9月4日(日)「牛肥入れマスターを目指して ――休憩時間の小事件? & 桃の手入れは、秋季剪定へ」

9月4日のなのはな

 今日は久し振りに1日、カラッと晴れていて、畑作業にピッタリの日でした。
 午後、畑の大人数チームは、まず最初にアスパラの牛肥やりを行いました。

 アスパラの担当をするようになってから知ったことなのですが、アスパラは、「畑の豚」と言われるほど肥料をたくさん必要とする野菜です。そのため、なのはなでも月に1度のペースで、たっぷりの牛肥を追肥しています。その牛肥の量は、約1.8トンです。

 

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〈7月末に植え付けた、新しいアスパラガスの株も元気に成長しています〉

 

 私は、夏の畑作業と言えば、アスパラの追肥が頭の中で浮かんできます。今日の追肥は今年で最後の追肥になるかなと思っていて、たくさんの人と一緒に牛肥リレーしながら追肥できたことが、すごく嬉しかったです。

 私は、エルフの上で、のんちゃんと一緒に牛肥をてみに入れていく係をしました。

 

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 牛肥を入れるときのコツは、いかに早くエルフの荷台のあおり板を外せるかだと、歴代のなのはな牛肥入れマスターの人たちから聞いていました。牛肥を積むときには、あおりを高くするために、荷台の三方に合板を立てるのですが、その合板が外れると、てみを受け取る人も受け取りやすくなるので、一気にスピードアップできます。

 今日の追肥のときも、そのことを意識して、のんちゃんと一緒にエルフの片側のあおりを外せるように、せっせと牛肥を減らしていきました。

 

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 作業をしていると、牛肥リレーをしてくれているみんなの活気のある、「はいっ!!」と言って、てみを渡すかけ声や、みんなの活き活きとした表情を見て、その空気の中で自分も一緒に作業をできて、すごく楽しかったです。

 目標は、1時間で追肥と牛肥ならしまでを終えることだったのですが、終わって時計を見ると、ぴったり目標通り1時間でした。追肥が終わったあとは、とてもさっぱりとした清々しい気持ちになって、やっぱり牛肥の追肥の作業が私は大好きだなあと改めて感じました。

 

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 さぁ、みんなで休憩をしようと思い、「のど渇いたね~」と話しながら、持って来た大きいジャグからお茶をコップに入れようとしたとき、あれ?!
 満タンにして持って来ていたはずのお茶が、ほとんどなくなっているではありませんか!

 なんと、何らかの理由でジャグの中からお茶がこぼれてしまっていて、私たちが飲む頃にはもう、すっからかん状態。
「あぁ~! なんてことだ!!」
 とみんなでショックを受け、やよいちゃんたちが新たに水筒を持ってきてくれるのをみんなで待ちました。でも、なかなか、やよいちゃんたちが帰って来ない……。

 みんな、のどがカラカラで、どうしようかなと思っていたとき、古吉野なのはなのほうから、いつも台所作業をしてくれている、まりこちゃんが手作りのマクワウリスムージーをおやつで持って来てくれました。
 のどが渇きすぎていた私たちにとって、もう、まりこちゃんが救いの女神様にしか見えなかったです。

「追肥後のマクワウリスムージーは世界で一番のご褒美だね!!」
「もう1回アスパラの追肥できそう!!」
 と、みんなでワイワイ話しながら美味しく飲みました。

 

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 しっかりパワーチャージができたあとには、残りの1時間で、うなぎとり畑のササゲの草取りにも行きました。私は、まちちゃんと一緒に畑の外周の草刈りをしていたのですが、刈っている間もみんなが猛スピードで株周りの草取りをしてくれていて、午後の時間でササゲの草取りも綺麗に終えることができて、たくさん作業が進められて嬉しかったです。

 ササゲになかなか花がつかないのが少し心配だったので、草取りをしながら、みんなで、「ササゲに花がいっぱいつきますように」とお願いもしました。

 

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 最近、草取りや草刈りの作業をたくさんしているのですが、私は草取りや草刈りをしたあとの綺麗になった畑を見ると、いつも、すごく達成感を感じて、その度にやっぱり草取りって楽しいなあと思います。みんなと一緒に、今日も気持ち良く作業をすることができて嬉しかったです。

(よしみ)

 

