七月は、秋に収穫できるサトイモや、小豆の土寄せも順調に進みました。小豆の土寄せは、サマータイムの早朝作業で行いました。
土寄せ前に、畝間は、まえちゃんが草刈機で綺麗に雑草を刈ってくれて、株周りの雑草は、みんなでカマで取っていきました。今年は、気温が高いためか、雑草の伸びがぐんと早くなっています。
草取りと土寄せは、今回の作業で、大きく進化しました。
■追い越し方式
「草取りは、一畝間に二人ずつ入って、追い越し方式でやってみてください」
お父さんの教えてくれたやり方は、一畝間に、ペアで三メートル間隔で入って、相手の子が草取りを始めた場所まで行き着いたら、追い越して進んで行く、という方法でした。
そうすると、あら、不思議。三メートルで相手の子を追い越すときに、気持ちがリセットされるので、作業のスピード感をずっと保てます。
今までは、一畝間に二人で入るときは、畝の両端から行きあうように作業を進めていたので、どうしても、一畝が長く感じてしまいがちで、スピードが途中で落ちてしまっていたのでした。
土寄せも、この「ペアで追い越し方式」を利用し、力いっぱいクワを使う作業でも、スピード感を保ったまま綺麗に終えることができました。
ほんの少し、作業の仕方を変えるだけで、こんなにも早く作業が進むことにすごく驚いたし、何より、みんなの空気がいつも以上に活気付いて、すごく楽しい作業になりました。
また、耕す作業では、管理機の他に、地域の方から頂いた耕運機も使って、須原さんや、やよいちゃん、まりのちゃんたちが、よりダイナミックに、早く畝間を耕してくれて、その姿からもたくさんパワーをもらいました。
大きな畑でも、みんなの力でみるみるうちに綺麗に作業を終えられるとき、何にも代えがたい喜びがあります。力いっぱい動くほどに、力が湧いてくるような感覚になります。
今年の夏も、みんなで、こんな瞬間をもっともっと味わいたいです。