「とても嬉しいこと」 りんね

8月27日

 今日は、とても嬉しいことがありました。

 魚とり畑裏の、地域の方にお借りしている畑に、大きな桝井ドーフィンのイチジクがありました。そこに収穫されないまま、色づいている実があって、お父さんから、「なのはなで収穫してもいいか、畑をお借りしている方にお聞きするといいよ」と教えてもらいました。

 今日は、朝もお伺いしたのですがいらっしゃらず、昼食後、お伺いして、お会いすることができました。
 大きな生け花が正面に飾られた、美しい玄関から、「こんにちは」と声をかけさせてもらうと、とても上品な奥さんが出迎えてくださいました。
 なのはなで今朝収穫されたイチジクをお渡しすると、「これはまた違う品種? まだ青いように見えるけれど……」と仰られました。「白いちじく(蓬莱柿の別名)という品種なんです」「上品な甘さです」とお答えすると、「まあ。これ、頂いていいの?」と、目元を綻ばせて、とても嬉しそうにしてくださいました。
 お借りしている畑のイチジクを、なのはなで収穫しても良いかお聞きすると、快くいいわよ、と言ってくださり、その場で収穫にも同行してくださいました。

 その方は、大きくてよく熟したイチジクの実を、次々ともいで、渡してくださりました。
「なのはなちゃんは、何本のイチジクを育てているの?」
「幼木も合わせて、42本です」
「そんなに。よく頑張るわねえ」
 とても和やかに、なのはなのことを良く思ってくださっていることが伝わって来て、本当に嬉しく、心が温かくなりました。
 結果的に、魚とり畑裏の大きな1本、滝川沿いの畑の1本、そして、開墾26アールに行く坂道の斜面に植わっている1本を、これからも収穫させていただけることになりました。
 お家近くの木は、その方もイチジクが好きな近所の方へ配っているということで、全部収穫するわけではないです。坂道の斜面に植わっているものは、全部収穫してもいいわよ、と言っていただきました。

 その畑の桝井ドーフィンは、本当に、見たこともないくらい、立派で大きな実をたくさんつけています。そんなイチジクを収穫させていただけることが、本当にありがたいことだなあ、と思いました。

 帰り際には、なのはなの山小屋便りを読んで、みんなの心構えに感動した、ということや、なのはなの桃を今年もたくさんいただいて、親戚にもたくさん配ることができた、とお話してくださりました。
 私は、その方にお会いしたのは初めてでしたが、こんなに近くに、なのはなを大好きでいて、応援してくださる方がいたのだ、ということが感じられて、本当に嬉しくなりました。
 初めてお会いする方のお宅へお伺いすることは、緊張していたのですが、「なのはなちゃん」と、なのはなの子として接してくださったので、以前から親しみがあったような気持ちがしました。突然でも、温かく優しい気持ちで歓迎して頂いたことが、嬉しくて、私も、そんな風な心持でありたい、と感じました。

 秋も近づき、どんどん実るイチジク。
 なのはなでも、バナーネ、蓬莱柿、桝井ドーフィン、ブラウンターキー、全ての収穫が始まっています。今から10月中旬ごろまで、イチジクのピークが続く見込みです。
 プール下畑の28本の収穫が今年から始まり、まだ1日2,3キロという程度ではあるけれど、だんだんと収量が増えてきて、イチジク栽培も本格さを増してきました。

 イチジクは、少しマニアックな果物ですが、好きな人は、大好きなのではないかな、と思います。私も、なのはなに来るまでは、イチジクをほとんど食べたことが無かったのですが、イチジクを育てるにつれて、その魅力がどんどん、奥深く感じられるようになってきました。

 しっかりと熟し、ここぞというタイミングで、傷をつけずに美しく収穫することができると、本当に嬉しくなります。今朝はまみちゃんと一緒に、協力体制で高い枝になっている実にも、ネット掛けをしたり、収穫をしたりすることができて、嬉しかったです。
 なるべくいい実を、適切に収穫していけるように、これからも気持ちを粘り強く持って、収穫や手入れを行っていきたいです。