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 桃で溢れていた選果ハウスも、片づけを着々と進めてきて、今日で、すべての整理を終えることができました。
 選果ハウスの中では、嫁入り用の資材の数出し、整理、収納などを、あんなちゃんたちが行ってくれていました。最後には棚、窓、床全面の掃き拭きも行い、何もないくらいにスッキリときれいになり、少し寂しいような気持ちもありましたが、きれいになると、次に向けて気持ちを切り替えられることが嬉しかったです。

 選果ハウスの外では、ここ数日間ひたすら、桃のコンテナに敷くためのウレタン洗いをしていました。汚れや、桃の毛を洗って揉みだして、カビになってしまったりしないよう、綺麗にしていきます。

 この作業で一番大変なのは、洗った後に絞る工程です。ウレタンスポンジ、よく絞ってから干さなければ、なかなか乾かないため、一滴も水が出てこなくなるくらいまで絞ります。ウレタンが傷んでしまうため、雑巾絞りはなるべくせずに、全身の力を込めて手で圧縮していきます。

 握力が限界になりながらも、妥協せずにしっかりと絞っていくのは大変でしたが、手のひらが痛いのも、なんだか心地がいいような達成感がありました。3日間ほどかけてようやく、約300枚程あったウレタンを洗い終えることができて、すごく嬉しかったです。

 

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 大量にあるウレタンをどこに干すか……あんなちゃんが、いい場所を見つけてくれました。体育館の軒下です。以前、タマネギを干していたため、すでに竹の竿が何本もあり、すぐに干せて、尚且つ雨も当たらない、陽も当たらない絶好の場所でした。

 きれいに拭いた後、竹にスズランテープを張り、そこに干していきました。スペースにも余裕があり、風通しもよさそうで、よく乾いてくれそうです。
 すべて綺麗に片付けることができ、本当に桃のシーズンが終わったことを実感して寂しさを感じつつも、休む間もなく次は剪定が待っています。

 午後は、ずっとやりたかった秋季剪定を、ようやくスタートすることができました。今日は、あんなちゃんがずっと剪定をしていくれて、1本1本、どういう理由でその枝を切るのか、丁寧に説明をしながら進めてくれました。

 

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 秋季剪定の主な目的は、樹形を整えること、日あたりを良くすること、作業性の改善です。あんなちゃんの説明を聞いていると、すべてがその目的につながっていて、納得できるのが、すごくおもしろかったです。

 この前、桃の防除をしたとき、内側に向かって伸びている内向枝が、とても勢いよく伸びていて、わさわさしているのが気になりましたが、今日あんなちゃんが剪定をしてくれると本当にすっきりとして、全体の日あたりが良くなっていくのを感じられました。

 それでも切り過ぎないように、内向枝の3分の1くらいは残しておき、樹にダメージにならないように、勢いが弱まり過ぎないように調整をします。

 冬季剪定のことや2年、3年後のことまで、1本1本の樹の未来を考えながら剪定をしていく、あんなちゃんの姿や潔い決断力がすごく格好良かったです。

 

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〈剪定した切り口には、トップジンペーストという殺菌剤をに塗り、枝を守ります〉

 

 剪定が進む度に、マジックにかかったように樹形が整っていき、陽が適度に差し込んでいく光景が、見ているだけでも気持ちが良く、心が踊りました。また来年桃の実をつけるために繋がっているのだと思えて、早くも来年が楽しみになりました。

 できれば9月20日頃までに秋季剪定を終えたいと、あんなちゃんが話してくれました。まだ自分で判断できるには全然至らないけれど、スムーズに剪定が進むように、私もしっかり吸収していけるよう頑張りたいと思います。

(つき)

 

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 石生田んぼでは地域の方々が稲刈りを進められ、日に日に、金色の稲が刈り取られて土の見える田んぼが増えていきます。
 なのはなでも、稲刈りへ向けての準備を進めています。

 今は順に、田んぼの畦の草刈りや、完全に土を乾かすための溝切りなどを進めています。

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〈籾摺り小屋では、籾摺り機、計量器、乾燥機の掃除や、機械の水平を出して、いつでも籾摺りを始められるように整備を進めています〉
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〈籾などを丁寧に取り除いて掃除しながら、機械の構造も、より詳しく知っていきます。うっかりボルトを機械の内部に落としてしまったけれど、思わぬ場所から出てきて、ここにつながっているんだ! と知る機会になりました、と作業をしていた子が、はにかみながら話してくれました〉
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〈うるち米、もち米に続いて、紫黒米も少しずつ実を充実させていっています〉