8月25日
○金時太鼓
昨晩、2週間ぶりに金時太鼓の練習がありました。わたしにとって、4回目の練習日です。
昨日は会長の竹内さんがお留守だったのですが、みなさんで基礎練習を進めてください、とご連絡をくださって、2時間、基礎練習をしました。普段は曲の練習がメインなので、基礎がまだ入っていないわたしにとっては、基礎練習はこの上なく嬉しくて貴重な時間で、始まりから、(今日は集中して頑張りたい)と思いました。
まずは準備体操を行い、その段階で汗をびっしょりかきます。
それから宮太鼓を出してきて、大太鼓を中心に半円状になって、練習が始まりました。
まずは2分、4分、8分音符を2小節ずつ連続的に叩く練習を行いました。かにちゃんが前でカウントを刻んでくれて、それに合わせて打っていき、徐々にペースを上げていきます。個人的にはまだ振り上げが遅いのと、バチを振り下ろすのが遅れがちで、その微妙な遅れでみんなからずれていってしまうことが問題だと思います。
かにちゃんのカウントが次第に速くなっていき、それに合わせて打つテンポも速くなっていき、後半はもう腕がちぎれそうで、(一体、いつ終わるんだ!)と思ってしまうくらいで、最後は苦しさから笑いがこみあがってきました。初めて、(もうダメかも)と思うくらいに思い切り太鼓を叩かせてもらい、本当にきつかったけれどやっぱり気持ちが良かったし、改めてみんなの力に恐れ入りましたという気持ちと、早く追いつきたいと思う気持ちになりました。
何度も何度も叩いている内に、少しずつ形が自分の中に入っていく感覚もあり、自分でも上手く叩けたと思える瞬間が感じられたことも嬉しかったです。
休憩時間には、かにちゃんが金時太鼓に通い始めたばかりの頃の話をしてくれて、第1期生のみんなははじめて3か月くらいはひたすら基礎練習をしていたんだよと話してくれました。その流れで、どんな基礎練習をしていたかなという話になり、自分たちでソロを作って回したという話題になりました。りなちゃんが、「やってみたい!」と言い、今回はまだそこまでの技術がないメンバーもいるのでできないけれど、アクセント練習を兼ねて、簡単なフレーズを自分たちで作ってみようということになりました。
そこで8分あるうち、ななほちゃん、さきちゃん、のんちゃん、わたしがそれぞれ1から8の中で好きな数字を3つ選び、そこをアクセントとして強く叩き、4人のフレーズを合わせるアクセント練習を後半はやることになりました。
まずはななほちゃんが、「3,5,7」。そしてわたしが、「2,5,8」。のんちゃんが、「3,4,8」。最後にさきちゃんが、「1,4、6」です。
かにちゃんが、わたしやのんちゃんのために、1フレーズずつを区切って、さらに1フレーズを細かく区切り、丁寧に教えてくれました。
初めは頭で考えてしまい、頭で考えようとすると遅れたり、余計に混乱してしまっていたけれど、みんなが「ツ」と「タ」で歌い調にして歌ってくれました。アクセントは「タ」で、それ以外は「ツ」です。「2,5,8」のフレーズだと、「ツタツツタツツタ」というような感じです。
みんなが瞬間的に「ツ」と「タ」で歌い回しているのがすごいなと思いましたが、頭で考えるよりも、みんなのようにリズムで言葉にして歌ってみると、その方が自然と身体に入ってきて、メロディのように歌えるようになっていきました。
1フレーズ、2フレーズ、3フレーズ……というふうに徐々に繋げて長くしていき、4フレーズ全てが繋がって、1つも間違えることなく叩けたときは、ものすごく嬉しくて、初めて太鼓を叩くことが心から楽しいと思うことができた瞬間でした。
最後の30分は16分音符の練習をして、時間となりました。
かにちゃんが見てくれて、じっくりと基礎練習ができて、楽しかった2時間があっという間に感じて、もう少しやっていたいなと思いました。わかりやすく、そして楽しい空気で、かにちゃんが引っ張ってくれたことも嬉しかったです。
そして1日でも早くみんなに追いつけるように、上達したいと思いました。
ホールを出ると、小雨が降っていて、火照った身体にとても気持ちが良かったです。
帰りの車の中、みんなと「疲れたね」と言いながらも、その疲労感が気持ちいいねと言い合える時間も、また嬉しい時間でした。
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今日も籾摺り機のメンテナンスや、もみ殻小屋を作るための作業を須原さんと、さくらちゃんとさせていただきました。
籾摺り機小屋から籾殻小屋に続くホースを通すための穴として、籾摺り機小屋のサイジングの壁にジグソーを使って、直径20センチ大の穴を開けたり、実際に小屋の中に敷くブルーシートの取り付けなどを行いました。
ジグソーは好きな機械の1つで、先端は小さなノコなのに、円形でも自由自在に使い回せるのが気に入っています。