９月５日
○田んぼの溝きり
午前の作業で、ゆりかちゃんと一緒に諏訪神社方面の田んぼの作業に行きました。今年、諏訪神社方面の田んぼが新しく増えて、更に大規模になったと思うのですが、担当のゆりかちゃんやよしえちゃんが、田植えから稲刈りまでの期間、毎日ずっと見回りに行っている姿を見て、本当にすごいなあと思いました。こんなに粘り強く、最後まで責任を持って見続けることができるゆりかちゃんたちがかっこよくて、私に足りない部分だなと感じています。
今、稲刈りに向けて田んぼを乾かしているところなのですが、その中で何カ所かぬかるみがとれない田んぼがあるんだとゆりかちゃんが教えてくれて、今日の田んぼの作業は、主にぬかるんでいるところの溝をもう一度しっかり切って排水をよくするための作業でした。ゆりかちゃんと一緒に向かった田んぼは、諏訪新田んぼ、諏訪８田んぼ、諏訪手前下田んぼの３枚の田んぼです。
ゆりかちゃんが、
「よしえちゃんがお仕事前に見回りをしてくれて、どこがぬかるんでいるかメールをくれたんだ」
と話してくれて、田んぼに着くと、まず２人でグルッと田んぼの周りを歩きぬかるんでいる部分を見つけました。
見つかったら、どこの溝を切ったら良いか２人で考えます。その付近を見回してみると、すぐ近くの溝が、一度は切ってあるはずなのにそこに土が溜まったり草が生えたりしていて、溝の役割を果たしていない状態になっていることが判明しました。そこで、ゆりかちゃんが草を刈ってくれて、私はそのあとを追ってくわで再度溝をしっかり切っていきました。
溝を切っていくと、みるみるうちに溜まっていた水が流れ出していきます。私はその光景を見るのがすごく好きで、夢中になって溝きりをしていました。田植え前にも何枚かの田んぼの溝きりをしていたのですが、それ以来の久し振りの溝きりが本当に楽しかったです。
１枚の田んぼを１時間ペースで終わらせていくと、午前の時間でぴったり３枚の田んぼのぬかるんでいた場所の溝きりが終わるので、ゆりかちゃんと一緒に力を合わせて溝を切っていきました。すると、本当にぴったり昼食前までに溝きりが終わって、ゆりかちゃんが、
「やるのとやらないのでは全然違うんだ。本当に嬉しい！ ありがとう！」
と言ってくれて自分もすごく嬉しかったなあと思います。田んぼを移動しているとき、ゆりかちゃんが諏訪方面の田んぼのお話をたくさんしてくれました。いつも地域の方が優しくしてくださるんだあと話す、ゆりかちゃんの表情が本当に綺麗でした。
ゆりかちゃんと一緒に作業できた時間がとても嬉しかったです。
○黒大豆の草取り
午後は保育園前の黒大豆の株周りの草取りをさせていただきました。今日はスタッフミーティングということもあって、自分がリーダーをさせていただくことになり、何人かの人と一緒に草取りを進めました。保育園前の畑はすごく広いため、どうやって草取りを進めていったらみんなが孤独にならずに全員で楽しんでできるか考えた結果、畑を３分割にして短いスパンで終わらせていく作戦にしました。畝間が狭くて追い越し方式は大変かなと感じ、１畝間に２人入って挟み撃ち方式です。うまくいくか不安だったけれど、１畝間１０分かからないくらいの時間でさくさくとみんな進んでいて、自分もこの方法でやって良かったなあと感じました。
株が大きくなっているため、畝間に入ってみんな草取りをしていると、誰の姿も見えなくて、でも、みんなの「はい！」という声だけはしっかり聞こえてきて、それが個人的に面白かったなあと思います。黒大豆の株には、小さい莢がついていてとても可愛かったです。今年は黒豆の枝豆としても少し収穫できたら良いなと思いました。
自分が「○○できたら嬉しいです！」「今○○分経過です！」と声かけをするたびに、みんながいつも大きな声で返事をしてくれて、みんなが作ってくれる温かくて優しい空気にすごく助けていただきました。最近、お父さんが集合のときに話してくださる空気作りとはこのことだなと感じて、私も常にプラスの空気をつくる１人でいたいなと思います。あと畑の３分の１残すところで作業終了時刻になってしまい、目標の保育園前の畑を終わらすには届かなかったけれど、みんなで活気のある作業ができて嬉しかったです。
夕食後に、みつきちゃんが、「今日の草取り楽しかったよ～。」と話してくれて、その言葉だけで今日１日の疲れも吹き飛んでいきました。今日の作業中も、みつきちゃんがいつも明るい空気をつくってくれて、救われた気持ちになりました。
今日の夜に、卒業生のさきちゃんが出発しました。夜の食事のコメントでさきちゃんが、
「どんどん進化していてなのはなはやっぱりすごいなと思いました。みんなと一緒に作業してたくさん刺激を受けて、また帰っても頑張ろうと思います」
というふうに話してくれて、私もさきちゃんと一緒に作業したりお風呂でお話しできた時間がすごく楽しかったです。
