8月20日(土)「2022年なのはな縁日祭り 開催」

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 浴衣姿にお面をかぶれば、心の中は非日常の世界へ。
 空に浮かぶいくつもの提灯に桃ライトに、賑やかな飾りで彩られた屋台。
   
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 盛男おじいちゃんの山で過ごす、一夜限りのなのはな縁日祭りの日がやってきました。
 そう、なのはなの子のなのはなの子による、なのはな縁日祭りは、お店屋さんもお客さんもなのはなの子。屋台も飾りもすべて、手作りです。
    
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 ずっと楽しみにしていた縁日祭り。そして、係が発表されてからちょっぴり、緊張していた縁日祭り。
 なぜ、私が緊張していたかというと、『お化け屋敷』が待っているからです。

 それはいいとして、今回の縁日は、短期合宿ミーティングの打ち上げ会でもあったため、来てくれた子になのはなで過ごす最後の日を楽しんでもらえるようにと考える時間は、作る側にとっても準備の過程、考える過程がとても楽しく、特別なものでした。
  
  
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 縁日当日の昼食はスイカの器でフルーツポンチ。
 あゆちゃんとかりんちゃんがフルーツポンチを装ってくれたとき、「何人組で1つの器?」とあゆちゃんに聞いてしまったのですが、「1人1つだよ」と聞いて、驚きました。
  
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 なのはな産のスイカやマクワウリ、桃にブルーベリーの入ったフルーツポンチはとてもさわやかで、気がついたら器の中身が空っぽになっていました。

 そして、午後からは雨予報?!
 朝から屋台の飾り付けやセッティングをしたものの、お昼過ぎからポツポツと降り出した雨。

 でも、なのはなのみんなは雨に負けません。雨が降っている間も山小屋のリビングで浴衣の着付けをしたり、手の空いている人で屋台のごま団子作りをしたり、とても賑やかでした。

 今回は「本気の浴衣」をテーマに縁日できる浴衣を選びました。私は紺地の浴衣に白と朱色の花が描かれた浴衣に朱色の帯をお母さんやあゆちゃんに見てもらいながら選んだのですが、みんなが選んだ本気の浴衣が、それぞれ似合っていて、華やかでした。

 そうこうしている間に、縁日開始時間の4時30分が近づいてきたのですが、4時を過ぎた時点から雨が落ち着いて、青い空が見えてきました。
  

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山小屋前では、りゅうさん特製のごま団子の屋台

  
「よーし、いっぱい遊んで楽しむぞ!」。

 あゆちゃんから縁日パスポートが配られて、さっそく、盛男おじいちゃんの山へ。

 私は短期合宿ミーティングのサポートメンバーとしてこの1週間はミーティングチームのみんなと活動させてもらってきたのですが、縁日もそのメンバーで屋台を回ることができて嬉しかったです。
    

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正治さんの鉄板焼きそば屋台

   
 また、いつもなのはなの台所でおいしい料理を作ってくれる河上さんがどら焼き屋さん、正治さんの焼きそば屋さん、河上さんの娘さんとお孫さんも家族揃って縁日へ来てくれました。

 他にも、卒業生のそらちゃんご家族も遊びに来てくれて、0歳から5歳くらいまでの小さな子たちもいて、大人から子供までが楽しめるなのはな縁日が嬉しいなと想いました。

 森男おじいちゃんの山を登っていくと、斜面のずっと先まで色とりどりな屋台が並んでいて、非日常な世界、お祭りモードに心も身体も魅了されます。
   
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 最初に目に飛び込んできたのは、カラフルな風車の飾りが吊された、射的の屋台。
 段々になっている動物をモチーフにしたの的は、一番下から1点、3点、5点と書かれてあり、ど真ん中にある金色のたてがみを持ったライオンは、20点と書かれてありました。
  
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 私は1番最初のお客さんとして射的をしたのですが、狙うはやっぱり、20点のライオンです。

 なのはな縁日は私達のための縁日なので、射的も1人7発撃つことができました。
 ドキドキの1発目。ライオンのお腹に当たったものの少し、的が動いただけで、惜しくも倒れません。
  
