
9月13日のなのはな
うるち米(ミルキークイーン)の機械刈りがはじまりました。
永禮さんも来てくださり、永禮さんチームとお父さんチームのコンバイン2台体制で稲刈りをしました。
私は11時半頃に、石生田んぼを刈っているお父さんチームに合流しました。そのときには、3反の田んぼが残り5分の1くらいになっていました。4条刈りのコンバインで、あゆちゃんから、100メートルの辺を手前から奥まで刈っていく時間が、早くて50秒くらいだと教えてもらい、早さに驚きました。
桃横田んぼの畦でお弁当を食べた後、桃横田んぼの稲刈りをしました。桃横田んぼは前回の台風の影響で、稲が倒れていました。稲が倒れているので、刈る高さを自動にしていると綺麗に刈っていくことができません。地面に当たらなくて、引き起こし爪が稲を引き起こして刈っていける位置を、お父さんが、刈られていく稲を見ながら手動で調節していました。
倒れた稲を爪が起こして送っていくので、スピードを上げると詰まる、と、お父さんが教えてくれました。こぎ胴の手前で稲が詰まったとき、あゆちゃんと稲を引きぬいて詰まりを取りました。
タンクが一杯になって、コンテナに移すとき、排出オーガから出て来る刈ったばかりの籾を触りました。もち米の乾燥をするときに、籾の状態のお米は見ているけれど、乾燥しているときには、塵と一緒に飛んでいくのかチパチパがなくて、桃の毛みたいに、籾に産毛のようなチパチパが生えているのが、とても可愛かったです。
稲刈りが進んで刈られた面積が大きくなると、田んぼが広くなっていくように感じました。私は機械刈りの補助で、倒れている稲を起こしたり、コンバインの前を歩いてヒエを刈り取って行きました。途中から3羽のサギたちも田んぼの中を歩いていました。
今日は石生田んぼ、桃横田んぼの稲刈りを終え、石生西田んぼの一周分を刈りました。
良い補助のやり方も、見つけていきたいと思いました。コンバインが止まることなく刈り続けられることが、一番早くて、第一だと思いました。コンバインが通った後の刈り残しを刈ったり、機械が取り込んでいく稲が詰まらないかを見たりもするけれど、今から刈っていくところに問題がないか、先を見て動きたいです。
籾がいっぱいになったコンテナをライスセンターにもって行くと、フォークリフトでコンテナが運ばれていきました。大きな乾燥機が6機も見えました。あゆちゃんが、「あれが籾摺り機だね」と教えてくれた機械も大きかったです。ライスセンターの倉庫の中には、他の農家さんの新米が袋詰めされた米袋が綺麗に重なっていました。いつも乾燥籾摺りがされて、帰って来る米袋の結ばれたところがとても綺麗で、どうやって結ばれているんだろうと思いました。
明日も、うるち米の稲刈りは続きます。担当の人が見てきてくれた稲を大事に刈りたいです。
(さくら)
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永禮さんチームは、諏訪神社方面の田んぼを進めていきました。
最初は諏訪8田んぼ。
私は初めて稲刈りの補助をさせてもらったのですが、まえちゃんや永禮さんに動き方を教えてもらいながら作業しました。
コンバインの前を進んで邪魔になりそうな所を刈っておいたり、またコンバインが通った後をついて刈りきれなかった部分をフォローしたり、親鳥の周りにいる雛のような気分になってなんだかずっと暖かい幸せな気持ちになりました。
順調に進み、2枚目は諏訪4田んぼ。
ここは、1枚目をやっている時に、まえちゃんと私で四隅を先に刈っておいたので、慌てることなくスムーズに稲刈りに入ることができました。
ぐるっと外周を刈ったらお弁当タイム!
