8月23日
午前は籾摺り機倉庫の片付けと機械の掃除、午後は乾燥機の組み立てと、籾摺り機、計量機のセッティングをしました。組み立てでは将郎さんが来てくださいました。乾燥機はスーパシンプル吸引乾燥機スーパネオのNSA130でNSAというのはどういう言葉か分からないのですが、130というのは馬力だと書かれてありました。80型、100型、130型、160型があって、機械の横幅は変わらないけれど、数字が大きくなると、機械の高さが高くなっていました。取り外していた屋根を上げてピンでとめて取り付けました。
将郎さんが機械のことを教えてくださいました。この乾燥機には一度に10俵くらい入れることができるそうです。入れた米は一晩乾燥機にかけて、水分率が14.5~15.5にします。乾燥機にセットになっている燃料タンク満タンに灯油を入れたら一晩持つと教えてもらいました。燃料タンクは蛍光管1個分とほぼ同じくらいの大きさでした。機械を動かすときは、乾燥機のあらゆる蓋をしめて、隙間がないようにします。隙間があると風圧センサーがあって、止まってしまうそうです。
投入口からコンベアのところに米を入れて、それが昇降機という、バケットがエレベーターのように登っていく部分でお米が登っていって、上のコンベアのところを通って、また下に降りてくるようで、排塵機や送風機がついていて、バーナーで火を焚いてカラカラな空間の中を、米が回り続けて乾燥されていくのだと思いました。
籾摺り機はサタケのGPS350BXというもので、今は売られていないものでした。籾摺りは、私は、籾が板と板の間に挟まれてスリスリするうちに籾が剥がれていくのを想像していました。将郎さんが見せてくださった、籾摺り部分は、直径15センチくらいのローラーが2つ並んでいて、両方のローラーが内回りに回り、その間を米が通って籾摺りされていくそうです。ローラーが同じ速度で回ると、ただ籾がすこし割れて出て来るだけですが、左右のローラーの回転速度が違って、それで籾摺りされるそうです。
古いローラーは触らせてもらうとつるつるとしていて、新品はもう少しザラザラしているそうです。ローラーはとても固かったです。ローラーとローラーの隙間が調節できるようになっていました。お米が無い状態でローラーとローラーの隙間を一度ぴったりとくっつけて、そこから籾のついた米よりも少し小さいくらいの隙間をあけるようにします。それはロール間隙というところのハンドルを1.5~2回転と教えてもらいました。
籾摺りされたお米はコスモパックという計量器に入れます。良くない米は横から出て来るそうです。コスモパックの本体と体重計のような計りを接続しました。袋をのせた状態で0kgにして、kgを設定すると、自動でその重さになると止まるそうです。
機械を組み立てるとき、どの機械も水平であることをしっかりと見ました。特に籾摺り機は傾斜を使って選別するようなところがあったり、計量器では重さを量るので、水平がとても大事なんだなと思いました。
明日は試運転、日曜日は将郎さんが育てたお米の乾燥をすると教えてもらいました。
乾燥機は機械の絵と名称が書かれた紙はあるけれど、それ以外はやり方が分からないので、しっかり覚えたいです。
溶接のときに使ったケーブルを、私は溶接用のケーブルと思ってそこで終わってしまっていて、もっと深めていかないと次につながっていかないんだなと思いました。電気のことがよく分からなくて、明日少しでも覚えられたらいいなと思います。
今日も1日ありがとうございました。