8月13日
(朝)
なのはなでの毎日は、やっぱり濃くて、良いことも悪いことも、どれも私には必要なことだなと感じるし、それを感じられる今が幸せだなと感じます。
私は、正しい人間関係や距離感が分からなかったし、本当に信頼関係を築いている人を見たこともなければ、自分もそんな関係を築くことができると思うことができませんでした。
でも今、ふと後ろを振り返れば、たくさんの人と濃い関係、理解し理解されているという関係、信じあえる関係が築けていることに気がつきました。
なのはなでは、宛なくマイナスの共感をして慰め合う、というような関係はありません。いつでも、お互いさまで全力で人にも物ごとにも、場所にも向かっていて、仲間として私も、たくさんの人に許してもらって、大きく受け入れてもらって、未来を信じてもらっているなと感じます。
それを感じる度に、本当に涙が出そうなくらい、なのはなに出会えて良かったなと思うし、もっと優しい関係を誰かと築いていきたいと思えます。
話は変わりますが、最近は朝に桃の収穫へ行ったり、時には、りなちゃんやももかちゃんとオクラにトマト、キュウリの収穫に行ったり、草取りや土寄せをできる時間がとても楽しいです。
桃の作業をしている時も、
(どうしてこんなに時間が過ぎるスピードが速いんだろう?)
と思うことばかりだったのですが、それは桃に限らず、畑作業でも何をしていても、同じくらい中身は濃いけれど、あまりにも楽しくて時間が飛ぶように過ぎてしまいます。
私の中では、桃横畑の土寄せは半日、いや1日中していても、楽しめるくらい土がフカフカで、簡単な力でグッと土が寄るのが気持ち良かったです。
お父さんがよく、
「摂食障害の人は症状の最中にいる間は、今いる場所が一番嫌な場所になるけれど、本来は住めば都になるんだよ」
と話してくれるように、今の私はどこにいても住めば都だなと感じます。
何の作業をしていても、誰と一緒にいても、どこの場所にいても住めば都になる世界。なのはなに来たばかりのころは、自分は住めば都を経験することができない、そんな風になれないと思っていたけれど、今、住めば都になっている自分がいました。
また、来週に予定しているなのはな縁日に向けて、屋台の準備も始まりました。
私は今回、金魚すくいチームなのですが、ゆりかちゃんが作ってくれる穏やかで温かい空気の中で飾り付けのある、提灯を作ったり、色を塗ったりする時間がただ、ただ楽しいです。
今日は金魚すくいチームのみんなと昨年、金魚すくいで遊んでプールに放した金魚さんたちを釣りに行き、実際に桶に入れて金魚すくいのお試しをしてみる予定です。また、川へハヤを取りに行くと聞いています。
昨日から、ももかちゃんもずっと、魚取りを楽しみにしているようで、私もいっぱい遊びたいなと思います。