休憩! となったら急にお腹が空きました。
少し歩いて溜め池の近くの木陰でお昼ご飯を頂きました。
なんだか遠足のような嬉しい気持ちになって楽しいお昼ご飯でした。
しっかり栄養補給できたら、また続きを刈り始めます。
永禮さんがとても綺麗に刈って下さっているのと、ほとんど稲が倒れていなかったので、補助もほとんど要らないくらいでさくさく進みます。
途中でやすよちゃんが、マクワウリスムージーのおやつをデリバリーをしてくれて、永禮さんと一緒に頂けたことも嬉しかったです。
熱くなっていた身体がぐんと涼しくなりました。
無事に2枚目も刈り終え、次は諏訪新田んぼに移動します。
ここは1、2枚目の田んぼとは形が違ってまた新しい気持ちで稲刈りが出来ました。
田んぼにいると様々な生き物がみられて面白いです。
トンボはあちこちに飛んでいて、お父さんが好きな綺麗なギンヤンマも見る事が出来て嬉しくなりました。
コンバインがいっぱいになる度にコンテナへ籾を移すのですが、籾の匂いが香ばしくて、とても満ち足りた気持ちになったなあと思います。
外もだんだん夕暮れに近づいてきた5半過ぎ、今日最後の田んぼも無事に刈り終える事ができました!
すごく楽しくて、あっと言う間の1日だったのですが、また明日の稲刈りも自分にできることを精一杯やって、楽しくていい作業になったらいいなあと思っています。
(まなか)
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ウィンターコンサートに向けて、1日を通して『リカバリー』のダンス練習をしました。
午前は3グループに分かれて、卒業生ののんちゃんに振り入れをしてもらいました。少しずつ雰囲気が違いますが、どのグループも本当に素敵な振り付けです。
1番目のグループは切れの良いの格好いい振り。2番目と3番目のグループは、バレエに近い雰囲気の振り付けになっていて、羽根が生えたような、優雅でダイナミックなダンスです。
1つの塊がステージの端から端までを使って、縦横無尽に舞っていく様が本当にきれいで、きっと見てくださる方も、心も身体も自由になっていくような感覚になるだろうと思います。
1つ前のグループが終わる頃に、次のグループが少し重なるように入ってくるようになっていて、バトンを渡すように次から次へと場面転換をしていく構成が面白い場面です。
私は3番目のグループで、しほちゃんを中心に練習をしました。分からないところや上手くできないところは、しほちゃんが教えてくれて、ゆっくりのテンポから何度も何度も繰り返し練習をしました。覚えるのに大苦戦してしまったのですが、身体に入れるしかない! と思ってひたすら繰り返し踊っていくうちに、少しずつ入ってきたような気がします。
両腕をくるくると回しながらステップを踏んでいく振り付けのところは、一見単純に思えるけれど、なんだかよく分からない……とみんなが苦戦してしまいましたが、のんちゃんが水泳の例えを用いて、
「右腕は背泳ぎ! 左腕はクロール! っていう感じ」
と教えてくれました。
その言葉にみんなが納得し、迷走していたメンバーも腕が回しやすくなって、「背泳ぎ! クロール! 背泳ぎ!」とみんなで言いながら練習ができたのが楽しかったし、すんなりと身体に入ってきて嬉しかったです。楽しく、かつ分かりやすく教えてくれる、のんちゃんが本当にすごいな、と思いました。
午後は全員が踊るところの振り入れをしてもらいました。のんちゃんは、いつもイメージを具体的に教えてくれるので、すごく分かりやすく、一瞬にしてみんなが同じイメージをもって取り組むことができます。
『リカバリー』は、花火、分子、星座でした。花火が“ピュ~バンッ!”と弾ける様をみんなで表現したり、分子や星座を人文字のようにして表現しました。一人ひとりのポーズは少しコミカルなポーズもあって、みんなで笑いながら作っていった時間がすごく楽しかったです。
それでも、全体としてみると確かにその形になっていき、すごく美しくて神秘的な感じになっていきました。
最後には、午前に振り入れをしてもらったところと、午後にみんなで練習したところを繋げて通すことができました。それぞれ振り入れをしてもらっているときは、これがどこにどう繋がるのかが全く分からなかったけれど、午前の振りと午後の振りが組み合わさって繋がっていくことがすごく嬉しかったです。
でも、通して踊ってみると自分の感覚以上にテンポが速かったり、頭と身体が混乱して、練習でできていた振りがとんでしまったりして、まだいっぱいいっぱいの状態ですが、これから練習を重ねて、のんちゃんが踊ってくれるように、のびやかに、しなやかに、そしてなによりも、みんなで揃える意識を高く持ち、なのはなファミリーならではの気持ちを表現するダンスになるよう、頑張りたいです!
(つき)