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 さすが20点。簡単にはいきません。
 それからも2発、3発と狙って当たる物の、ライオンは堂々とした佇まいを崩すことがなく、結果は0点で終わりました。

(う~ん。悔しい!)
 あと一発、打てていたら決まっていたかもしれないと想わせてくれる射的の屋台は、悔しくもこれまた魅力的に見えました。

 私のあとには、ミーティングチームの子たちも射的をしたのですが、私のようにライオンに7発をかけるということもなく、着実に3点、5点と得点ゲットをしていて、私の代わりにみんなが的を倒してくれると、とてもスッキリしました。
  
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 続いて向かったのは、ヨーヨー釣りの屋台。
 パステルカラーの風船もまる、ピンク色のぼんぼり飾りもまる。プールいっぱいに入ったヨーヨーのまるが、私たちを待っていました。

 赤、黄色、緑に透明。グラデーションのヨーヨーもあれば、マクワウリを想わせるようなヨーヨーもあり、(私もここに飛び込んで、ヨーヨーと一緒に泳ぎたい)と想うほどに、かわいらしい雰囲気に包まれていました。
  
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 こよりは5つ。ピンク色のお花紙をねじって作ったこよりの中から目視で5つのこよりを選び、こよりが切れるまでヨーヨーを釣り続けます。

 こより5本のうち、1本はロングこよりを選ぶことになっていて、こよりの長さによってどのくらい、強度が違うのかを見るのが楽しみになったし、ヨーヨーの中には金色のモールのついたスペシャルヨーヨーが隠されていると言いうことで、それらの変わり種を楽しみながら、ヨーヨー釣りに挑戦しました。
  
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 私がヨーヨー釣りをしていると、4歳のようたろうくんと、2歳のたけひろくんも来てくれて、時に、水をかけ合いながらヨーヨー釣りを楽しみました。

「わー、つれたよ。見てみて!」。
 ようたろうくんが満面の笑みで釣れたヨーヨーを見せてくれたり、セミナーチームで一緒に屋台を回っていたりひとくんが、20個以上もヨーヨーを釣っていたりして、その場にいるだけで温かい気持ちになりました。
  
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 結果的に私は、ロングこよりでスペシャルヨーヨーをゲットし、合計で15個以上のヨーヨーを釣ることができました。 
 釣ったヨーヨーの中から透明で虹色の線が入ったヨーヨーをプレゼントしてもらい、ヨーヨーを手でバウンドさせながら、山を登っていきました。

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 いつも見ていたはずの盛男おじいちゃんの山。森男おじいちゃんとシイタケの種付けをした場所も、この日は別の場所に感じるくらい、あたりが明るく賑やかでした。
 そして、山の中に突如現れた、南の島。緑一色の景色から、赤や水色、黄色の鳥がじーっとこちらを見ています。

 テーマは『トロピカル・バード』。
 山小屋縁日では、昨年の山小屋キャンプで作った夢の秘密基地を利用して、屋台を作っている場所も多いのですが、私たちのチームで作った木のブランコが、写真スポットに変身していて、シューティングゲームのエリア一帯が、南国ムードで溢れていました。
  
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 シューティングゲームでは、木で作ったパチンコに白い石を押さえて、トロピカルバードに命中させます。

 手を目線の高さと合わせて、まっすぐにパチンコのゴムを引くと、弾けるようにして石が飛び出してきました。
 すると、あれれ?思っていたよりも1メートル近く上に石が飛んでいき、一発撃ってみての感想は一言。「難しい」。

 シューティングゲームでは、地面にいる鳥が20点、真ん中の鳥が15点、上にいる鳥が10点という配点だったため、私は自分の身長にもぴったりな真ん中を狙っていたのですが、ピンク色の鳥を狙ったつもりが、上のハチドリに当たり得点ゲットできて、とても嬉しかったです。
  
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 それからは、半分、自分の癖を予測しながら、右へ左へ飛んでいき、狙った獲物が捕れたことはなかったのですが、10玉中4玉が的に当たり、嬉しかったです。

