
「お化けのみなさんは、全員、体育館に集まってください」
古吉野なのはなに、なんとも恐ろしい放送が響きます。
丑三つ時、ではなく、まだ人気の多い明るい時間に、なんということでしょう。彼らは、ひとり、また一人と集まり出したのです。
ああ、今日は5人のお化けたちが集まり、秘密の会議を始めました。
2人は山小屋へ大事なものを運び、3人は古吉野でとある任務を遂行しよう……

私――?私も、もちろん“お化け組”の一員ですよ。週末には、私たちが一年で一番活躍できる、ある催しがあるのです。暗闇の中、みんなを私たちの屋敷にお招きする、楽しい楽しい宴。
人間の皆さんには、『お化け屋敷』なんて呼ばれてますけどね。いま、その宴にむけて、忙しい毎日です。
お化けだからって、夜だけじゃあ時間が足りません。明るい日中から、仲間たちとせっせと準備をしております。
さて、私が今日言い渡された任務は、なのはなに伝わる、とある壺を探し出すこと。
なんと恐ろしく、心躍る任務でしょうか!
私は喜々として、グラウンドやら納屋やらを探し回りました。そうしたら、ありました、ありました、眠れるいわくつきの壺が。
その壺がどんな壺かって?それは、宴までのお楽しみ。
さて、そのころ体育館の奥の方では、おまけ組の仲間が、愛おしそうになにかを作っているところでありました。近づいていくと、あれは宴には欠かせない、私たちの相棒たちではありませんか。
「どうかな?何に見える?あとはこの子に服を着せようと思うんだ」
遠くから見たときのシルエットが、なかなかリアルにできている。
屋敷に置かれる看板も、お化けチームらしい雰囲気に満ちている。
私たちの目指す怖さ、恐ろしさ、に向けて、製作も順調であります。
怖くはないのかって?
いやいや、人形立ちも、古語道具も、私たちにとっては恐ろいものではなく、愛着のわく宴の仲間なのであります。
なのはなのみんなが、私たちの屋敷を大いに楽しみ、大いに怖れてくれることを願い、お化け組は引き続きお招きする準備に勤しむしだいてございます。
では、みなさま、縁日の夜にお会いしましょう。ごきげんよう。お化け組より。
(なお)
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夕方はゴーヤの寒冷紗がけをしました。
毎朝収穫をしていて、この暑さと強い日差しのために、最近は実が小さいのに熟れてしまったり、奇形の実が増えつつありました。暑さと強い日差しからゴーヤを守るために日除け対策をしました。
ゴーヤの支柱の上に、黒色の寒冷紗をかけ日除けにします。
黒色の寒冷紗は遮光率が50%なのだそうで、日照不足にならないように、畑全体に3ラインかけることにしました。
畝の両端で、巻いてある寒冷紗を伸ばして、支柱の上に乗せて、補強用に取り付けた天井の竹に沿ってつけていきました。寒冷紗にスズランテープを通して、クロスしてから、支柱の上段の横竹に結びました。
みんなと畑を畦の上から見たとき、まっすぐにピンと張られた紗がとても綺麗で、嬉しかったです。
夕食まで時間が余ったので、ゴーヤの草取りもできて、前回の続きを終わらせることができて、とても嬉しかったです。
紗をかけたことで、涼しくなって、少しでもゴーヤの株の負担が減ったら良いなと思います。株や実の状態の変化をみていくことが楽しみです。
(さくら)