8月12日
今日は、あゆちゃんとたくさん作業ができた日でした。
*ナスの水やり大ピンチ*
シエスタ後のナスの水やりでのこと。潅水が届かない滝川奥の畑だけの水やりを、1人で行くことになりました。
エンジンポンプをさきちゃんの軽トラで運んでもらって、セットし、いざ、始めようと思ったのですが、どうも水が出ない。エンジンは稼働するのですが、出水口から水が出ないのです。入水ホースの中を水で満たしたり、呼び水もたくさん入れ直したり、トラブルが起きた時に、自分が知っているできる限りのことをやっても、何度やっても水が出ない。時間いっぱいなるべくたっぷり水をやりたいのに、出来ない不安や、暑さもあって、すごく悲しくなってきました。ひとまずやりたかった硫安の追肥だけやって、気づけばもう昼食20分前。今から帰って、別のエンジンポンプをまた滝川まで持って来ても、行って帰るだけで昼食になってしまう。。どうしたらいいか分からなくて、一度古吉野に戻り、午後の作業で、もう一度水やりを入れてもらえないか、相談することにしました。
「私のドジで作業がうまく進められなかった。」
罪悪感と自分を責める気持ちでいっぱいで古吉野に戻ったらすでに昼食10分前。1年生教室に入ると、あゆちゃんがいました。
エンジンポンプがうまくかからないことを伝えたら、あゆちゃんは仕事中だったのですが、すぐに立ち上がって、軽トラの鍵を持って来てくれて、一緒に畑まで来てくれました。あゆちゃんはずっと笑顔で私の話を聞いてくれて、軽トラの中でも、今の作業時間のスケジュールについてあゆちゃん自身が考えていることとかを話してくれて、一切私を責めたり、急かしたりしなくって、その空気感が本当に本当に優しくて、泣きそうになりました。
エンジンポンプを見てもらうと、水が出なかった原因は、呼び水を入れているキャップがしっかり閉まっていなくって、そこから空気が入ってしまっていたことでした。エンジンがかかるのに水が出ないときは、どこかから空気が入ってしまっている。どこから空気が入ってしまっているかを調べたらいいことをを学べました。
あゆちゃんの提案で、無事に水が出るようになったエンジンポンプでホースを滝川奥の畝間に置き、昼食の間も稼働させてプチ潅水することにしました。
2人で、エンジンポンプが直射日光に当たらないよう、日除けをするためのトタン板を、エンジンポンプの上に乗せようとしたのですが、稼働しているエンジンポンプは振動し続けているので、トタンはどんどんずり落ちてしまって、それを笑いながら直しているあゆちゃん。その空気感にもあゆちゃんの温厚さや、優しさを感じ、すごく安心したし、最後はブロックを上手く使って、バッチリ日除けのトタン板もズレ落ちることなく乗せることができて、そのメリハリも、かっこよかったです。
*ジェノベーゼソースが作れた!*
一昨日、食事の後に、あゆちゃんに、ナスの畑に植わっているバジルを、たくさん使ってソースを作りたいということを、いきなりだったけど相談したのですが、2つ返事で
「良い!やろう!」
と言ってくれました。その後すぐに、必要な材料を準備してくれて、あっという間に今日、バジルの加工作業が出来ました。
あゆちゃんとななほちゃんと一緒にバジルの生薬をしている時間が本当に幸せでした。
あゆちゃんやななほちゃんといると、「もっと上手くやらなくちゃ」とか、変に焦る気持ちとか、自分を責める気持ちが不思議と薄らぎます。ななほちゃんの、等身大の雰囲気や、純粋に楽しんでいる姿、あゆちゃんの深く包み込んでくれるような会話の相槌や、作業をリードしてくれる姿に、私の心の中に入り込んでしまっていいる棘が少しずつ抜けていくようなそんな気分になりました。
私も、あゆちゃんやななほちゃんが見ているような世界をもっと知りたい。2人のように生きたい。
こんな風に思う気持ちが、人を本当に好きになる気持ちなのかもしれない、初めてそんなことを思いました。
最近ずっと慢性的に症状めいた不安な気持ち、心のざわつきが取れなくて苦しいけれど、今日は、そんな幸せな気持ちもたくさん感じられて嬉しかったです。
明日からの週末は、お仕事組さんもいてくれて、日中も一緒に過ごせるのがとても楽しみだし、精一杯できることを頑張ります。