 また、私のあとにやったりひとくんが初めてやるシューティングゲームの技に目覚めてしまい、何羽もの鳥を仕留めている姿が印象に残りました。

 よーし、今度は吹き矢!と思いながら、山を進むとどこにも吹き矢の的が見えません。その代わりに、なんだか可愛らしくも、不気味な印象のする妖怪の姿が。
  
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(お化け屋敷は、ここではなかったような)と想いながら、恐る恐る近づくと、「吹き矢の屋台へ、ようこそ!」と元気いっぱいな声が聞こえました。

 吹き矢縁日バージョンは、妖怪退治です。
 ぬりかべ、カッパに、猫又、天狗。お化け屋敷に行く前に、それらの妖怪を吹き矢で倒したら、お化け屋敷も怖くないかなという希望を胸に、矢を吹きました。
  
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 私は縁日の遊びの中で、吹き矢が一番好きでもあり、得意な方でもあるため、すべての矢を最高得点である天狗の的をめがけて、吹きました。
 その距離13メートル。
  
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 これは絶対に、全部命中させるぞと強気で吹いたものの、勢いが先に立ってしまい、1発目は的を超えて遠くに行ってしまいました。

 初っぱなから悔しい思いをした吹き矢。残りの4発はすべて天狗に命中したので、高得点ゲットは達成したのですが、吹き矢が大好きな私にとっては、全部、命中させたかったのが本心です。
  
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 次に、視界に飛び込んできたのは赤と白。そちらの方をパッと見ただけで、「金魚すくいだ」とすぐに分かりました。

 夏のお祭りには欠かせないのが、この金魚すくい。
 一般のお祭りでは、1人1ポイが基本だと思うのですが、私たちの金魚すくい屋台では、1人3ポイが配られました。
  
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 縁日前日に私たちの元へと届いた300匹の金魚が金魚すくいの屋台で優雅に泳いでいる光景は、とても上品ですずしげでした。

 屋台のど真ん中に飾られた金魚の看板や、障子に移り出された金魚の影絵、屋台に吊された金魚の飾りはどれもかわいくて、(こんな金魚すくいの屋台、見たことがない)と思いました。
  
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 私も準備の段階で、金魚の提灯を張り子で作っていたのですが、いろいろな飾りがすべて合わさると、こんなにも雰囲気のある屋台になるんだなと感動したし、その中で金魚をすくう時間がとても贅沢に感じました。

 でも、やっぱり生きている金魚をポイですくうのは簡単ではありません。今回は片手しか使ってはいけないというルールだったため、気がついたら、すくった金魚を入れるお椀が遠くへ行ってしまい、せっかくすくった金魚がポイの上から、ポイッと水の中へ戻ってしまったり、金魚の動きが速く、救うのが難しかったです。
  
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 赤い金魚に、紅白金魚。黒い出目金にベージュの金魚まで、いくつかの種類の金魚が泳いでいる光景が素敵だったし、なんとか、5匹の金魚をすくうことができました。
  
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 実行委員さんが5匹以上すくった子には手作りの金魚ネックレスを渡してくれて、一緒にいたミーティングチームのみんなとお揃いのネックレスをつけて、山を下っていきました。

 すべての遊びが終わったところで、今度はお腹を遊ばせます。山を下ると、甘い香り、しょっぱい香りに包まれて、気がついたら正治さんの焼きそば屋さんの前に。
 毎年、キャンプや縁日などのイベントには正治さんがマイ鉄板を持って出張焼きそば屋さんを開いてくれるのですが、焼きたてのソース焼きそばは、とっても熱々で、濃厚でぺろりとなくなってしまいました。

「ああ、おいしかった~」と両手を伸ばしたら、突然、あることを忘れていたことに気がつきました。

 もう、縁日パスポートに書かれてある6つの遊びを回ったと思っていたのに、思い出したくもない、あの遊びが1つ残っているではありませんか。

 それは、みなさんも察しの通り、『お化け屋敷』。
  
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(行きたくないな。でも、ミーティングチームのみんなと一緒だから、何かあったら私が守らなければ)

