する目標の日をみんなで確認すると、やはりもう残されている日は少なくて、計画的に衣装考案をしていかなければいけないということを実感しました。

 衣装考案をして、配色を考えて、フォーマットを作って、準備をする。それを限られた人数で回すのは、すごく大変ですが、5人がプロフェッショナルになって、同時並行で進めていけるようにできたら負担も少なく、理想的です。

 週に3曲ほどのペースで進めていく予測なので、夜の時間も有効に使って、衣装部5人で上手に役割分担をしながら進めようと話し合えたことが嬉しかったです。

 

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 今回の衣装部は、ベテランメンバーもいれば、新しく入ってくれたメンバーもいます。その中には、たくさんアイデアを出してくれたり、片づけ上手な人もいて、強いメンバーがいてくれることがすごく嬉しいです。それぞれの得意分野も活かしながら、お互いに助け合って、協力体制で作っていけるといいなと思います。

 今日の最後には、準備運動的に次の金時祭りに向けての衣装考案を行いました。フラダンス『イン・マイ・ライフ』の新しい衣装を、新しいメンバーで考えられた時間が新鮮で楽しかったです。時間は短かったけれど、人数が多ければその分だけアイデアが膨らんでいくのを感じられて、これから部員で集まる時間がより楽しみになりました。

 

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 スプリングコンサートの反省点を踏まえて、自分たちがこれがいい! と思う衣装を、お父さんやお母さんにプレゼンできるように、自信がなくても、良くても悪くても、積極的にアイデアを出し合っていこう。
 そうして、よりよい衣装を諦めずに考えよう。それが、今回の衣装部の目標です。

(つき)