8月11日(木)「雨上がりの眩しい黄色・スイカ割り大会 ● 作るぞ本格お化け屋敷」

8月11日のなのはな

IMG_0042

IMG_0005

 

 さあ、皆さんお待ちかねの、あのイベントがやってきました。その名も、『なのはなスイカ割り大会』!
 中庭に準備された2玉のスイカ。見た目は誰もがご存知の、ギザギザ模様の入ったスイカ。でも、中は割ってみてからのお楽しみ。
 やよいちゃんを中心に、スイカ担当のまなかちゃんやあきなちゃんが企画してくれた、なのはなスイカ割り大会、スタート! と思ったら、空が段々と暗くなっていき、突然の雨。

 ポツ、ポツと振り出したと思ったら、1分も経たない間に雨が本降りになり、「う~ん。スイカ割りできないの!」と誰もが首をかしげながら、空の様子を伺っていました。

 

DSC08156

IMG_0039

 

「あれ、少し雨が落ち着いてきたような……」
 誰かがそう言えば、みんなが声を揃えて、「うん、雨が止んできたね」「スイカ割り、しよう!」ともう一度、中庭に飛び出ていき、気が付いたら雲と雲の隙間から太陽が顔をのぞかせていました。

「天気も、みなさん、涼しい中でスイカ割りをしたらどうでしょうか? と思ったんだよ」
 お父さんのその言葉が本当にピッタリなくらい、あれほど蒸し暑かった空気が、一気に涼しくなり、スイカを割る気合も高まりました。

 

DSC08147
〈今日にこれほどピッタリな靴下があるでしょうか? 黄色いスイカの靴下でスイカ割りに臨みます〉

DSC08145

 

 スイカ割り大会は、全6チームで戦います。私は今回、お父さんチームに入らせて頂いたのですが、順番決めから胸がドキドキ。というのも、私はなのはなに来て何度かスイカ割り大会をしたことがあったけれど、スイカが割れたことが一度もなかったため、今回こそは、あの悔しさを胸にスイカを割りたいと思っていました。

 まずは、りゅうさんチームとやよいちゃんチームの対決。トップバッターはあゆみちゃん対みつきちゃん。
 お母さんとあゆちゃんによる目隠しの儀式により、スイカを割る人は手拭いで目を覆います。そして、3回まわって、いざスイカ割り対決。

 

DSC08209

DSC08214

 

 なのはなのスイカ割りは毎回のように、文句なしの名試合や名人などが生まれるのですが、今回はどんな戦いが私たちを待っているでしょうか。

 用意スタートの合図とともに前へと進んでいく2人の選手。目隠しをしたまま回転をすると、自分が真っすぐだと思っている方向が、実は50度以上違うということもあり、最初はあゆみちゃんもみつきちゃんも、自信を持って斜め方向へと進んで行きました。

 そんな時は、助けて声掛け!
 各チームから1人、誘導係が設けられ、誘導係の人はコンテナの上に乗って横から、声で誘導をします。もちろん、応援席からはスイカ割りを面白くする為に、間違った情報を提供することも、正しい情報を提供することもできます。
 果たして、スイカを割る選手はたくさんの声に惑わされずに、スイカの所までたどり着けるのか。

 1試合目は、あゆみちゃんがスイカをど真ん中で割り、真っ二つになったスイカの鮮やかな黄色が目に飛び込んできました。

 

IMG_0088

 

 なのはなでのイベントは、どれも本気の全力勝負。もちろん、勝っても負けても、見ているだけでも楽しい試合ばかりなのですが、誰もが心の中では、「勝ちたい」という気持ちを燃やしているのは事実です。

 私が特に印象に残っているスイカ割りサービス精神旺盛な選手は、のんちゃんとりなちゃんです。

 合図とともに大きく足を踏み出したと思いきや、のんちゃんが向かう先は相手チームのスイカ?
 会場中に笑い声が響き渡り、のんちゃんも目隠しをしながらも混乱している様子。結果的に、スイカは割れなかったのですが、観客席で応援をしていた私たちにとっては、何とも楽しい試合を見せてくれました。

 

IMG_0169

 

 そして、りなちゃんも同じく、ハキハキと斜め方向に進んでいき、誘導係のお父さんが、「右に50度」と言えば、竹の棒を90度以上右に動かし、「ああ、行き過ぎた。左に30度戻す」とお父さんが言えば、左に70度動かしているりなちゃん。

 私はりなちゃんと同じチームだったので、この先どんな結末が待っているのがドキドキしていたのですが、りなちゃんの動きを夢中になって見ながらも、お父さんが笑いながら頭をかいて、「違う、あと10度!」と言っている姿が頭に浮かんで、その空気や景色を感じるだけで温かい気持ちになりました。

 

IMG_0267

 

 そして、気が付けば私の番になりました。
 
 お母さんにギュッと目隠しをしてもらい、気持ちをスイカに集中させて、深く息を吸い込んで深呼吸。

 

IMG_0224

 

「ななほ、まずは7歩歩いて。それから、誘導するから!」
 お父さんの真剣な声に頷いて、竹の棒を持って3回まわると、あれれ?