 あたりがほんのりと暗くなり始めた頃、もう一度山を登っていきました。
 すると、目の前に朱色の浴衣を着たある女性が。

「こんばんは。少し、私の話を聞きませんか?」

 その、やけに落ち着き払った声を聞いた瞬間、私の中でお化け屋敷に対する拒否反応がふつふつと沸き上がっていて、「結構です。聞きたくありません、私は行きませ~ん」と言い張りました。
 すると、近くにいたさやちゃんたちが「でも、聞いていた方がお化け屋敷に入ってから安全なんじゃない?」と言うので、もう一度、その人の元へ。

 もうすでに頭の中が真っ白、あるいは混乱状態だったので、話の内容が何も理解できなかったのですが、かりんちゃんが「4つのお札代わりの石を持って帰ってこないといけないんだって」と教えてくれて、出発の時間に。
  
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「本当に行くの、行かないといけないの?」
 私がそういえば、ミーティングチームのみんなは「私、一番楽しみにしていたんだ」ととても楽しげな様子。

 かりんちゃんとぎゅっとくっついて、山の中を歩いて行きました。
 私たちが出発したのは、6時20分。まだ、太陽の日が落ちてはいなかったので足下は見えている物の、見えなくていいものまで見えてしまいます。
  
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 要所要所に貼られている赤い字で何かが書かれてあるお札。
 矢印を頼りに進んでいくと行っても、さっきまでの賑やかなお祭りムードとは一変して、山の中は静かで、蝉の鳴き声がこだまして、私の目がおかしいのか、あたりが本当にそうなのか、山の中は青色のようで、今にも何か出てきそうです。
  
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 何も来ない、何もいない、お化け屋敷はまだ先だと分かっていても、山を3分の1ほど登ったところで、「帰りたい、ここまで来なければよかった」と戻ろうとする私。でも、みんなずんずんと前へ進んでいくし、かりんちゃんは「え、でもここまで来たからさ、行こう」と言いながらも、屋敷が近づくにつれて、顔が曇り、お札を見ただけで「ぎゃ-」と叫びます。

 そして、矢印が消えた所に屋敷(日常世界ではアトリエ)があり、中から「ぎゃー」という叫び声が聞こえてきました。
  
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「ああ、もう帰ろう。行くべきじゃないよ」。
 かりんちゃんの腕を引っ張ると、屋敷の入り口に白い服を着て、顔が真っ白なある人がほほえみながら、経っているのが見えて、2人して3メートル以上、後ずさり。

「ほら、早く行こうよ」
「もう無理、だめだよ。帰って、お父さんに相談してくる、ちゃんと理由を説明して、お化け屋敷に行かなくても言いようにする」と私。

 何度も「帰りたいよー」「ぎゃー」「私、待ってる」と言い張る私に、入り口にいたある女性は背中を押してくれて、私を説得しようとしてくれます。

 するともう1人。私たちが中々、戻ってこないのを心配した赤い服のばあや(最初に話を聞いた人)が心配して派遣した顔なし妖怪が、お面を外した状態で助けに来てくれて、「はい、行きましょうや。ほら、行きましょ」と弱々しい声で、語りかけてきます。
   
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「お化けさ~ん。弱気にしてくださいね~」。
 屋敷の外からそう叫ぶと、入り口にいた白い服を着た顔も真っ白なある人が、ドアを開けて「弱気にしてくださいね~」と高い声で叫んでくれて、屋敷の中からチリンチリンとベルが鳴りました。

 気を取り直して、お化け屋敷に挑戦。
 もう帰る選択はない、行くしかないと思いドアを開けたものの(ドアを開けたのは私ではないですが)、中から聞こえてくるお経と琵琶の音に頭の中が恐怖一色。

 そんなこともあり、中々屋敷に入れないでいると、もう1組のよしえちゃん、るりこちゃん、かにちゃんトリオが屋敷に訪れて、「一緒に行きましょう。お願いします」と願いました。

「じゃあ、石は8個持って帰ろうね」。
 ちょっぴり平常心を取り戻して、屋敷の中へ。
  
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 ドアが閉まったら後ずさりできません。
 先頭は、お化け屋敷を楽しみにしていたるりこちゃんとことねちゃん。真ん中はお化けが大嫌いなかりんちゃんと私。その後ろに、かりんちゃんと私の「私たち、真ん中だからね。後ろにいて!」という押しを聞いてくれた、かにちゃんとよしえちゃんがいてくれて、6人が団子になって、お化け屋敷へ。

