8月12日(金)「帰りの車は、楽しい気持ちを乗せて ――空芯菜の草取り & バジルソース作り」

8月12日のなのはな

「これは何を植えとるんじゃ」
「空芯菜です!」
「なんで田んぼに植えとるんじゃ」
「乾燥していても育ちますが、水辺がだいすきで、田んぼの方がよく育つからです!」

 地域の方々が、興味を寄せて声をかけてくださる空芯菜。
 大きな細長い葉に、芯となる茎が空洞になっていて、収穫しているとポキポキ楽しい音が鳴る、熱帯アジア生まれの空芯菜。

 今日はそんな空芯菜畑、3日目の草取りです。
 あゆちゃんが畑まで送迎してくれて、午後4時15分に到着したわたしたちは、あゆちゃんが迎えに来てくれる1時間後の5時15分に、残り4条の畝間の草取りと、全畝の草集めを終わらせることを目標に、作業を始めました。

 

P8120059

 

 草取り1日目は出来るだけ綺麗にすること、質重視で手で草取りをして、取った草は肥料袋に入れていきました。
 2日目は、スピード重視で、三角ホーを使って、根ごと草取りをしていきました。
 そして今日は、三角ホーと手を使い分けて、草を抜いていきました。
 
 三角ホーで草取りをしていたときは、これはとっても速いと思ったのですが、質を落として、両手で草をとって行くと、こちらのほうが、最終的には草集めするときに、根に付いた泥が少なくて、肥料袋が重くならずに済むことに気が付き、三角ホーに負けないくらい――まるで手が十本あるんじゃないか、そのくらいの素早さで、みんなと草を抜いていきました。

 そうすると、畝間1条を、目標の20分で終えることができて、自分が草を抜いた畝間を振り返ると、空芯菜の緑が茶色の中に浮かび上がっていて、それがとっても嬉しかったし、裸足で田んぼの中に入るのは、暑い日にはとっても心地が良くて、特別な気持ちになりました。

 

P8120058

 

 草取りが終わって、今度は草集めです。
 草の量が多いので、あゆちゃんが事前に用意してくれた軽トラに、雑草の入った肥料袋をそのまま載せて、持ち帰って処理することを、よしみちゃんが話してくれました。
 どうしたら、重い肥料袋を、ストレスなく、大変にならないよう運べるか、みんなで最初に考えました。

 最初は、畝間1条に2人で入り、畝間の真ん中から端に向かって草を集めていき、軽トラのついている畔に向かって進む人は、そのまま軽トラと畝間を往復する方法、軽トラとは反対側の畔に着く人は、畔に肥料袋を貯めて、最後にみんなで運ぼうという作戦で動き始めました。
 しかし、進めているうちに、畝間の真ん中と、畝間の一番奥に入る人に分かれて、2人とも軽トラに向かって草を集め、そのまま軽トラまで運んでしまうほうが、重い肥料袋を移動させるにはストレスがないことに気づき、途中で作戦変更し、お互いに肥料袋が足りなくならないように気を付けながら、草を集めていきました。

 気が付けば、よしみちゃんが5時10分のタイムコールをしてくれていて、あと5分であゆちゃんが来てしまうと思うと、何とか間に合わせようと、また力が湧いてきました。

 

P8120060

 

 空芯菜畑は見違えるように綺麗になっていました。こんなに力いっぱい動いて汗もかいて、足も泥に浸っていると、このまま、この空芯菜畑で、いっそのこと泥んこ相撲をしてドロドロになってしまいたい! と思うほど、目標を持ってやると、大変である以上に楽しくて、5時15分という締め切りはとっても大事なものだったのだなと思いました。

 そして、あゆちゃんは約束の時間に、また行きと同じシルバーのキャラバンに乗って、わたしたちを迎えに来てくれました。
 まだ、少し草集めが終わっていなかったのですが、あゆちゃんが、「あと3分で終わらせよう!」と声を掛けてくれて、草を集められるだけ集めました。

 水がなみなみと流れている水路で、みんなと足を綺麗に洗って、車を汚さないように帰ります。
 行きは、終わらせられるかドキドキ半分、楽しみ半分でしたが、帰りは、とっても楽しかった気持ち一杯で、みんなと帰ってこられて、それがとっても嬉しかったし、畑が綺麗になったことも嬉しくて、また空芯菜がのびのびと育ってくれたら嬉しいなと思います。

(なつみ)

 

***

 

 ナスの畑でコンパニオンプランツとして育てていたバジルで、ジェノベーゼソースを作りました。
 滝川の畑で、ナスを害虫から守ってくれているバジルたち。ナスと共に、とても旺盛に育ってくれていて、ぜひバジルもたくさん収穫して、みんなで美味しく頂きたい! そう思って、先日、バジルをソースにしたい旨をあゆちゃんに伝えると、一緒に作ってくれることになりました。

 

IMG_7704
〈ナス畑で収穫したバジル。今日はソースだけでなく、りゅうさんが、珍しい「バジルの天ぷら」も作ってくださいました〉

 

 使った材料は、バジル、ニンニク、松の実、そして太白ゴマ油。太白ゴマ油は、生のゴマをそのまま絞ったものだそうで、ごま油独特の香りも無く、サラサラとしていました。ジェノベーゼソースには、オリーブオイルを使うイメージがありましたが、よりバジルの香りを活かすには、太白ごま油が良いそうです。
 保存性を良くするには、ソース自体に、塩などの味付けはしないほうが良いそうで、とてもシンプルな材料でした。

 バジルは水分を吸いやすいらしく、水っぽくなるのを防ぐために洗わずに調理。あゆちゃん、ななほちゃんと一緒に、バジルの葉を1枚1枚ちぎって、ボウルに入れていたら、家庭科室中にバジルの香りが広がり、それだけで幸せな気持ちになりました。

 材料を準備し、バジルの下処理を終えたら、あとはミキサーにかけるだけ。
 バジルは熱に弱いため、あらかじめ、あゆちゃんがミキサーを冷凍庫に入れてキンキンに冷たくしていてくれました。
 固いものから順に、ニンニク、松の実を入れて、ゴマ油を入れて一度攪拌。その後少しずつバジルを入れて、その都度ゴマ油を少量ずつ足し、撹拌していきます。

 

IMG_7730

IMG_7713

 

「お魚やお肉のグリル、パスタとか、ジャガイモに和えても使えるね!」
 夢を膨らませながらミキサーにかけていると、ソースの色がだんだんと濃い緑色になってきて、すごく美味しそうなジェノベーゼソースの出来上がり!

 念願だった、ジェノベーゼソース作り。みんなで頂ける日が、すごくすごく楽しみです。

(せいこ)

 

IMG_7734

 

***

 

P8120005
〈果物や野菜の収穫も、日々行っています。写真はスモモの収穫〉
P8120009
〈直径が7センチ近くにもなる、「太陽」という品種のスモモは、収穫がひときわ難しい作物かもしれません。熟れると、実全体が僅かにふんわりと柔らかくなる、その具合を手指で感じ取りながら、実をもいでいきます〉