 たったの3回なのに、目の前がクルクル。足がクルクル。
 内心、(こんなに目が回っちゃって、大丈夫かな?)と思ったのですが、お父さんの、「1歩、2歩、3歩……」という声が聞こえると安心して、このまま真っすぐに進んで行けばいいとその声が教えてくれているような気持ちがしました。

 7歩歩いた時、お父さんが、「あと1歩、右に大きく踏み出して、そこで蹲踞(そんきょ)」と声をかけてくれて、お父さんの声だけを頼りに、お父さんの声に身を任せるようにして身体を動かしました。

「よし、行け!」
 お父さんの声とともに、腕を高く持ち上げて、思いっきり腕を振り落とすと、そこには今までにない固くて、柔らかい不思議な感覚がありました。

 

IMG_0231

 

「わ~! 割れた」
 後ろからはチームのみんな、そしてチーム以外のみんなも一緒に喜んでいる声が聞こえてきて、目隠しを外して後ろを振り向くと、お父さんが、「割れたね。やったね」と笑っていて、とても嬉しかったです。

 初めてスイカを割ってみて、思っていた以上にシンプルで、爽快でした。

 そして、なのはなスイカ割り大会のトリを飾るのは、お父さん対ふみちゃんの戦い。
 私たち全員を的確に誘導してくれていたお父さんが、今度はチームのみんなの声を聞きながら、スイカを割る旅に出ます。

 

DSC08233

 

 お母さんに目隠しをしてもらって、クルクルと回転するお父さんの姿はとても優しくて、面白くてついつい、笑ってしまいました。
 そして、いざ出発。

 私が回転した時は、もう真っすぐがどこなのか分からなかったのですが、お父さんはまるで目隠しを通り越して目の前の景色が見えているかのように、迷いなくスイカめがけて進んで行きました。
 これは、スピード勝負との声も。

 そう、お父さんもふみちゃんも歩き方から潔く、蹲踞に入るまでの時間が誰よりも短いように感じました。
 
(お願い、割れますように)
 チームのみんなと声を揃えて、「お父さん、そこです!」と言ったと思ったら、次の瞬間、スカーンと黄色いスイカが半分になって転がっていました。

 

DSC08252

DSC08256

 

「やった~!」
 お父さんも私たちも、他のチームのみんなとやっぱり、スイカが割れると誰もが笑顔になります。例え、スイカが割れなかったとしても、誰かがスイカを割る時の力強い腕の軌道や、スイカを割った時の音、そして、綺麗に割れた黄色いスイカを見れば、とても満足感があり、心も身体もリフレッシュされるように感じます。

 なのはな産の採れたて、割りたて、黄色いスイカのシュガームーン。
 スイカ割りの後は、甘いスイカで水分補給をしました。

(ななほ)

 

IMG_0336

 

***

 午後は縁日準備をしました。私はお化け屋敷チームで、須原さんたちと山小屋に下見に行きました。
 山小屋から少し登ったところに、射的、ヨーヨーすくい、金魚すくい、シューティングゲーム、吹き矢の屋台が出ることになっています。そこから60メートルくらい登った縁日会場の一番奥、アトリエの中がお化け屋敷になります。

 

P8110017

 

 アトリエに入ると、以前の肝試しのときに作ったお札がドアに貼られているところや、鏡を見るだけで、もうすでに少し怖い空気を感じました。
 まず、アトリエの中の見取り図を作りました。アトリエの中は大まかに分けると2部屋になっていて、部屋の中に暗幕で仕切りをして、入り口から出口までジグザグに道順を作る予定です。
 昨日の作戦会議で、「和風呪い」というテーマに決まりました。4つのチェックポイントで1つずつ石のお札を集めて、その石に一文字ずつ書かれてある字でできる四字熟語を読み解くというミッションがあるお化け屋敷です。

 須原さんが、電球の明るさ調節としてかぶせるセロファンが、1枚か2枚かでも雰囲気が違ってきて、あんまり明るすぎると興ざめしてしまう、照明がとても大事だということを教えてくださいました。縁日はまだ暗くなりきらない夕方からはじまるので、窓から光が入らないように目張りをすると教えてもらいました。

 一筆書きの道順になるように、須原さんが一時的に壁を取り外してくださるところもあります。

 

P8110004

 

 お化け屋敷では、お客さんに触ってはいけないというルールがあったり、もし人間お化けになるときは、出口側からお客さんを驚かすと、出口の方に行けなくなるので進行方向と逆側、お客さんの後ろから驚かせるようにすると教えてもらいました。ちょっとしたタイミングの違いでその仕掛けが怖いものにも、つまらないものにもなってしまうそうです。

 須原さんがつきつめて考えていることがすごいなと思って、私もそうありたいと思いました。

 夜にはチームのみんなで話し合いをしたり、制作物を進めました。
 8月20日が本番で、ゲネプロ日、修正日があって、みんなを本格的に怖がらせられるように頑張りたいです。

(さくら)

 

IMG_9991
〈ヨーヨー釣りチームは、ゲームを面白くする「こより」の強度や材料の研究に力を入れています〉

IMG_9990

IMG_9994
〈射的チームは、飾り付けにかわいい風車を作りました〉