 まず目の前にあったのは、真っ赤に光る障子の壁。

(これを開けたら、何かが起きる。これを開けたら何かが起きる)

 これから起きる恐怖を軽くするために、何度も自分に言い聞かせるものの、るりこちゃんが楽しそうに障子を開けました。
  
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「ぎゃー」。
 何も起こらない。目の前には、「其の1」という札と共に、ミッションが書かれてありました。 

 3つある箱のうち、1つの箱にお目あての石があるとのこと。
 3,2,1で真ん中の箱を開けると、ありました、『果』と書かれてある石が。
  
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「え、1回で見つけたね。本当にこれでいいんだよね」とるりこちゃんに言うと、るりこちゃんがもう1つの箱もバンッと開け始め、何も起こらないけれど、飛び跳ねてしまいます。

 何も起こらない。何も起こらないはずだった。
 そう、箱は何も起きなかったけれど、下から飛び出してきたのは白い手。
  
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 もう叫び声も出ないくらいに驚いて、次の道へ逃げようと思っても、そっちにも何かいるかもしれないから1人で走ることもできない。

 すると、その人が床を張って私たちの足をつかもうともがき追いかけてきます。小さな部屋に6人ではいると、前の人も後ろの人もうまく動けなくて、もう少しでよしえちゃんの足が捕まれるところまで、本当に近くまで追いかけてきました。

 すると、目の前にフードをかぶった男の子。
 
(ここの前を通らないといけないんだよね……)。
 心の中でそうつぶやいても、誰も何も行ってくれません。
  
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 先頭の人が歩いて、その次の人が歩いて。
 あれれ?何も起こらないと思ったら、みんなが通り過ぎたあとに後ろから追いかけてきて、私はもう何も見えなかったけれど、ミイラも追いかけてきていたようです。

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 また、その前に、水瓶があったらしいのですが、その辺の記憶が全くないため、私の口から説明することはできません。

 フードをかぶった男の子らに追いかけられながら逃げると、足下がピチャピチャ。なんだか地面がボヨンボヨンとした感触になり、腰が抜けそうになりました。
 すると、目の前で血だらけになった女の子が2人、寝かされているではありませんか。
  
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(何も起きませんように、お願いだから、そのまま寝ていて)。
 私も思いは誰にも届きません。
  
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 奥にいた女の子ががばっと起き上がり、叫びました。
 そして、逃げるにはドアを開ける必要が。
   みんなで団子になってドアが開くのを待っていると、もう1人の女の子が立ち上がって追いかけてきていました。

「早く、早く、は~や~く~!」。

 半分泣きながら叫ぶと、ドアが開いたような。
  
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「あれ?全部開かないよ」。

 るりこちゃんのその一言で、またもや恐怖。思わず大きな声で「押さえ続けて、何か出てくるよ!」と叫びました。

 そのままみんなで前に進むと、予想通り、ドアがバンと閉まります。
 (振り向くな、振り向くな、振り向いたらおしまいだ)。
 でもあまりにも怖いから後ろを振り向くと、そこには赤いつなぎを着た巨大な人の姿が。
  
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「速く逃げてー。きゃー」。

 みんなで押し合いながら前に進もうとしても、6人だと中々前に進まなくて、巨大な人の息がすぐ近くに感じるくらい、気がついたら真後ろにその人が立っていました。

 そのうなり声の正体は須原建築隊長?だいたい、予測がつくものの、戦う気にはなれず逃げました。

「まだあるの?」。

 私の知っているアトリエは、大きい1部屋しかなかったような気がしていたのですが、この屋敷はいくつものドア、部屋があり、中々でれません。
  
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 今度は真実の口。

「ここに手を入れたい人?誰か、いる。いないなら、私が入れちゃうけど、いいの?」

 真っ暗な屋敷とは裏腹に、るりこちゃんの楽しそうな笑顔とのんびりとした調子の口調に思わず笑ってしまったのですが、「私は、ぜったいにいれない」と良いながら、何が起きるのが待ちました。

 すると、「あ」。
  
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「大丈夫、何が起きているの?」。
「何かに手を捕まれてる」。

