【8月号⑰】「なのはな串カツ料理店」さや

   
 りゅうさんやまりこちゃんたちが企画してくれて、みんなで串カツをつくりました。

 畑のABCチームに分かれて、それぞれ五品目のセットを二十セットつくります。具材は、なのはな産のナス、ピーマン、たまねぎ、ミニトマト、うずらの卵、そして鶏肉です。

 まず、野菜をカットするところから始めました。ナスもピーマンも大きくてつやつやして、とてもきれいです。ナスは斜め薄切り、ピーマンは半分カットにします。タマネギは一センチほどの厚みににカットしたものを二段重ねに串に刺しました。

 見た目にも可愛いのが、ミニトマトとうずらの卵の串です。ミニトマト、卵、ミニトマト、卵、で交互に刺しました。ミニトマトも、「ピンキー」の赤と、「きら〜ず」の黄色の二色あって、卵の白と交互になっていると、串を通したカプレーゼみたいですごくかわいかったです。
  
  
 うずらの卵が足りなかった分は、ゆで卵を半分にしたものをつかったのですが、それも卵の黄身の黄色が映えてかわいい! でも、黄身が崩れやすいので、串をさすときに要注意。

 鶏肉はお仕事組さんたちが、五センチ×五センチほどにカットしたものを二個重ねて、串にさしてくれました。

 次に、衣を絡ませました。素材につける衣は二層です。小麦粉と水と、卵を濃いめにどろっと溶いた天ぷら衣を絡ませたあとに、さくさくのパン粉をまとわせます。

 最初の衣をつけると、串に刺さった具材に、とろりと衣が絡む様子が、チーズフォンデュのようで、すでに美味しそう。食堂のあちこちから、わあ、とうれしそうな声が上がりました。

 そのあとに、パン粉をつけます。

 りゅうさんの、「パン粉はたーっっぷり、つけてくださいね!」のアドバイス通りに、ボウルの中のパン粉に具材をうもれさせるようにして、たっぷりまぶしました。
  

色とりどりの夏野菜が……

 

 パン粉までしっかりまぶした串を容器に並べていると、ほんとうに串カツ屋さんみたいで、りゅうさんが机でつくる見本を見せてくれると、なんだかそこがお店のカウンター席みたいです。

 その日の夕食には、串カツが五種類、りゅうさんが揚げてくれて、揚げたてのさくさくで並びました。かぶりつくと、ザクッといい音がして、素材の味が広がりました。

 トマトを揚げた物も初めてだったけれど、火が通って衣のついたトマトも美味しかったです。味付けも、ソースと塩の二種類を用意していてくれて、どっちの味も試せるようにしてくれていました。
  

さくさく揚げたて串カツに変身!

  

 豪華な串カツメニューを頂きながら、みんなで食事のコメントを回していると、

「ピーマンの頭の部分がお花みたいでかわいいので、ほんとうはカットしてしまう部分だけれど、串にさしちゃえ! ということで、こっそりトマトとうずらの卵の串にさしました」

 というコメントが、Aチームのみんなからありました。

 りゅうさん、「そのコメントの串は僕のところに来たみたいです」。

 わたしはこのとき配膳を担当していましたが、ミニトマトを囲むようにピーマンの頭の部分がついた串が一つあって、かわいいから、りゅうさんにつけよう! ということになったのでした。りゅうさんが喜んでくれて、嬉しかったです。

 中華でも洋食でも和食でも、なんでもつくれちゃう、なのはなレストランは、ほんとうにスペシャルだなと思います。

 これからも夏野菜がたくさん穫れて、みんなで、いろんな形で頂けることが楽しみだなと思います。