 そんな状況でも叫ばずに石のお札をとるるりこちゃんがとても勇敢で勇ましく見えました。

 すると、後ろから、横から何かが出てきて、ようやく出口に。
 もう、石をどこでとったのかも、後ろから何が追いかけてきていたのかも見えなかったり、記憶が飛んでいるのですが、結果として、4つの石を持って帰ることができて良かったです。

 でも、気がついたら履いていた靴が両方とも脱げて、見当たらず、私の足は泥だらけに。
 それすらも気にならないほど、怖くて、大急ぎで坂を駆け下り、みんなのいる場所へと戻りました。
  
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 降りてきたら、叫んだせいでのどは枯れ果て、身体はへとへと、力が抜けて、顔と手足がしびれているのを感じました。

 そして、今回、お化け屋敷で学んだことが2つあります。
 1つは、怖い物にはたち向かい、逃げるときは逃げること。
 2つは、6人で入ると時に、助けられ、時に後悔すること。

 私たちのチームはみんなが行き帰りを含めて、15分程度で帰ってくるお化け屋敷に、40分もいたということだったのですが、私が中々、屋敷に入らなかったと言うほかに、6人ではいると走れないというのも長旅の原因の1つだったように思います。(ちなみにあとから2人で入る決まりなのに6人で入るのは反則だよと注意されてしまいました! でも怖すぎたんだもん!)
  
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 でも、何があっても笑顔でお化けにたち向かっていくみんなには感動したし、私を助けてくれた赤い服の女性と、顔なしさんには、最後にハグをしてお礼を言ってきました。

 持って帰ってきた4つの石を合わせると『因果応報』。
 入り口にいた女性に石を渡すと、引き替えに鹿の角で作ったキーホルダーを渡してくれました。
  
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「因果応報の意味はご存じですか。因果応報とは、悪いことをしたらそれが巡り巡って自分に返ってくるということです。そして、それと反対に良いことをしたら巡り巡って自分に返ってきて、自分の周りの人も幸せになるという意味もあります」

 最後、その言葉を聞いてようやく、笑顔になれました。

 そして、疲れた身体を癒やすのは、あゆちゃん特性マクワウリスムージー。
  
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 キンキンに凍らせたマクワウリにバナナ、牛乳などが入った生スムージーはものすごくおいしくて、甘くて、ベンチに座って飲んでいると、少しずつ、現実世界に戻ってくるのを感じました。

「ななほちゃん、目がきょろきょろして、焦点が定まってないで」。

 近くにいた河上さんにそう言われるまで、気を抜いたら恐怖が尾を引いてボーッとしていたのですが、そのあとは、りゅうさん特性ごま団子をいただきました。
  
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 揚げたて、手作りごま団子はピーナッツクリームが入っているものと、なのはな産のあんこが入っているものがあり、2種類ともとっても濃厚で、甘みと旨みが身体に染み渡りました。
    
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 そのあとは、河上さんとなっちゃんによるどら焼き屋さんへと足を運び、なのはな産の小麦で作ったどら焼きの生地に、なのはなの桃で作ったコンポート、なのはなの小豆で作ったあんこに生クリームがたっぷりとはいったどら焼きは、まさに和と洋のスウィーツのおいしさがギュッと詰まっていました。

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 また、あゆちゃんがわたがしも作ってくれて、お化け屋敷でどっと疲れていた身体が、少しずつ起きてきて、力が出てきて、最後の方には走れるほどになりました。

 なのはな縁日祭り。
 盛男おじいちゃんの山でひっそりと行われているなのはな縁日祭りは、お化けさんたちにも気づかれないくらい、ひっそりと行われていることでしょう。

 金魚すくいに、ヨーヨー釣り。ごま団子に、どら焼きに焼きそば屋さんなど、なのはなのみんなが主催者でもあり、お客さんでもある世界でたった1つだけの、なのはな縁日は誰もが、童心に返ったように遊び、笑い、時に叫び、とても賑やかでした。

 短期合宿ミーティングに来てくれた子たちとも一緒に縁日を作り、盛男おじいちゃんの山で遊べたことが嬉しくて、とても素敵なミーティングの打ち上げ会になりました。

(ななほ)